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「風と共に去りぬ」についてわかる人に質問

2回ぐらい見ました。 が、これが映画史上不朽の名作みたいに言われているのがまったくわかりません。 オハラがレッドバトラーを利用しまくるのは見てて不愉快だし、彼女は安野モヨコの「ハッピーマニア」の主人公の重田カヨコみたいで、とても軽はずみで不実な女性に見えます。 こんな女が暴れまくるのを延々見せられて、最後はレッドに振られて(当たり前だろ!)終わる。 もう、全然この映画の良さがわかりません。 あと、最後のレッド・バトラーのセリフ (正直なところ、どうでもいい=Flankly,my dear,I don't give a damn)が「映画史上、もっとも印象に残ったセリフ」として1位に輝いたのも意味がわかりません。 別に映画をコキ下ろしたいわけではないのです。 が、あまりにもわからないので、この映画の良さがわかる人、教えてください。

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  • isoiso0423
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回答No.7

こんにちは。 ボクもあの台詞がなぜ支持されるのかはよくわまりませんね。どうして有名な”Tommorow is another day”じゃないのかなぁと思いました。 ところでmacaco_1974さんの質問の書き込みを見ると、主人公にまったく共感できないのがこの作品を好きになれない理由のようですが、そもそも「好きな映画」と「いい映画」とは違うものだと思います。 登場人物に共感できないからといって、善し悪しを判断する批評家のような仕事をしている人たちが「悪い作品」と決めつけたら、おかしいことになっちゃうと思うんですけど。 実在した犯罪者や殺人者が主人公なのに、映画史に残るような名作も多いものです。 ところで「風と共に去りぬ」が支持されるのは、まず作られた1939年という年代にあると思います。 この作品が1980年頃に作られたものだったら、こんなには評価されていなかったのではないでしょうか。 それに支持しているのはアメリカの映画関係者がいちばん多いように思います。先の「映画史上の台詞」を選出したAFIも、見る側というよりも作る側にいるような人たちでしょうし。 作る側にとっては驚異的な映画なのだと思います。 特にハリウッドは他国の映画の作り方と比べるとプロデューサーシステムといって、全権利をプロデューサーが握っています。この作品のデビッド・O・セルズニックは伝説的なワンマンプロデューサーで、「THE MAKING OF A LEGEND: GONE WITH THE WIND」というドキュメンタリーを見て、あっけにとられました。 で、ハリウッドを支配する現役のプロデューサーにとってはこのセルズニックは憧れでもあるので、「俺もあんなぐあいに、好き勝手に超大作をつくりてぇ~」と支持するんじゃないでしょうか。 余談ですがソフィア・ローレンの夫としても有名な大プロデューサー:カルロポンティが60年代になって「俺もあんな映画をつくりてぇ」とMGMで作ったのが「ドクトルジバゴ」です。 ボク自身は劇場やTVを含め5回くらいは見ました。特に登場人物に共感することも毛嫌いすることもありませんが、マックス・スタイナーの堂々たる音楽、豪華なセットや衣装、再現は不可能にも近い大エキストラなど、総合的に見て、「いい作品」だと思いますけど。 ただもうちょっとストーリーの流れに「纏まり」が欲しかったと思います。 製作中にはセルズニックの意向で脚本家も監督も何人も変えられたそうで、先のドキュメントの中でも「脚本と呼ばれるものはセルズニックの頭の中にだけ存在していた」なんて言ってます。 これだけお金を掛けてむちゃくちゃですよね。 ついでですが、世界の映画監督が選ぶベスト映画という中でこの作品を挙げているのは、ジャッキー・チェンだけでした。

macaco_1974
質問者

お礼

ほうほうほう! 映画トリビアも含めて、読み応えのある返答、ありがとうございます。 一番最後の文章、笑いました。

その他の回答 (7)

  • noelle
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回答No.8

わたしはね、これ好きです! かなり前のことですが、中学1年のときに学校から授業で映画館に見に行って圧倒されました。#1の方のように原作は読もうと思ってて読んでなく、また続編は興味がありませんでしたが。 まず、スカーレットの強烈な個性が素晴らしかった。あんなにモテたら気持ちいいだろうなって。(笑)それにどんな境遇になってもそれに立ち向かっていく。バトラーはカッコいいし。。。 でもそれから20代でまた見たら、スカーレットの身勝手さに呆れ、メラニーは素敵な女性だな、と思いました。でも弱さが残念ですね。 ある先生(同僚)が、「あれはハーレクイン・ロマンスの原型だ」と言ってました。ハーレクインは読んだことないですが、つまりロマンチックな恋愛、ということかな。 失われ行くものの美しさ(父が言ってましたが)、失われたものは美しい、という美学があると思います。それから身近にいるうちは愛に気づかないけれど、失ってはじめてそれに気づく、というのが好き。たとえばフェリーニ監督の「道」。もちろん、フェリーニのほうが芸術的で素晴らしい映画とは思いますが。 ターラ炎上とか素晴らしい映像ですよね。でも赤い絨毯の階段をスカーレットを抱いて上がっていくところなんて、今見ると、気恥ずかしいですよね。 名作かどうかは別として、映画史に残る作品であることは確かでしょう。スカーレットはやはり魅力的と思います。

