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日韓関係の悪化
日韓関係が靖国参拝によって悪化だとかいいますが、 関係が悪くなってどのような問題がありますでしょうか? いくら仲が悪くなっても、まさか日韓で戦争という事態は考えられないと思いますし(お互いの政府はそれぐらいの理性はあるでしょう?)・・・・ かといって、関係がよくなっても、自国の拉致被害者に対しても冷たい態度をとるという韓国政府が、日本の拉致問題の解決に協力するとも思えず・・・・ それなら、日韓関係がどうあっても、なにも影響がないのでは?と思ってしまいます。 そこで、関係悪化したときのデメリットと関係改善したときのメリットについて教えてください。
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「問題」といっても経済や政治など多岐に渡り、個々の問題がそれぞれ複雑なので簡単に「こういう問題がある」とは言えません。そこであまり一般的には語られない重要な問題をお答えします。 まず韓国は資源がなく地政学上の魅力もないため、膨大な国土と国民を抱え経済発展が著しい中国や、世界トップクラスの経済大国である日本、石油やガスなど膨大な資源を有するロシアと比べると、そしてそれらの国々が自国のためにお互いが必要不可欠なのと比べると、東アジアで占める地位が非常に低い国家です。極論すれば、過去から現在に渡って存在そのものに周辺国が価値を見いださない国が韓国であり、大国に翻弄され続けた韓国の歴史はこの一点から生まれています。 もちろん韓国と日本は経済的に密接な関係ですし、北朝鮮問題などでは欠かすことのできないパートナーです。しかし国交断絶によってそれらに影響が起きるとしても一時的なもので、中国への経済シフトやアメリカとの協力関係強化といったように、政治的にも経済的にも日本の選択肢はいくつも存在します。ですから基本的には韓国と国交を断絶しても日本に致命的な問題は発生しません。これは日本だけではなく東アジア各国も同じです。 しかし、韓国が「存在そのものに周辺国が価値を見いださない国」であるがゆえに、国交断絶には大きな弊害が発生します。それは中国の対日政策に韓国が「駒」として利用される可能性です。中国共産党は自由主義経済導入によって、もはや「反日」でしか国を統治することができません。そしてこういった反日政策が長く続かないことも理解しています。また、経済発展や北朝鮮問題、資源問題などでも日本と協力体制を組む必要に迫られています。 もちろん協力体制といっても対等の関係ではなく、あくまでも中国は日本をコントロールできる立場でありたいと考えるでしょう。その場合に自国では日本と手を結び、国交を断絶した韓国には「歴史問題」で日本を押さえつけさせるという手段が生まれるのです。仮に日本と韓国が一触即発の状態になれば「存在そのものに周辺国が価値を見いださない国」である韓国を切り捨てても中国に被害はありません。 つまり日本が東アジアで生きてゆくためには、韓国と国交を維持して中国の「駒」にならないようにしなければなりません。過去に韓国は中国やロシアなど大国の「駒」として利用されてきた歴史があり、現韓国政権の感情的な言動を見る限り目先の利益や感情だけで行動する危険性があります。そしてこれが日本にとって大きな脅威となる以上、韓国が「駒」になる事態はなんとしても避けなければならないのです。 なお経済問題について。 韓国の製造業は部品の大半を日本からの輸入に頼っている状態です。国交を断絶すれば韓国の製造業は壊滅的なダメージを受けますが、おそらくかなり高い確率ですべての製造拠点をコストの安い中国に移転し、国内産業は部品製造業を主体にするでしょう。そして部品の輸出先は、韓国と同じく部品の大半を海外から輸入している中国になるはずです。そうなると日本は中国という最大のマーケットを韓国と争うことになります。それを考えると、いまの状態を維持しておくほうが日本にとって大きなメリットになるでしょう。 国家間の関係は、政治学や経済学を含んだ非常に高度な事柄です。靖国参拝や反日運動、歴史認識などはそのごく一部にしか過ぎません。エキセントリックな出来事に惑わされず、試行錯誤しながら冷静に答えを見つけ出すことが重要だと思います。
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- hamaa
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韓国なんかはどうでもいいのですが。 中国は巨大な潜在的マーケットなので経済的に無視できません。 北朝鮮はいつ火病ってミサイルをぶっぱなすかもしれません。 残念ながらそういった位置関係に日本はあるのです。
