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非抜歯の歯列矯正治療について
32才、女性です。 歯列矯正をしようかどうか迷っています。 どなたか経験者の方で、成人矯正をなさって「失敗したなあ」などと思ってらっしゃる方はいらっしゃいますか? 又は、逆に「いや、絶対やって良かったよ!」と思ってらっしゃる方、宜しかったら、体験談、ご意見をお聞かせください。 又、特に非抜歯で矯正された方のお話も、お待ちしております。 よろしくお願い致しますm(_ _)m。 【もともと前にビョコッと出た大きい前歯と八重歯(右)をもっているのですが、 それ自体は別に気にはならなく、噛み合わせも良かったので、むしろ自分の一部として愛着を持っているくらいだったのですが(欧米では八重歯は嫌われるようですけどね(笑)、ここは日本、本人が気にならずに機能的に問題無ければそのままでいいって思います)、 24才で左親知らずが生えてきてぐいぐいと歯列を押して以来、歯並びが変わってしまい、見た目的にも顔型が微妙に悪いラインになり(かなり左側の歯列だけが全体的に前へ出た感じ)、噛み合わせも以前と比べると明かに悪くなってしまい、肩こりが起きたり、疲れると左側首筋が辛かったり、最近は左顎関節に痛みも起こるようになってしまいました。 又、これは因果関係がないのかもしれませんが、肩の位置が左右ずれたり、背骨が少し横にずれるなどの、症状も現れるようになった気がします。 自分の元々持っている歯列への愛着と、そうも言っていられない口元の違和感(実際唇を左側の歯が押すので普段でも気になります)、との間で揺れ動いています。 矯正をするなら非抜歯で、と思い、本も出されてる銀座コ○歯科の先生にかかろうかと、思っていますが、「成人になってからの歯列矯正は百害あって一利無し」、という歯医者さんの話を聞いたりして(長い年月かけて習得した咀嚼のシステムを壊すべきではないというのです)、ものすごく悩んでいます。】
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歯科医師であっても矯正認定医ではないのですが、一応矯正経験者(治療される方も診断する方も)としてかきます。 「長い年月かけて習得した咀嚼のシステム」が、heko-piさんの場合、親知らずによって自覚がでるほど壊されてしまっているので、矯正治療を考えてもいいと思います。体のゆがみも関係あるかもしれません。 完成された歯列が親知らずの圧迫によって崩れた場合、元の噛み合わせに戻したり、新たに良い噛み合わせを作ろうとすると、臼歯部を後ろに移動させる必要がでてくることが多いです。歯の後方移動は人工的に力を加えないとおこりません。つまり、矯正治療によって後方に移動させて噛み合わせを作っていくことになります。 ここで、非抜歯を希望されているようですが、文面から予想するに非抜歯治療は難しいのではないでしょうか?まず、圧迫要因となった親知らずは抜かれると思います。更に、もともと片側八重歯だったということなので、歯の横幅合計の方が、顎の骨の歯が並ぶ部分の長さより大きいと予想されます(この判定には歯型を取ったりして精密な計測が必要です)。歯が収まるには狭いところに無理矢理並べようとすると、gomuahiruさんが言うように、歯が斜めに出っ張った開いた形になってしまいます。これでは歯を抜かない目標は達していても美貌台無しです。抜歯するかどうかきちんと判定してから矯正治療をしてもらえるところに行きましょう。 成人の矯正は自己管理が非常に難しいです。自分でどれだけうまく磨くかに成功、失敗がかかってきます。10代に比べると炎症が起こりやすく、その為に矯正治療が中止されることもしばしばです。矯正装置が入ると驚くほど歯と歯茎の間が磨きにくくなります。しかも唇の内側などが歯茎に触れなくなる分歯肉のマッサージが不足してきます。このため、一日のうち合計30~40分はデンタルケアに使うことになるでしょう。 また、社会的にも接客業務があると見えるところに装置があるのは抵抗があるかもしれません。実際に歯の移動は表側に付けるブラケットを使う方が効率的です。内側につけるので見えずにすむリンガルアーチというのもあり、良い宣伝もあるけど効率はやや落ちます。 矯正は、診断→移動→保定(出来上がりの場所から動かないよう落ち着かせる)というステップで進んでいきますが、成人だと移動まではうまくいって3年ですんでも、保定に5~10年かかったりします。 まめにケアできて、まめに通院できる状況なら、身体症状の改善も期待して矯正をおすすめします。 自分が中高生で矯正していたときも管理の難しさを痛感しました。 今は頑張った甲斐があったと思っています。 それより大変な成人矯正の自己管理ができる人って、きっとダイエットでも禁煙でも禁酒でもできる立派な大人なんだろうな、と尊敬します!