  • love_neko
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回答No.6

こんばんは。 私は#2さんと同様の意見ですね。 他の人が「ここがいい」と言っても関係ないと思いますよ。 どんな名作でもいい人はいいし面白くない人は面白くないでいいと思います。 ある人にとって駄作でもある人にとってそれが感動作であればそれでいいと思います。 #2さんの書かれているのを見てなるほど・・・と思いました。少し前に「思春期に見た映画が感動できない」という質問がありましたが、それもよくわかります。見方というものは多く見て、経験し体験していくことにより変わって成長していくものと思います。子供の頃おもしろくなかった映画が大人になって見ると面白かったことやその逆もあるでしょうし、いつ見ても感動する作品もあるでしょう。 人の感性は人それぞれ、2回見ておもしろくなかったらそれでいいではないですか・・・また見てみようと思った時に見て新しい発見があるかもしれないしないかもしれなというものと思います。

noname#14405
noname#14405
回答No.5

オハラがいやなら、メラニーに感情移入してみるとか(笑 主人公の性格が合わない、とちょっときついですねー。 これは「風と共に」に限らずどの映画でも合わないときついものがあると思います。私も「風と共に」ではないですが主人公の性格が気にくわなくて、これは本ですがトルストイの「アンナ・カレーニナ」は好きでないです。いちいち頭にくる(笑 友人で「いい、いい」という人がいるんですが、私はきらい。 それでいいんじゃないでしょうか。私は人それぞれ、と思うようにしてます。   私は「風と共に」はスケールの大きさ、そして最後はまあいろいろあったけど大地に帰っていくというところに感銘したり、そうです、あの映画でいちばん気に入ったのはバトラーのいい加減さ。私はバトラーが面白くて、あの映画が好きになりました。 ですんで、オハラは横においといて、別な人物を自分の中で真ん中に置いて見てみるとか?

macaco_1974
質問者

お礼

オハラはワガママ、男はヘタレ揃いって感じで、感情移入できないんですよねー(笑

  • ni2
  • ベストアンサー率9% (184/1856)
回答No.4

正直、特別に感動はしませんでしたが、演出などはすごいのだろうなと思いました。火事のシーンなど、この時代でこれを撮影するのは大変だっただろうな、などなど。オハラのしたたかで強く生きていく姿に感銘を受けた人が多いのでは?と思いました。この作品が賞を取った時代でも、まだまだ女性の社会的地位は低かったのですから。映画の衣装もなかなか凝っていたと思います。ストーリーの中で、とりわけ印象的だったのは、オハラがカーテン生地を使ってドレスを縫い上げ、それを着ているシーンです。これは笑ってしまいました。

回答No.3

ちょっと長くなりました(^^;)。すみません。 作品の内容そのものについてというより、作品自体のスケールの大きさ(簡単に言うと美術装置などに莫大な費用がかかっている、という意味)からの評価が、現在では大きいんじゃないでしょうか。 1939年の時点で、4時間近い上映時間、まだ撮影には使いにくかった総天然色(テクニカラー)での見事な撮影効果、火事の場面に代表されるような大がかりなセット、などなど、とにかく作品の出来として“立派”なんだと思いますよ。なにしろ、トーキー(映画の「音」です)だって、長篇劇映画に使われるようになって10年程度の時期ですから。 余談ですが、日本の著名な映画関係者たちも、当時、日本の勢力下にあった上海やシンガポールなどでこの作品を観て(もちろん日本国内では1952年まで未公開)、あまりのスケールの大きさに打ちのめされたという話が伝わっています。「こんな大作を撮るような国と、戦うのは無茶だ」と思ったとかいうのは、戦後になって作られたエピソードかもしれませんが(^^)。 そういう“映画の歴史において意味のある大作”という面を除けば、ストーリーやキャラクター設定などは、力強いけれども図式的&通俗的かもしれません。また、本国では、アフリカ系アメリカ人とその状況に関する描写などが(たとえ原作がそうなっているのだとしても)、現代の視点からすると、大いに批判の対象になったりすることもあるようです。 特に、スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)の役をまったく許容できないならば、かなりキツい3時間52分でしょう(笑)。でも、善人/聖女の見本のようなメラニー(オリヴィア・デ・ハヴィランド)が、たとえ全面的に肯定はしないまでも、ずっとスカーレットのそばに居るということで、スカーレットにもひとを惹き付ける、何らかの魅力があったんだろうな…とは、考えられないでしょうか。もちろん、まずは、とんでもなく美貌である、というのが彼女の一番の魅力なわけですけど。(原作の冒頭では、ちょっと違うように書かれていますが…) -------- ちなみに、一般的な“映画ファン”からの支持は、今でもかなりあるでしょうが、批評家が選ぶ「映画史上のベスト」では、この作品はほとんど選ばれないと思います。 アート・フィルムではないから? いえ、別に娯楽色が強くても、アートとエンタテインメントとの高度な結合という意味で『雨に唄えば』や『めまい』などは高く評価されているわけですし、「映画史上のベストワン」の常連『市民ケーン』も、内容そのものは、通俗的と言えないこともないですからね~。