お礼
ありがとうございます。 そうですね。韓国はミニ中国、または核兵器を持たない北朝鮮と考えれば、どうでもいいですね。 それなら、中国、北朝鮮のことを気にしたほうがいいと・・・ 現実的にはそうもいかないでしょうが、そんな気持ちになってしまいますね。
- deepinpact
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こんにちは。 >関係悪化したときのデメリットと関係改善したときのメリットについて教えてください。 質問者さんの言われるようにもともと関係良くないんだから別に大したメリットデメリットはないですよ。 しいて言えば韓流映画大好きな人だと韓国映画を観られなくなるとか、でしょうか。 むしろ韓国側のほうがデメリット大きいような気がしますね。 なんせ韓国映画や韓国旅行等で日本人の落とす金が韓国では経済上重要な位置を占めるんですから。 私は個人的に韓国を知っている部類だと思いますが(現地に3年程在住経験あり)、韓国旅行だって殆ど買い物かエステかの為に日本から大勢来てます。 大した観光地もないのに(いろいろと観光地を巡るツアーもあるようですが日本の観光地と比べると全然大したことない)ヨン様映画が撮影されたとか言ってバカみたいに日本人が来るんで韓国人はお金を落とす日本人に大喜びです。 あと同じような韓国映画ばかり観て何が面白いのかさっぱり判りませんが、韓国映画の収入もかなりの額らしいです。 しかし彼らは日本人に対しては反日思想が脈々と流れていますし、日本人がお金落としたからといってそう簡単に友好的になるわけではありません。日本人がお金を落とすから日本人に対して表面上優しそうな顔してるだけです。 この際いっそう国交断絶してみてはどうかとも思いますよ。日本側に対してデメリットがあるとは考えにくいです。 あと韓国とは関係改善しても竹島が日本に帰ってくる訳ではありませんから(竹島は韓国側の支配下にある)メリットはないと思います。
お礼
ありがとうございます。 「お金を落とすから好きになってくれ」なあんて言うつもりはありませんが、今の状態はちょっとつらいですよね。 「もう好きになってくれなくてもいい!」って言いたいですね。これって逆ギレでしょうか。でも、反日思想に対する反韓思想は、「反作用」で、力学的に避け得ない気がしますね。
- mmky
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どこの国でも考え方の異なる隣国と仲は良くないんですね。例えば、米国もキューバ・メキシコとは決してよくない。イギリスだってフランスとはいつも意見が異なる。だから遠方の利害関係の少ない国と同盟を組むのですね。日露戦争のときは日英同盟でしたね。つまり隣国とは領土問題などでどこもいざこざはあるんです。争いにでもなれば隣国同士は巻き込まれるのがいやで誰も助けてくれないんですね。だから遠い国と同盟して援助してもらうんです。これは外交の基本、「遠交近功」遠くと仲良く近くと争う。という備えなんです。これは今も昔も将来も変わらないんです。戦後、韓国は李ラインというのを海上にひいて徹底的に日本の漁船を拿捕したんです。そのときも日本政府は寛容でしたよ。うらまれようが何しょうがいつでも日本政府は韓国には寛容であったんです。日本にとって朝鮮半島は、ロシアの南下の防波堤以外の目的はなかったと思いますよ。ロシアも民主化されたので南下もないでしょう。だからいまや中国共産党の南下を防ぐ台湾ほど重要ではないので、つまり韓国次第なんですね。韓国が日本から経済面で利益を得たければ仲良くすればよいし、そうでなければ反発すればいいわけです。日本にとっては重要では無いんですね。むしろ統一後、北と南の統合軍事力のほうが脅威になるということなんです。
お礼
ありがとうございます。 内容とてもわかりやすかったです。 ただ、できれば所々、改行いただければさらにわかりやすかったかと思います。 さてさて、統一後のことですが、なんだか考えれば考えるほど得体の知れない恐ろしい気がしますね。 いっそのこと、日本の国益のために統一の邪魔でもしましょうか。
- toshi-tsugu
