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セブンイレブンの買収の件
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050923-00000040-mai-bus_all 記事を読んだのですが、よくわかりません。 (1)子会社なのにさらに株を買い進める意味とは? (2)100%株をもつとメリットある? (3)なぜ米セブンはTOBを拒否している? (4)米、日セブンは仲良しじゃないの? ほかにも裏事情などわからないのですが、詳しいこと知っている方いたら教えてください。
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No.1さんに補足です。 1)2) セブンイレブン・ジャパンは、資本の効率化(ROEの上昇)をマーケット(投資家)から求められていたと考えてよいでしょう。 (ここのところ、自社株買いを継続して行っています) その更なる資本効率化策として、米セブンイレブンへのコントロール強化とそのことによる利益率上昇とを狙い、完全子会社化を狙った買い進めを行ったと行ってみてよいでしょう。 なお、同社ニュースリリースをよく見ると分かりますが、現在持分72%、これを18%買い進めて90%にすると、”スクウィーズアウト”と呼ばれる手法により、100%子会社化が基本的に可能になります。 この18%を買うのに1100億円、すべてセブンイレブンジャパンの手持ち資金で賄うとの事ですので、 この点からも、無理をして賭けにでた買収ではなく、”資本効率向上の一環”と考える見方がシンプルかと思います。 (このあたりのはなし、どこかのブログで詳しく出ているかもしれません・・・) 3) セブンイレブンジャパンは、買い付け価格USD32.50/一株 を、発表直前の日の終値にプレミアムを乗せて決めていますが、 実は8月の値動きを見ると、これを上回った価格で推移しています。(USD35ぐらいまで値をつけている) 通常、こういったTOBの場合は、過去数十日or 数ヶ月の平均値に、一定のプレミアムを乗せることが多いので、今回の場合穿った見方をすると、セブンイレブンジャパンは「少しケチって」買い付け価格を決めた可能性があると思われます。 そこのところを、米セブンイレブン側のアドバイザーから突っ込まれているとみるのが妥当かもしれません。。。 4) 米セブンイレブンの株主にとっては、少しでも高く売るのが市場の論理に叶ったところでしょう。。。 (年金基金や、その他ファンドにとっては特に・・・) それを忠実に実行しているだけかと思われます。。。 両セブンイレブンの関係というより、買われる側の株主の論理、という見方をしたほうがよいかもしれません。。。 以上ご参考いただける部分あれば幸いです。
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- mac-san
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まず、(1)、(2)について 完全子会社化のメリットですが、今回の場合、小数株主がいるか、いないかに関係します。 おそらく、親会社の今後の方針と小数株主の意見が合わなくなると親会社の日セブンは考えていると思います。現在米セブンは9期連続増益で好調で株式も公開しています。しかし、親会社としては収益性の改善が不十分だし、グループ経営として無駄が大きいと考えているのでしょう。 そのため、大規模な投資を行い効率化し、グループとして成長性を高めたい。しかし、短中期的には米セブンの小数株主には痛い思いを強いることにもなるのでしょう。少数株主にも商法上の権利などがあるので、その調整に時間がかかり、親会社としては面倒だし、妥協しないといけない。こんなところでしょう。 (3)について ただ単にTOBを発表してから、市場価格が急騰し、TOB価格を上回ったからでしょう。吊り上げですね。 (4)について 仲良しでしょう。再建に手を差し伸べ、成功してきてるのですから。ただし、今回のTOB拒否は「買うなら高く買ってくれ」というアメリカらしいビジネスライクな話じゃないかと思います。
お礼
お礼おそくなりました。回答ありがとうございました。とてもわかりやすかったです。(4)はさすがアメリカという感じですね。
お礼
お礼おそくなりました。回答ありがとうございました。なるほどという感じです。スクウィーズアウトなんて言葉も教えてもらい一石二鳥でした。米セブンはセブンというより株主なんですね。