macaco_1974
質問者

お礼

1939年?! 私の親が生まれるよりも前に製作されたんですね! すげっ! 技術やスケールの大きさで名作と呼ばれるようになったっていうのも共感します。 ケビン・コスナーの「ダンス・ウィズ・ウルブス」も、映画自体はつまんないのにスケールのデカさだけで立派な賞を取ってたし・・・。

  • 446kun
  • ベストアンサー率8% (2/24)
回答No.2

「風とともに・・」について、どこが良いとかの話ではないのですが、 映画に限らず、劇でも、本でも、絵でも、歌でも何でもそうですが、これがこういうしかじかの理由でいいのだと説明されても、おそらくすぐに「ああ、そうか。それじゃ私もいいと思うわ」などと納得することはないと思います。 それに、感じ方は人それぞれですし、人にとっては良くても、他の人にとっては必ずしも良いとはいえないことも当然あります。 ただ、それを見て、それがどんな風に自分に映るかについてですが、これは経験により次第に変わってきます。 たくさんの物を見ることによってです。良いものも、そうでないものもたくさん見ることです。 そうるすることによって、それぞれの違いが分かってくるし、その違いが自分でよいと感じる違いなのか、良くないと感じる違いなのかを蓄積していくのです。そのときに他の人の感想をちょっぴ加えてみるのです。 たとえば、映画を見て、感想を何かに書いてみてください。 それから色々と先ほどの蓄積をして、何年か(何ヶ月でもいいかな)して、もう一度同じ映画を見て感想を書いてみてください。 自分でもびっくりするくらい、感想が成長しています。

noname#15782
noname#15782
回答No.1

すっごく大好きです。 世間では酷評されている続編までもを含めて、何回か読みました。 私がこの作品を好きな理由は、多分、スカーレットの『人として誰もが 持っているのではないかと思える、でもみんな上手く隠して生きている というような、ちょっと汚らわしい欲望を、思い切り表現している性格』 にあると思います。誰も『やりたいようにやりたいけど、後々の事を 考えて自重しよう』というような理性が、歯止めにならずに堕ちて行く スカーレットに、歯がゆさを感じながらも引き込まれてしまうんですよね。 私もこの作品中のレットバトラーのようですね^^; 名うてのレッットバトラーも、スカーレットに翻弄され、疲れ果てた末に このセリフだというのがまた涙を誘うのです。大人の男の哀愁を、強く 感じます。 他には、映画ではあまり目立った扱いではなかったかもしれませんが、 出てくる『料理』のおいしそうな表現や、昔のアメリカ南部の文化、 アイルランドの文化など、とても興味深い部分がたくさんありました。 大好きな作品、映画ですが、そう思われない方もいらっしゃるのだろう なぁと悲しくて、わかっていただける説明にはならないかもしれませんが お邪魔しました。 本当に大好きです。

macaco_1974
質問者

お礼

なるほどー。 あなたは女性だから、オハラに感情移入できて、私は男なので、レッドバトラーに感情移入していたようです。 「コイツ、なんでこんなに利用されて平気なんだろ?」 ってレッドとオハラの両方にムカついていました。 ちなみに、うちの母親もオハラが大好きなんですよね。 女性は、ああいう生き様にあこがれるんですね。 松田聖子なんかも、男からしたら「ケッ」って感じですが、女性ファンはたくさんいますし・・・。

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