こんばんは。
「新嘗祭」、「霜月祭り」で調べてみてください。
不親切なようだけど、収穫祭は各地によってやり方がかなり違うんです。なかなかこういうもの、とはいいにくんです。
なお、ネット検索すると、遠山郷など、特定の地域の収穫祭の宣伝がほとんどなんで、『民俗学辞典』『年中行事事典』などという辞典類で調べた方が、概要をつかめます。
まあ、毎年旧暦11月ごろ、新しく実った稲穂を、先祖の霊に食してもらう、というのが第一義です。
なぜ先祖の霊かというと、日本および東アジア地域の農耕民族は、「祖霊信仰」といって、人は死ぬと神さまになって、その子孫に繁栄をもたらす、という信仰があるからです。
ただ、これも子孫がきちんと祭っている場合のことで、子孫が先祖の祭りをいいかげんにしたり、子孫が絶えてしまえば、その霊は、悪霊となって害をなす、と信じられていました。
だから、「家」、「氏」が重要視されるようになったのです。
なお、農耕民族だけでなく、狩猟民族にも似たような祭祀があります。
起源は、ちょっと私ははっきりした事はいえません。でも農耕の始まりとほぼ同時に起こったと考えるのが自然かな、という気はしています。
以上、ご参考になれば。