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民主、単独過半数による政権交代と解党的な敗北、このギャップは

タイトルの通りです。 解散時高い目標からスタートし、終わってみたら解党的敗北を決したギャップの差の大きさに驚いています。敗因について皆様のご教示をいただきたくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ipa222
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回答No.3

今回の結果は、解散時点では誰一人予想していなかったと思います。 小泉さんが一番楽観的だったと思いますが、解散前勢力の維持ができるかどうかと言うところだったと思います。 その時の状況を振り返ると、、、、 春から始まった郵政民営化の議論で、自民党の党内は分裂。 郵政民営化法案は、自民党内で了解を得られず、国会に提出されました。 国会では、自民党議員が激しく法案を批判しました。 民主党は、党内には結構郵政民営派議員がいたし、自民党の族議員と連携しているというのもまずいので、高みの見物作戦に出たのです。 国会での民主党の作戦は、郵政省内にシンパがいて、省内の重要書類等を入手し、それをもとに法案や、竹中さん個人を叩くと言うことでした。それは一定の成功をおさめました。 民主党は解散はしないという前提で行動していたと思います。 解散しても、自民党が自滅するだけだから、自分たちの「正しい」政策を訴えれば、これまでのように躍進するだろうとの油断があったと思います。 世論調査等でも、国民は郵政民営化以外に重要な課題はある。 郵政民営化には直接利害は無いので関心が無い。 という分析でした。 それで、郵政民営化は触れず、より関心度の高い年金一元化等を中心に選挙戦略を立てたのです。 しかしふたを開けてみれば、小泉さんは一点突破の「香車」 民主党は「銀」や「金」でした。 はりねずみのように政策集をつくったのですが、国民はあまり関心を持ってくれませんでした。 なぜなら、文章を読んでもイメージがわかないから。 国民は、改革することで一番大切でかつ困難なことは、利害の調整であるということは、感覚的に理解していました。 何か新しいことをやろうとすると、必ず誰かの利害にひっかかって、反対される。 それを乗り越えるのは、強い意志と、強引な行動力と、使命感だと。 民主党は、そうしたマッチョな相手に対して、作文で勝負したのです。 作文は誰でも書けます。作文の善し悪しで改革ができるなら、誰も苦労しません。 又、本物の改革は、悪い人が反対するはずだということも、国民は経験で知っています。 悪い人が満足げな顔をするような改革は偽物なのです。 そうして、改革をする小泉さん 改革を邪魔した岡田さん とのイメージが日に日に濃くなっていったのです。 民主党の敗因は他にもあります。 軍事用語で、兵力の随時投入という言葉があります。 苦戦している友軍に、少しずつ援軍を出しても次々打ち取られるので、逆効果なのです。援軍を出すなら一気に出さないといけません。 岡田さんは、選挙戦終盤になって、やっと公務員の実質的な人件費の削減や、郵政民営化の妥協を口にしました。 しかし国民は、よけい混乱しただけで、古くからの支持層からも嫌われてしまって、よけい票を逃がしました。 途中で変えるなら最初から変える。途中でかえなければならないシナリオは最初から使わない。という原則を忘れていたのでしょう。 そして、当日、一気に崩壊したと言うことです。 郵政の民主党系の労組は加入者が8万人程度らしいです。 その8万人の機嫌を取るために、70人近い現職の議員を落選させてしまったのです。 民主党は労働組合を取って、国民を捨てた。 これが敗因です。 次、国民の支持を得たければ、民間の労働組合、自治労、日教組が激怒するようなマニュフェストをつくるべきですね。 小泉さんよりも激しく、現実的で、実効性があるものを。 しかし次は参議院選です。 団体主導で行う参議院選は、族議員量産選挙になります。 そこでどのような選挙をするのか? 非常に難しいですね。

yoshidaka
質問者

お礼

ご返事ありがとうございます。 ご賢察に敬意を表します。 真珠湾攻撃に酔いしれ、大戦中、既に連合軍によって解体をシュミレーションされていた旧帝国日本軍の様ですね。

その他の回答 (6)

  • sha-girl
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回答No.7

前回民主党に投票しましたが、今回は同党に投票しなかった者です。 民主党に投票しない事は解散時に私の中で結論がでていました。 その理由ですが 仮に民主党が政権をとって、同じように郵政民営化法案を提出したら 結局、自民党と同じように内部分裂する可能性があると思ったのと 今の郵政法案は確かに骨抜きですが、現状では仕方の無い妥協案だと思ったからです。 むしろ民主党にはこの法案に賛成にまわってほしかった。 (#6B-1BLancerさんの意見とほとんど同じで、何でも反対にしか私の目には写りませんでした。) あと、前回からですがマニフェストに載っている 高速道路無料化案はどうかと思います。 民主党の党首は前原さんに決まりましたが 雰囲気的に前原さんも岡田さんと同じ感じがしますね。 個人的には官さんの方が良かったかも。。。 前原さんの言う 「土曜学校制度を義務教育全体に広げる」とか「9条2項は削除すべき」には同調できかねます。 今の状態だと次回も民主党に投票する事はありませんね。 郵政法案に反対した民主党は小泉さんの術中にはまったともいえますね。私も含め、、

yoshidaka
質問者

お礼

ご返事ありがとうございます。 成る程、そうですね。 党首選にあたって敗因の原因についてもっと声を大にして国民に反省のメッセージを表明してもらいたかったですね。他人事のようでした。正義感に溢れる若い議員がいるわけですから。 聊か能天気な感がしました。 11日以後、覚醒剤事件などもあり、時の経過と共に、あの「単独過半数で政権交代」は一体なんだったんだろう、の疑念がますます深まりました。