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戦前の「植民地(政策)」のためか、日本政府は「謝罪外交」を継続しているように思います。それに双方の政府・国民が慣れてしまっているような感じがします。一日も早く「健全な隣国」になることだと思います。そのためには、「日韓条約」での取り決めの時点に立ち戻り、主張すべきは主張すべきと思います。したがって、「メリット・デメリット」などを議論する以前のような気がします。 その後、新たに問題となった事柄については、国益を考えて双方で外交努力をするしか方法はありません。「竹島問題」、「漁業問題」など韓国の一方的な主張を容認しているような姿勢は、国益を損なうだけだと思います。 また韓国は戦前は日本領土の一部で、日本の対戦国ではありません。「日韓条約」締結時に解決した問題を蒸し返す場合、日本政府は毅然とした態度をとるべきかと思います。
お礼
ありがとうございます。 「毅然とした態度」とってもらえれば、どれだけスッキリしたことでしょう。 なんだか最近はそういうのも通り越して、 韓国が何を言おうが国旗を燃やそうが、お笑い芸人みたいに「どーでもいーですよ」というような、投げやりな気持ちです。
- at9_am
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日本と韓国の関係が悪化しても、実は日本はあんまり困らないのです。せいぜいが居心地が悪いくらいでね。困るのは韓国で、その証拠に「会談拒否」をしていた韓国の大臣が来日する事になりました。 貿易関係の事から言うと、韓国との国境を閉ざしたとしても、大して大きな市場でもなく、また韓国でしか産出していないものもありません。 例えば韓国からの輸入品として韓国への輸出は、日本の輸出額の7.8%、輸入額で4.8%程度なので、これが全てなくなっても大した大きさではなく、しかも大きなものは家電ですが、既に中国などへ取って代わられようとしてます。 隣国の役割は、経済的な話だけではなく、例えば災害時の救援などがあると思いますが、この意味で韓国は、世界中で最も当てにならない国の一つです。例えばインドネシアの津波の際復旧支援のための援助金を見栄のために増額しその後「値切った」ことなどは有名な話です。通貨危機の際も、韓国の事前の対応はお粗末であり、最終的には日本に泣きついてきましたが、日本が通貨危機クラスの危機に陥ったとしても、韓国は何も出来ないでしょう。 北朝鮮の脅威の防波堤である、という意見は聞くべき面もありますが、韓国軍が北朝鮮軍を抑えていたのではなく、在韓米軍が抑えていたという事実を考えれば、韓国との友好が北朝鮮を抑えるために必要だとは考えられません。 精々、困るのは六カ国協議ですが、元々日本は影響力があるものの主導的ではなく米国主導なので、日本と韓国の関係悪化(好転)がどの程度影響力があるか疑問です。韓国があのような態度をとるのは、反米・親北の現在の韓国の風が出ているのだと思います。 このように一つ一つ考えていくと、日韓関係の悪化の影響は「ごく小さい」と言えるでしょう。
お礼
ありがとうございます。 7.8%や4.8%が小さいか大きいかはちょっと判断が難しいのかなとも思いますが・・・その他諸々を考えても全体として影響は小さいということですね。 しかしそれじゃあ、テレビで騒いでいる人たちは何なんでしょうか・・・・
- bigskull2
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#2さんのおっしゃっていることも曲解です。まず「巨大な軍事国家」が出来あがるかどうかが疑問だし、どうして「嫌われることが備えになる」のですか?そもそも好きとか嫌いとかの問題では無いわけですし。 また統一に際しての経済的な負担も急激かつ短期間のうちに発生することは考えにくいと思います。 南は連合制、北は緩やかな連邦制と形は違いますが、2制度2政府という基本的な部分では同じで、1制度1政府の完全な統一は事実上の先送りにしているはずです。
お礼
ありがとうございます。 「そもそも好きとか嫌いとかの問題では無い」という言葉を見て思いました。 「報道などで語られる日韓関係って、実はこの好き嫌いの話をしているのでは?」と・・・・ これは想像ですが、反日、嫌韓を叫んでいる人を尻目に、ビジネスライクにやってる人は日韓貿易でぼろ儲けしているのではないでしょうか。 そう考えると益々、日韓関係について考えるのが馬鹿らしくなります。
- bigskull2
- ベストアンサー率22% (9/40)
一番のデメリットは日本・中国・アメリカ・韓国の対北朝鮮政策の連携に際して亀裂が生じるということです。 日本の中国や韓国との関係が悪いことが、日本が北朝鮮に対して強い姿勢で迫っていくことが出来ず、アメリカも強硬な姿勢をとろうとしない原因のひとつです。 考えてもみてください、「敵の敵は友」と言う言葉がございますが、中国や韓国で日本に対する反発が高まったら・・・?
