週刊文春の中吊り広告不正入手の問題点と本質とは?
週刊文春の中吊り広告不正入手の問題点と本質とは?
この問題で我々が考えるべきこと、問題とは?
週刊新潮、週刊文春側からすれば、
取付ぎ、出版業界、
ジャナーリスト(新聞、雑誌.テレビ等)
その他業界、日本政府等は
この問題をどの様に見たのだろうか?
皆さんは、
週刊文春の中吊り広告事件をどの様に見たのだろうか?
(この問題の利点欠点限界盲点とは?)
経済、ニュースカテゴリー皆さんの
ご回答のほど、
お待ちしております。
https://www.google.co.jp/amp/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/13075715/
週刊文春が週刊新潮の中吊り広告を業者から事前入手か「重大なルール違反」
ざっくり言うと
18日発売の週刊新潮に、週刊文春の「盗み見」疑惑の記事が掲載される
文春が新潮の中吊り広告を業者から事前に入手した疑いがあるとする記事
新潮関係者は「盗み見は重大なルール違反」と主張している
「週刊文春」をもっと詳しく
[画像]週刊文春
文春編集長が「盗用」を完全否定
菊川 特集の20分間一言も発さず
週刊文春の盗用疑惑 実態を暴露
産経新聞
週刊文春、ライバル誌「盗み見」の疑い 週刊新潮の中づり広告を業者から事前入手か 新潮側「スクープつぶされたことも」
「週刊文春」を発行する文芸春秋の営業担当者が、同日発売のライバル誌「週刊新潮」(新潮社)の中づり広告を出版流通業者から事前に入手してコピーし、文春編集部に渡していた疑いがあるとする記事が、18日発売の週刊新潮(5月25日号)に掲載されることが16日、分かった。新潮社関係者は「目次の内容が掲載されている中づり広告を発売前に盗み見られ、週刊新潮のスクープ記事が週刊文春の記事に反映されることがあった」としている。
出版流通業者は産経新聞の取材に、「秘密保持契約もなかったので、(週刊新潮の中づり広告を)販促物としてお貸しした事実があった。競合他社の情報について配慮すべきだった」、文芸春秋広報部は「情報収集の過程についてはお答えしていない。情報を不正、不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したなどの事実は一切ない」としている。
新潮社関係者によると、週刊新潮は毎週木曜日(一部地域除く)に発売されるが、電車の車内に掲示される中づり広告は、発売2日前の毎週火曜の昼に出版流通業者に納入されている。
文芸春秋の営業担当者は毎週火曜の午後に出版流通業者を訪れ、納入されたばかりの新潮の中づり広告を入手。近くのコンビニエンスストアでコピーした後、中づり広告を流通業者に返却し、コピーを文春編集部に渡していたとされる。
新潮側が調査したところ、中づり広告は週刊誌本体よりも1日早く刷り上がるため、新潮が独自に取材していた記事も、発売2日前の夕方には文春側に伝わり、最新号の記事に反映されることがあったという。
新潮社関係者は「盗み見は重大なルール違反。文春のネットニュースで速報され、スクープをつぶされたこともある」と主張。週刊新潮編集部は「週刊誌分野のリーディングカンパニーである文芸春秋が、組織的に中づり広告を不正に入手していたことに対し、驚きを禁じ得ないとともに残念というほかない」としている。
雑誌などの発行部数を調査する日本ABC協会によると、週刊文春の販売部数は42万7229部。一方の週刊新潮は25万7104部(いずれも昨年7~12月の平均)となっている。
◇
立教大の服部孝章名誉教授(メディア法)の話
「週刊誌の中づり広告には、特ダネの見出しも掲載される。事実だとすれば、『文春砲』といわれた週刊文春が、正当とは言いがたい方法で情報収集をしていたことになる。週刊誌の熾烈(しれつ)なスクープ合戦の結果、ルール違反につながったとすれば残念だ。今回の疑惑で、お互いがにらみ合ったり萎縮し合ったりすれば、メディアとして自殺行為にもつながりかねない。メディアの不文律を破ったといわれる文春側がどのような対応を取るのか。新潮側の今後の対応とともに注目される。中づり広告を競合他社の担当者に貸したとされる出版流通業者の倫理責任も問われる」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170518-00006107-bengocom-soci
週刊文春編集長、週刊新潮「文春に中吊り広告を盗み見られた」報道を受け声明
弁護士ドットコム 5/18(木) 13:10配信
週刊文春編集部は5月18日、新谷学編集長の名前で「『週刊文春』編集長から読者の皆様へ」とする声明を文春オンラインで発表した。週刊新潮の報道に対し、「『週刊文春』が情報を不正に、あるいは不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりしたなどの事実は一切ありません」と強調している。
5月18日発売の週刊新潮は、世に出回る前の中吊り広告を文春側に盗み見られたとする特集「スクープ至上主義の陰で『産業スパイ』! 新潮ポスターを絶え間なくカンニング! 『文春砲』汚れた銃弾」を掲載。スクープを盗まれたと主張している。
これに対し、文春の声明は中吊り広告の盗み見については直接言及せず、「情報収集の過程で、他メディアの動向をつかむこと」はしばしばあると主張。「情報戦」は新聞やテレビなどでも行われているなどと述べた。
●全文は以下の通り
「週刊文春」編集長から読者の皆様へ
「週刊新潮」等のメディアによる「週刊文春」の情報収集に関する報道についてご説明させていただきます。
まず、「週刊文春」が情報を不正に、あるいは不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりしたなどの事実は一切ありません。
私たちは毎週、締め切りギリギリまで全力で取材にあたっています。その情報収集の過程で、他メディアの動向をつかむことはしばしばあります。そうした「情報戦」は、さまざまな形で新聞やテレビなどのメディアも行っています。
「週刊新潮」の記事では、あたかも「週刊文春」が自らのスクープ記事を盗んでいるかのように書かれていますが、例として挙げられた記事においても、そうした事実は断じてありません。社会を騒がせている事件、人物等については、多くのメディアが当事者やその周辺を継続的に取材しており、その過程で他メディアの動向を把握するのは日常的なことです。ただし当然ながら、すべての記事は自らの手で十分に取材を行い、必要な裏付けが得られた段階で掲載されています。前述したように、取材はギリギリまで行っているため、締め切りにタイムラグがある中吊り広告と新聞広告でその内容が異なることは決して珍しいことではありません。
私たちにとって、スクープとは、極めて重い言葉です。それはまさしく他の追随を許さない決定的な独自情報を意味します。
「週刊文春」は、これからも読者の皆様に堂々と胸を張れる独自スクープをお届けすることをお約束します。
2017年5月18日
「週刊文春」編集長 新谷 学