A3ファイルの材質や構造はこの際別のこととして.....。
まず、広げたファイルよりも上下左右に5センチ前後の余裕のあるカバー材を用意します。
ファイルの各辺で折り返したい寸法を決めたら、あらかじめ製図台などの上で正確に定寸して下さい。カバー材の質にもよりますが、ファイルの上下の辺は4センチぐらい、先端の辺は5センチぐらいでいいでしょう。
ファイルへの貼り付けはスプレー糊でもいいです。ファイル側にスプレーするのがコツ。乾いたら一度ファイルを折り畳んで、折り目の角をはっきり出しておいて下さい。
あとは、四つの角の部分と、ファイルの折り目の線の部分ごとに、およそ20度ぐらいの角度で斜めに、つまり折り返し部分が台形になるようにカットします。
マチがあるなら、マチの部分だけは2つの折り目の延長線で平行にカットして残します。
あとはそれぞれの折り返し部分を内側に折り込んで、ここだけは本格的な接着剤で貼り付けます。マチの部分は適当な長さに切って、これも折り込みます。
市販のファイルには角の部分にRがありますが、これを無視するか、あるいはRに沿って折り返し部分を細かく切って、Rに沿わせながら折り込むということもします。
出来上がったら開いたまま、重い本などを乗せて圧力を加え、しばらく置いておきます。
ちょっとしたコツとしては、角の部分やファイルの折り目部分での、折り返し代の端はわずかだけ大きめに(広めに)カットすること、こうすると、折り込んだ時にファイルの一部が露出することが防げます。逆に余った部分はハサミで切り取ります。
もうひとつは、折り返す際に、あらかじめファイルの辺にそってカッターナイフの背で折り線を卦書いておくと、折り返した時に一辺がまっすぐになります。