お礼
ありがとうございます。 デメリットは亀裂が生じるということですね。 ただ、そもそも6カ国協議って、亀裂が生じまくっている印象がありまして、ちょっとピンときません。申し訳ありません。 また、日本が北朝鮮に対して強い姿勢で迫っていくことができない原因のひとつとして、韓国との関係が悪いことが含まれるというご意見ですが、 なんとなく解るような気もするのですが、正直に申し上げるとその因果関係がよくわかりません。(もし、お暇があれば補足をお願いします。) そして、これは報道を見ただけの印象ですが「敵の味方は敵」という言葉が頭に浮かびます。
- cse_ri2
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関係改善したときのメリットは、目先の課題としては六カ国協議での韓国 の態度ですね。 まあ、拉致問題で日本の肩をもつとは考えにくいのですが、北朝鮮の肩を もたずに中立でいてくれれば、十分だと思います。 それから、現在のノムヒョン政権が未来永劫続くわけではありません。 次の選挙ではハンナラ党が勝利する可能性もないわけではありません。 ハンナラ党は、比較的拉致問題の解決にも前向きですし、手を組むには 悪い相手ではないと思います。 今の段階で決定的に日韓関係が悪化すると、将来、ハンナラ党が政権を とった時にも、すぐさま友好的には成りにくいでしょう。 しかし、決定的な関係悪化さえ避ければ、将来に別の政権ができた時に、 いろいろとやりやすくなることは、事実かと思います。 ただ、No.2の方の回答にあるように、将来に韓半島が統一された時に、 その国が日本と決定的に敵対する可能性は、捨て切れません。 その時に備え、早く憲法を改正して、必要十分な自衛力を整備することが 必要です。 もっとも、韓国と北朝鮮との統合には、西ドイツと東ドイツの統合とは 比較にならない程の資金が必要となります。 韓国一国では、とうていその資金を捻出することはできず、自国の経済 発展で手いっぱいの中国も、全面的な支援はできないでしょう。 となれば、否が応でも日本に協力を求めざるを得ないのですが、ノムヒョン 政権の指導者たちは、その辺の事情をどう考えているのか、一度聞きたい ところです。w
お礼
ありがとうございます。 そのハンナラ党というところが、拉致問題の解決に前向きであり、しかも次の選挙で勝利するという可能性がちょっとでもあるということであれば、捨扶持のつもりで、「友好」を呉れてやってもいいですね。
- mmky
- ベストアンサー率28% (681/2420)
韓国と北朝鮮の統一というのは必ずいつの日か実現します。これは南北朝鮮の悲願ですよね。統一されたときを想像してみてください。対馬を隔てて数十Km先に巨大な核保有の軍事国家が出来上がるのですね。現在の韓国と仲良くしてもこの巨大軍事統一国家は、脅威とはなれ、友好国になるのは難しいでしょう。南北朝鮮とも日本と仲がよければそういうことは無いかも知れないが現実的には、なりようがないですね。逆に日本がどのように韓国を好きになろうと努力しても、韓国は南北統一のためにその逆をやるでしょう。悲しいけどそういうものなのです。今は、日本は韓国に嫌われるほうが統一後の軍事巨大国家への備えのためには良いことなんです。隣国との関係はいつの時代も簡単ではないんですね。
お礼
ありがとうございます。 ちょっとびっくりしました。「統一が必ずいつの日か実現する」ということを、ちっとも考えたことがないからです。 統一されたとするとその新国家は敵性が強く、いまの韓国もそのように扱うべきというご意見でしょうか。どうせ悪化する日韓関係に一喜一憂することもないということかな。 しかし、他の方も指摘されておりますように「嫌われるほうが良い」というのは、論理が飛躍しているように思われますがいかがでしょうか。面白いご意見ですので補足いただければありがたいです。
- phole
- ベストアンサー率15% (3/20)
ぜんぜん素人自信なしですが意見ということで。 ぼくも個人のレベルでは日韓関係どうでもいいです。ヨン様にも 興味はないわけですし。 庶民レベルの日韓交流の芽は当面ないでしょう。 ワールドカップでバーチャルに手をとりあったと見えて以降 変わってません。ヨン様だけが日本に文化流入し、日本文化は 韓国に拒否されてます。反日感情というやつです。靖国と同じ ベースです。 ただ国家間の関係、東アジアの同士という立場では友好関係が必要と いうことでしょう。あまりよく知りませんが。。 経済面・・輸出と輸入の相手国として米国、中国ほどでないにしろ 相当の貢献があるでしょう 安全保障面・・たとえば北朝鮮に対しては日本と韓国は一緒になって 北朝鮮に交渉している同士でしょう?韓国の在韓米軍がすぐそこにいる から北朝鮮は韓国に手出せないわけで間接的に日本はそのかさにはい ってるということもいえます。 本来の交流・・大昔から将来にむけてのパートナーシップの維持。いろ いろと日本も韓国から文化や技術などもってきてるでしょう。その 将来のレールも維持していかないといけません。 etc
お礼
ありがとうございます。 経済面などでそのような現状があるのは理解しうるのですが、やっぱりそれでも、それが関係悪化後(または関係改善後)にどうなるのかがわからないのです。 そもそも、私の思いとしては、「日韓は本当は相当に仲が良い。仲が良すぎて相手の一挙手一投足を気にしすぎているのでは?」というのがあります。
お礼
ありがとうございます。 確かに、あまり一般的には語られない事柄ですね。 それに、回答者様の視線は実に冷静ですね。 勉強になります。