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統合失調症と麻薬の因果関係
麻薬を使ってなる精神的な病気と、統合失調症は一緒なのでしょうか?また、麻薬を使ったことが原因で統合失調症になる人はいるのでしょうか?
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まず、統合失調症ですが、これは脳機能障害で、適切な治療を受ければまず治る”病気”です。 しかし、麻薬を使用て出る作用は、あくまでも麻薬によって脳が蝕まれていくことで出る症状ですし、一旦麻薬を使用すれば、一生完治するのは非常に難しいものですので、全然違うものだと思います。 また麻薬をしたから統合失調症になるというのは、統合失調症の素因を持っていて、麻薬の作用の何かが引き金になって発症するということはあっても、麻薬をやったから統合失調症になる、ということはないと思います。 私は専門家ではありませんが、統合失調症に関しては今色々分かりやすく説明したものが出ていますので、そういうものを読まれては如何ですか? なにはともあれ、「麻薬」と言う言葉に引っかかりましたので、付け加えますが、麻薬は、ちょっと吸っただけだから、では済みません。身体から抜けるものでもなく、治療をしてもなかなか止められなくなる恐ろしいものです。気軽な名前と色で色々と出回るようですが、一度の経験など、軽率なことは絶対に止めましょう。
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- RMT
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麻薬で統合失調症になることはないと思いますが、覚醒剤中毒の症状はよく似ているそうです(幻聴、被害妄想など)。覚醒剤は実験動物で統合失調症のモデルを作るのに用いると聞いたことがあります。 また、覚醒剤によるフラッシュバックは数年後でも起こることがあります。もっとも、数十年後はどうか、までは知りません。 戦時中、覚醒剤は軍需工場などの作業効率をあげるために用いられたそうですし、昭和25年ごろまでは薬局で普通の風邪薬みたいに売っていて誰でも買えたと聞いています(いわゆる「ヒロポン時代」です)。その当時常用していた人たちは、今どうなってるんでしょう。
思い出したことがあったので付け加えます。#2です。 正確には麻薬ではないですが、幻覚剤の使用後ではフラッシュバックという現象があるそうです。フラッシュバックを称して統合失調症になると言われているのかも知れないと思ったもので。幻覚というのは似ているように見えるかもしれませんが、統合失調症の症状とはやはり別物でしょう。
補足
フラッシュバックは何年もたった後では起こらないと思うので、フラッシュバック=統合失調症ではないでしょう?
最近では麻薬常用者は単に誘惑に弱いからそうなるのではなく何か生物学的気質があるのではないかと言われています。麻薬を何回か使っても常用者にならない人も大勢いるからです。その原因のひとつとして、ドパミン活動が、常用者とそうでない人で違うのではないかということがあげられています。統合失調症の原因のひとつとしてもドパミン活動がそうでない人と違うのではないかということが言われています。両者を疾患としてとらえた場合、生物学的気質に共通点があるとしたら、麻薬常用者が原因で統合失調症に移行したと見える人がいても不思議はないと思います。でも、実際のところ麻薬が原因となって統合失調症となるというのはすごく疑問です。(私見では違うと思います。) 麻薬を使ってなる精神的な病気というのは依存性そのものだと思います。幻覚などの症状は似ているのかもしれませんが、統合失調症の人の苦しみとは別物でしょう。
お礼
麻薬が原因となって統合失調症になるというのはありえないということですね?ありがとうございました。
お礼
麻薬は単なる引き金でしかないということですね?ありがとうございました。