回答No.6

#4さんの回答の >郵政民営化とっとと決めちゃえば次に進むのは必然なのに・・ これは見逃せない大事なことだと思います。 昨晩の小泉首相もこれと似たようなことを言っていました。 民主党の敗因について質問された時「民主党さんの敗因は郵政民営化に反対したことでしょうね」と言っていました。 アメリカのように二大政党になり政権交代がおきやすい前提には「どちらが政権をとっても大事なところでは似たような政策をして混乱を起こすことが無い」という安心感がなければなりません。 郵政民営化という避けて通れないような大事な政策は、民主党も賛成をして法案を通していたら、国民は民主党が政権をとっても安心だと思うようになります。 そのような中で、もし自民党がなにかヘマをすれば簡単に民主党は政権をとれるはずです。 ところが相変わらず「何でも反対している党」「自民党と全面対決」というイメージでした。 これでは二大政党にはなりません。 最初のころ、小泉首相が「自民党をぶっ壊してでも郵政民営化をする」といった時岡田さんも「もしそれが本当なら一緒にやりましょう」言ったはずです。 そのとおりにやればよかったのです。 ただし、民主党が賛成をして郵政民営化法案を通していたら、今回の解散はなっかったですが。 しかし民主党に対して国民の見方は変わっていたはずです。

yoshidaka
質問者

お礼

ご返事ありがとうございます。 そうですね。イメージとパフォーマンスだけで、中身が全く無いので、隔靴掻痒、もどかしくいらいらしてテレビを観ていました。始めから大人と子供の戦でしたね。

回答No.5

憲法9条の改正もしないと言い切らないし、 (個人的にうちは男の子がいるので、これだけは勘弁して欲しかったのですが。 韓国みたいに徴兵制なんてことになったら怖いので。) 税金も上げるし、 郵政民営化も結局するっていうし、 なら自民党とどこがどう違うのかな?? とよく分からなかったです。 ただ2大政党とばかり言ってて違いをはっきりさせないからだめなんじゃないかな? と思いました。

yoshidaka
質問者

お礼

ご返事ありがとうございます。 一番重要な憲法の解釈ですら180度違う人たちの寄せ集めですから、困りますよね。

noname#13890
noname#13890
回答No.4

郵便局員が国家公務員である必要が無い、このうたい文句が一番でしょうね。 有権者で無職な人も多いでしょう、それらの人にも職が得られる道を作ろうというのがひとつありますから。 反対意見ばかりで、何一つ現実的な目標が無く、結果的に希望することができなかった、まずは郵政民営化とっとと決めちゃえば次に進むのは必然なのに それを足止めする意見というのは受け入られないですからね。 私が店長になったらラーメン1杯500円を350円で売りますという店員の話し、誰が信じますか?(^^;

yoshidaka
質問者

お礼

ご返事ありがとうございます。 なるほど、350円のラーメンの比喩わかり易いです。 「単独で政権交代」まだ一日しか経っていないのに赤面しますね。 自分も発言には気をつけようと思いました。他山の石。 2大政党制の一翼を担う大政党が国民のレベルをその程度と見るとは・・・。

noname#20579
noname#20579
回答No.2

現在の選挙制度も関係あるのではないかと思います http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050912dde001010022000c.html

yoshidaka
質問者

お礼

ご返事ありがとうございます。 見ました。大変参考になりました。 余計に、それ行けどんどん、と民主の無謀さが露呈しますね。

回答No.1

最終的には、民主党から、勝ち組(自民党)に票が流れたといえます。 他に敗因をあげると、以下のような政治的かけひき(O氏の戦略と言われている)が挙げられるでしょう。 (1)支持者の中に、郵政民営化論者が多いにも関わらず、郵政民営化の対案を出さなかった(今までは他の法案について比較的対案を出していた)。 (2)郵政法案に反対することで、自民党を分裂させ、特定郵便局長会の支持を自民党から奪おうとし、それはある程度成功したが、そのずるさを国民に見透かされた。特に主義主張(特に民営化)について一貫性がないと、国民の反感を買った。 (3)小泉首相の終始一貫した勝負師ぶりが、国民の歓心を引いた。 といったとこでしょう。 これらの原因にもかかわらず、こういう戦略を指揮したのではないかと言われている、O氏が新党首に名前が挙がっているとは、もう笑うしかないでしょう。 特に(2)と(3)。民主党は、前の選挙で小泉さんが「無党派層の心をつかめない政党は、選挙に勝てない」と言っていたのを聞いてなかったのでしょうか?

yoshidaka
質問者

お礼

早速のご返事ありがとうございます。 まさに国民は、愚にして賢 ですね O氏は、 1.国民は、どうせ判りはしないのだからこのまま行け、 と平然。 2.引くに引けず大慌てだった。 どっちだったのかなあ。一寸気になりますね。

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