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EU、アジアにおける一方向貿易と、垂直的産業内貿易と水平的産業内貿易の違い
この2つの違いがうまく理解できません。通商白書なども見ても専門的なことばかりで・・・。わかりやすく説明してもらいたいです。できれば例なども挙げてもらえればありがたいです。
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- lostkid
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通商白書読んでみました。 ※この手の物を読むポイント:文章を追わずに題名にあるキーワードだけで想像を膨らませて内容を推測する、その後に文章読みながら、その内容を自分のイメージに合わせていきつつ自分のイメージを補正する。何故なら、彼らは簡単なものほど難しく書き、本当に難しいものは簡単に書く。でないと彼らは失業してしまう(右翼的発想)。 ※素人なので間違ってたらすみません。 ある労働集約的な産業(たとえば服)を取り上げると、 中国は労働者の賃金が安い、日本は労働者の賃金が高い。 この状況では、 日本人が着る服) 中国の労働者が機織り-(輸出)→日本 中国人が着る服) 中国の労働者が機織り→中国 ある資本集約的な産業(たとえばTV)を取り上げると、 中国は金が無いのでそんな難しい機械を作る工場が作れない、日本は金持ちだからハイテクな工場を作れる。 この状況では、 日本人が使うTV) 日本の工場が製造→日本 中国人が使うTV) 日本の工場が製造-(輸出)→中国 結果として、ある産業(財)を取り上げると常に一方向になる。 労働集約的な財:中国→日本(日本-×→中国) 資本集約的な財:日本→中国(中国-×→日本) しかし!!、実際には服も日本から中国へ、TVも中国から日本へ輸出されている。 これはひとえに、服といっても高級なスーツや浴衣があり、TVといっても「移りが悪いが安物のTV」や「白黒モニター」があるからだと考えられる。 この「高級スーツと普通の服」「普通のTVと移りが悪いが安物のTV」のように品質に違いがあるから双方向が成り立つのを垂直的産業内貿易。 この「浴衣と普通の服」「普通のTVと白黒モニター」のようにそもそも商品として違いがあるから双方向が成り立つのを水平的産業内貿易。 と深尾のおじさん達は呼ぶことにしてみた(だからそれがどうした、調べんでも分かるだろ、そんな事くらい)。 ---- 労働が相対的に豊富な国(発展途上国)では労働集約的な財を生産して輸出し、資本が豊富な国(先進国)では資本集約的な財を生産、輸出すると考える)。こうした考え方を単純に適用すると、二国間で貿易が行われている各々の財について見ると、必ずどちらかの国が輸出または輸入するという一方向のパターンになり、輸入も輸出もされる双方向の貿易が行われる財は存在しないことになる。しかし現実には多くの国の間において、同一品目について双方向の貿易が行われている。このことは同じ品目であっても品質や商品属性に差があることを反映しているものと考えられる。 深尾、石戸、伊藤、吉池(2003)は、東アジア域内貿易を一方向貿易(産業間貿易)、垂直的産業内貿易(品質により製品を区別)、水平的産業内貿易(商品属性により製品を区別)、に分けた分析を行っている。垂直的産業内貿易は同じ財に対する輸出と輸入の平均単価の格差が大きい場合(注226)で、品質の差を反映しているため、当事国間で要素賦存(労働者のスキル、技術)のきめ細かな差があると発生しやすく、水平的産業内貿易は平均単価の格差が小さく同様の品質で多様な財を供給し合っている場合で、商品属性を反映しているため、当事国に共通する嗜好の多様性を反映しているものと考えられる。