- ベストアンサー
特派員はなぜ署名入り?
新聞記事をみると、特派員の海外発の記事だけ、冒頭に【】で発信地と記者の氏名が入っています。他の国内発の記事は必ずしもそうではありません。仮に署名記事だったとしても、その場合は冒頭ではなくて末尾に()で記載されています。 どういう背景でこのようになっているのでしょうか? よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
基本的には、通信社の原稿でないことを示すため(つまり自社取材の記事であることを示すため)につけているようです。 二昔くらい前までは、全国紙の国内支局発信記事にも【】と発信した支局名が書いてありました。全国紙といっても、最初から全国で発行していたわけではなく、だんだんに発行エリアを広げていったわけで、発行エリア以外は通信社(戦前は同盟通信、戦後は共同や時事)の記事に頼っていたわけですから、こういう書き方が続いていたものと思われます。 ただ全国紙は最後発の読売新聞でも60年代から70年代には国内ニュースはすべて自社取材網で対応する体制ができあがり、国内ニュースで通信社の記事を使うことがなくなったことから、いつのころからか国内記事でこうした【】を使うことはなくなりました。その結果、通信社記事に頼ることの多い海外発の記事だけは、自社電を区別するために【】をつけている、ということのようです。 ちなみに、今でも地方紙の中には、東京支社発などの記事を【東京】で書き出すところもあります。
その他の回答 (1)
- k99
- ベストアンサー率47% (491/1025)
特派員という字をよっく見て下さい 特(別に)派(遣された)員です。偉いのです。 載っている記事もタダの記事ではなく 「海外特電」です。 少なくとも昔は海外に人をやって記事や写真を送らせるのは大変なことでした(そのものズバリ”海外特派員”という映画があります)。 また、当時は原稿送信にタイムラグが生じます(現在でも時差の壁は破ることが出来ませんので、日付が違う場合も)。 そうした観点から記事を目立たせるために普通に用いられないカッコ【】を使用するのではないでしょうか。 一方、国内原稿の場合、署名が付けられるのは普通の事実報道ではなく、分析やルポなど記者の主観が入ったものです。これは新聞が「中立」で「事実を伝える」ことになっているため、事象の発生を広く伝えるための記事は誰が書いても同じになる、という建て前があるからです(実際は違うが)。 また、全国紙では毎日新聞がほぼ総ての記事(小さい事件事故などは除く)に署名を付けるようになっています。地方紙では「十勝毎日新聞」(前記毎日新聞とは資本関係がない別の新聞社)が原則として署名を並記しています。
お礼
確かにそうですね。個人的には記事は署名入りのほうがいいだろうと思いますけど、実際に記者本人以外の手が入ったりするので難しいようですね。
お礼
なるほど、そういうことだったんですね。ありがとうございます!