「いかの塩辛」の食べ過ぎによって気になることは、塩分のとり過ぎです。
食塩摂取量の目安は1日10g以下です。
「いかの塩辛」に含まれている塩分について農林水産技術センターの調査では以下のような報告があります。
小樽市および札幌市のスーパーや小売店で販売されているイカ塩辛(特に低塩に関する表示がない冷蔵保存の製品)を10点購入し、製品100g当たりの食塩分を調べてみました。
今回の調査では、最も高かった製品で5.1g、最も低かった製品で3.6gとなり、平均で4.6gでした。
四訂日本食品標準成分表(科学技術庁資源調査会[1982])によると、イカ塩辛の100g当たりの食塩分は11.4gです。
また、平成7年に農林水産消費技術センターで行った全国のイカ塩辛製品の調査では、低塩に関する表示(「塩分ひかえめ」、「甘口」、「うす塩」など)がある製品では平均5.6g、特に低塩に関する表示がない製品では平均7.5gでした。
このことから、今回調べたイカ塩辛の食塩分は、平成7年の調査結果より低く、低塩化がより進んでいることが分かりました。
この事から「いかの塩辛」の塩分は100g中で5g前後ですから、思った程の塩分は含まれていません。
塩分を取り過ぎると、高血圧になりやすいと考えられています。高血圧は脳出血や心不全をもたらし、動脈硬化を促進します。動脈硬化が進むと、脳こうそくや狭心症、心筋こうそくを引き起こす危険性が高まります。
また、塩辛い食品の取り過ぎは胃がんを起こしやすくします。更に食塩の取り過ぎは、カルシウムの排せつを促す作用もあります。
「いかの塩辛」は毎日のことですから、食べ過ぎないようにしましょう(でも美味しいですね)。
野菜がお好きとのことですから、塩分を排泄するカリウムを沢山含んでいる含有率の高い食品、柑橘類,トマト,緑色葉野菜,バナナ,じゃがいもなどを特に食することをおすすめします。以上
お礼
ご回答ありがとうございます。 塩辛についての調査、大変参考になりました。考えていたよりも少なかったですが油断していたらダメですよね。 ちなみに私、毎日は食べていません。1度食べると止まらないのでたまにのお楽しみにしています! カリウムを多く食品も毎日食べているものばかりだったので安心しました。