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水素燃料は本当にエコロジー?

水素燃料で走る自動車がエコロジーとして注目されていますが、 燃料となる水素はどのように作られているのでしょうか? 方法によっては、本当にエコロジーなのでしょうか。 というのも、その水素燃料を作る際にエネルギーが必要になるので、 本当にエコロジーなのかな?と疑問に思っています。 たとえば水を電気分解して生成するにしても、 電気エネルギーが必要になりますから…。 地球上に単体としての水素は燃料として注目されるほど 多量に存在していないと思うのですが、 私が無知なだけでしょうか…?

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  • aburakuni
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回答No.4

仰る通り「水素を使うから水しか出ない」と言うだけでなく、「その燃料はどうやって取る」さらに「そのシステム・使用機器を作るのに何を使って何が出る」と言う全体を見なければ評価は出来ません。 その考え方をウエル・トゥ・ホイール(WTW,油田から車輪まで)と言って、それで何が優れたシステムかを評価するのが主流となっています。 水素は色々な方法で得られますが、製油所では改質(石油製品をより高品質化する過程)の為、かなりの量が原油から製造されていますので、現在の供給は多分そこから持って来ていると思われます。 その場合、当然炭化水素を分解して二酸化炭素を排出して水素を得るので、完全な環境対応とは言えません。 しかし、例えばメタンは二酸化炭素より20倍温室効果があるので、油田では放出せずわざわざ燃やして二酸化炭素にしている事を考えれば、製油所で水素を作るのはベストではなくてもベターな方法と言えます。 燃料電池はエコロジー対策として有効と言われるのは、主に効率が良いからという理由で、それは上記WTW率が良い事で評価されている訳です。

hunichi
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  • toboke
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回答No.6

No4さんのおっしゃる通りだと思います。トータルの効率で考えないとまやかしに引っかかってしまいます。 車なんかでは、水素を燃料電池で使えば、石油から水素を作ってそれを直接燃やすよりもトータルの効率が高くなるのでエコロジーというわけです。 ただ現在のところ燃料電池は高く性能的にもあと一歩ですが、価格が高いということはその製造にもエネルギーコストがかかっているわけで、そこまで含めた効率を考えなければいけません。その効率は今どのあたりまで来ているのでしょうか? これは太陽電池などでもいえることで、太陽電池では十年程度??使用しないと製造エネルギーが回収できないそうです。

hunichi
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noname#22237
noname#22237
回答No.5

少しだけ補足を No1さんが挙げている『光触媒による水分解』以外にも『光合成を応用した水分解』と言うのもあります。 (広く一般に普及するのはまだまだ先ですが) No2さんが言われているのは比較的古くからSFでは採り上げられていて“熱”こそが最終的な産業廃棄物だと言われています。 No3さんが例えに挙げられている電気自動車は実はガソリン車よりも早く実用化されています。 (時代的に言っても普及したとは言えないけどね) No4さんが言っているのは日本でこそ余り聞きませんが欧米では比較的浸透している考え方です。 (ちゃんと理解するのが面倒だから敬遠されているんです) 以上、お粗末さまでした。

hunichi
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  • ytrewq
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回答No.3

水素は単体としてはほとんど存在しません。 水素は別のエネルギー源から作る必要があります。 このように原料から変換されたエネルギーを二次エネルギーといいます。 たとえば、電気は代表的な二次エネルギーです。 水素はもともといろいろな原料から製造することが可能でしたが、最近の技術開発(特に燃料電池)によって、水素のエネルギー利用の実用化可能性が見えてきたため二次エネルギーとして注目されてきたわけです。 車をエコロジーににするためには現在のガソリンや軽油などの化石燃料の使用を減らす必要がありますが、その方法の一つとして、二次エネルギーの利用が考えられます。 車で太陽エネルギーや風力をそのまま利用することは困難です。なにか別のエネルギー媒体に変換して、燃料として車に搭載しなければなりません。 電気は利用時に一切の廃棄物を出さないので、極めてクリーンなエネルギーですが、貯蔵媒体である電池は重量の割りに、僅かしか貯蔵できず、大きなエネルギーを利用する場合は電線に繋がなければ実用になりません。このため、電気自動車は昔から研究されていますが、なかなか普及しません。 水素も今のところ貯蔵技術に問題はあるものの、電池に比べれば重量当りのエネルギー密度を高い状態で貯蔵できるため、実用化の可能性が高いということです。 つまり、水素が直ちにエコロジーなエネルギーであるというわけではありませんが、エコロジーなエネルギーの利用方法を広げることのできる手段として有効ということです。

hunichi
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回答No.2

私も同じような疑問を持ちます。いわゆる公害の最たるものは熱だという話を聴いたことがあります。地球で熱に変ったエネルギーが宇宙へ逃げていかなくなるための問題が一番大きいということらしいです。私はは熱よりお金が増えすぎて何もできないことになるのではないかと思っています。水素を燃料にする結果、お金が増えていると思います。このお金は再び環境を熱で汚染するために使われることによってさらに増えていきます。エコロジーの対象は実はお金なのではないかというのが私の素人考えです。

hunichi
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  • ex_hmmt
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回答No.1

太陽エネルギーで水素を得る http://www.jst.go.jp/kisoken/seika/zensen/02doumen/ ような研究があります。 また、水素を燃やす際の反応では理想的な状態では生成物が水だけであるというのもエコロジー的にはポイント。まぁ実際にエンジンにした場合、たとえばオイルとかいろいろ雑多なモノが混じって燃えますから、完全に水だけではないでしょうが、その場合でもガソリン燃やすよりはだいぶ環境に優しそうです。じっさいにどうなるかはきちんと普及型のエンジンが出来るまではわかりませんが。

hunichi
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