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紅の豚
素朴な疑問なんですが、どうしてポルコは豚になったんですか?作品中ではあまり触れられていなかったようで。最後の場面で人間に戻ったような~って感じで終わっちゃったんですけど、実際のところどうなんでしょうか?
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- ingmal
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ポルコは何故ブタになったのか?考え方は色々あるとは思いますが、これは自分なりの考え方です。 ブタというのは「醜さ」の象徴のようなモノで、自分だけ戦争で生き残ってしまったという、どう仕様もない罪悪感から、現実に目を背けて生きていかざるを得なくなったポルコへの戒めというか、そんな単純なコトのような気がします。 秘密の隠れ家で計らずともフィオに対して、その現実を口にし目を向けた刹那、一瞬人間の顔に戻っていたあのシーンが裏付けていたような気もします。 ドッグファイトの後の、ポルコが人間に戻ったようなニュアンスで終わるラストシーンですが、まあ、あれはああいう風に終わるしかないのかな?という気もしますが(笑)、何となく宮崎さんがこちら側へ対して「ポルコは人生をやり直そうと思ったと思いますか?」と問いかけているような感じも受けます。そのくらい曖昧な終わり方でした。まあそれが宮崎スタイルとも言えるのですが。 最後「私たちの賭けがどうなったかは秘密」というフィオのナレーションで終わりますが、個人的にはポルコは又ブタにもどって1人飛行艇に乗り、紅の夕暮れに黄昏れている・・・オトコというモノは結局ズルい生き物だと宮崎さんは思っているような気がします・・・。
- QOK
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何度見てもおもしろいですよね。 パルコは兵士としての殺戮に嫌気がさし軍隊を離れたというのは 容易に察しできるのですが、と同時に平凡な世界には戻れなかった。 しかし、少しコメデチックに描かれているけど海賊どもは許すことができず、戦いはやめられなかった。 また軍隊を離れたのはいわゆる戦犯でお尋ね者として、逃げることも必要だった。しかし、愛する人もいた。 世俗に戻れば彼女も、危険にさらされる。 「あっしには関係ないことです。」と、いいながら旅を続ける「木枯らしもんじろう」を、思い出します。 ただパルコは戦闘機乗りだから秘密の島があった。 あの戦いは(空中戦)は、ロバートレッドフォードの「素晴らしき飛行機野郎」 そのものですね。 人であることをうらんだとき豚になり、空中戦と少女の出会いで、本当は 一緒に暮らしたい人がいることを想いだし、ふっと人にもどった。 豚になる魔法は「となりのトトロ」と同じように不明だけど、それがまた 宮崎作品なのでは?