まず、「女子の平均性交開始年齢が中学2年」という表現ですが、「平均」
ということは当然、日本の全女性における「平均」という意味ですので、
人口構成を考えても、それが中学2年ということはありえません。
どこでその話しを聞いたのかわかりませんが、TV番組あたりが、例えば
「10代の女性XXX人に聞いたところでは」といった類ではないでしょ
うか?
その種の番組のアンケートと称するものは、調査方法(テーマがテーマな
だけに、非常に調査方法が難しいハズです)も統計的な手法もいい加減
なものが多く、トリビア以下の信頼度しかないと思います。
わたしの知る限り、調査方法や統計的な手法がしっかりしているものと
しては、下記URLのようなものがあります。
ひじょうに長文のレポートですが、以下のような記載があります。
> 一方、女性については、低年齢化、加速化の事実は否定できない。男性
> 同様、19歳と20~24歳を比較すると、15歳23.1%:4.6%、16歳 30.8%:
> 18.4%、17歳30.8%:27.6%、18歳38.5%:37.9%となっている。
つまり、調査時点(2004年度)で、20~24歳の女性の場合、15歳の時に初交
開始した割合は4.6%だが、19歳の女性の場合はそれが23.1%に急増していると
いうもので、とくに女性に顕著に低年齢化の傾向が見られること自体は間
違いないようですが、それでも、19歳の女性が18歳までに初交開始した
割合は38.5%にとどまっていますので、「女子の平均性交開始年齢が中学
2年だ」というのは明らかな間違いだと考えます。