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- gomuahiru
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自分自身も矯正経験者で、歯科助手の経験も持つ者です。 私は子供の頃(10才~12才)に受け口と歯列の矯正をしました。 大分昔のことなので今のようにいい装置ではなく、歯の痛みもありましたが、最終的にほぼ見苦しくない歯並びにすることができました。 私の場合も前歯がビーバーのように大きかったので、便宜的に小臼歯を一本抜いています。(本当はもう一本抜けばさらにきれいに並んだのですが、なんせ子供で我慢が出来ず、逃げ出してしまったので) 今は、便宜的に健康な小臼歯を抜くことに抵抗のある歯医者さんが増えているようですね。確かに抜かずに済めばそれにこしたことはないですが、中にはどうしても抜かざるを得ないケースもあります。(顎のライン、口中のスペースの関係) 私の勤めていたところでもそれは結構ありました。 装置が近代的になっても、それは昔から変わらないのだと思いました。 知人で、「非抜歯の歯科矯正」を高い値段と年月をかけて行いながら、仕上がりはこんな風ではなかったーと非常に後悔している人がいます。 抜かないで、無理矢理全部の歯を重なることなく並べようとすれば、それは当然前の歯の並んでいたライン上では無理ですよね? 彼女の場合、結果、抜かずに並びましたが、口元が前へ突出した形になって、泣くに泣けない外観になってしまったのです。 こんな仕上がりなら、やらない方がよかったと言っていました。 歯並びがかなり良くない状態でしたら(それは矯正の先生に判断してもらわなくてはなりませんが)非抜歯はおすすめ出来ないです。 矯正も子供の時にやった方がいい場合と大人になってから(永久歯がすべて出揃った状態)の方がいい場合とあります。 三十過ぎても沢山の方が矯正していらっしゃいますし、子供と違って、直そうという強い意欲と自覚がある分、むしろいいのでは?と思っています。 ブラケットとワイヤーで歯を固定しますので、歯磨きがしづらく、「虫歯」を作らないための徹底した歯磨きが必要になってくるというのも考えておかなくてはなりません。装置をつけたらそれで終わりーあとはいっさいお任せというわけにはいかないのです。 矯正をうたっている歯医者さんは多いですが「矯正学会の認定医」の先生というのは数は少ないはずです。 歯医者さんを選ぶ時にそのようなことも考慮に入れて見て下さい。 下は矯正について基本的なことが詳しく書いてあるページです。
お礼
お礼が遅くなり、申し訳ありません(他の病気でバタバタしているもので・・)。 そうですか、「非抜歯だと仕上がりが出っ歯ぽくなって不満足だ」という話は前にも聞いた事がありました。その人の顎の大きさと歯並びの状態によって、違うのでしょうね。実は、銀座の非抜歯矯正の先生のところへはもう相談にはいったのですが、最初の診断で「非抜歯で大丈夫ですよ」とのことだったんですけど、お金のかかる精密検査の前で、又決心がゆらぎ始めてしまい、「一旦時間を置きましょう」ということになったのです。非抜歯で矯正した当の患者さん達の治療後の実際の声というのが聞いた事がないので、本当に大丈夫かどうか、自信なくなってしまったのです。アドバイスありがとうございます、もう少し考えてみますね。
お礼
アドバイス有難うございます。専門家の方々からお話を伺えて、うれしく思います。そうですね、親知らずによって崩れてしまった咀嚼システムだから、新たな力を加えて元に戻す、より良くする、道をとるのがベストなのかも・・。 上の私の質問文を読み返して見ると、ものすごく歯並びが悪いように思えますが、これが微妙で、すごくひどいでもないんです。すごく微妙なところにいます。ホントに左の親知らずさえ押してこなければ、少しピョコピョコしてる位でこのままでもいいや、と思う位でしたから。 それが左側だけが前へずれ込んでしまってつらい(確かに左はつらい)、という感じなのです。だから、そろっていたウサギ前歯も、左側だけが押されて前へ更に突出して来てしまった感じです。 カタポコしたり、右の八重歯などむしろ気に入っていた位なので、ホントに「左側の変わってしまった歯列だけ元に戻してください」と何回か相談してみたのですが、どの病院でも「どうせなら全部なおした方がいい」、と必ず言われてしまうので、それは諦めてきた、という感じです。ほんとにずれた左側だけを元に戻してもらえれば私的にはいいんですけど・・。「八重歯を残してください」なんて人は今まで居ない、と言って笑われてしまうのですが・・・。 左の親知らずは生え切ってしまった時点で既に抜きました。他の埋没していた3本もその時一緒に抜いてあります。(生え初めの時に早く抜けばよかったんですけど、運の悪い事に母の病気、看病と思い切り重なってしまい、それどころではなかったのです。気付いたら生え切ってました) なので、gomuahiruさんへのお礼の欄にも書きましたが、銀座の非抜歯の先生に相談した時は、非抜歯でいける、とのことでした。でも、他の病院では、「上はいけるが下顎は5ミリ足りない」と言われたり、「上も下も足りない」と言われたり、先生によって診断が色々です。 あと、28才のときに、噛み合う点が少なくてほんとにしんどかったので、噛み合わせ専門の先生に、高さを調節するために歯にプラスチックを盛ってもらい、顎がずれた状態なりに歯は噛み合うようにしてもらってあります。 なので、この間「一般の人の噛み合わせが50点だとしたら貴方は40点」と言われたりして、噛み合わせがものすごく悪いでもないのです。 でも、前とは違ってずれた状態での噛み合いなので、やはり顎の痛みもありますし、口元もつらいし、見た目も以前と比べたら納得できるものではありません・・。 この微妙な感じなので、なかなか矯正できずに迷っているのだと思います。 ものすごく悪ければ「なにがなんでもやる!」って思えるのでしょうが・・・。 この状態で、専門の先生にかかりながら、なんとか騙し騙しやっていくか(顎の緊張を緩める体操したりとか・・)、 それとも、思いきって今までの自分を捨てて矯正にチャレンジして新しい自分になるか、ですよね・・。(あーでも矯正後の自分の顔とか、ホントに噛み合わせも良くなるのか、とか、心配です!!!( ̄o ̄;)) アドバイス、本当に有難うございます。お礼が長くなってしまい、すみません・・。 (どうしても小臼歯を抜くのは嫌なので、非抜歯でやる決心が出来なかったら、このままの歯列で生きていこうと思います。)