どうして中心駅同士の営業キロで計算するのか?
特定都区市内制度について質問です。異なる特定都区市内間の運賃について、中心駅同士が既に200km超の場合は、必ず中心駅同士の営業キロで計算していますが、規則類のどの部分に、中心駅同士の営業キロで計算すると決められているのでしょう?
私は次のように考えました。例えば、葛西臨海公園駅(東京都区内)から杉本町駅(大阪市内)へ行く場合、各駅間の営業キロの合計と、そのキロを普通運賃表に単純に当てはめた金額は次のようになります。(京葉線、東海道本線、大阪環状線、阪和線経由)
・葛西臨海公園駅~杉本町駅⇒584.6km(9030円)
・葛西臨海公園駅~大阪駅⇒567.0km(8720円)
・東京駅~大阪駅⇒556.4km(8510円)
・東京駅~杉本町駅⇒574.0km(8720円)
その上で、旅客営業規則第86条本文の条文を素直に(?)読むと、次のようになると思います。
http://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/03_syo/02_setsu/13.html#86
●発駅から見た運賃計算
「葛西臨海公園」駅と、「東京」駅から片道の営業キロが 200kmを超える鉄道区間内にある「杉本町」駅との相互間の鉄道の片道普通旅客運賃は、「東京」駅を起点とした営業キロ(574.0km)によって計算する。⇒8720円
●着駅から見た運賃計算
「杉本町」駅と、「大阪」駅から片道の営業キロが 200kmを超える鉄道区間内にある「葛西臨海公園」駅との相互間の鉄道の片道普通旅客運賃は、「大阪」駅を終点とした営業キロ(567.0km)によって計算する。⇒これも8720円
●しかし、現実は、東京・大阪間 556.4kmの8510円
そこで、冒頭の疑問が湧いたわけです。旅客営業取扱基準規程にも特に規定はなかったように思います。
もしかして、「当該中心駅を起点又は終点とした」の「又は」の部分を、個別に読むのではなく、まとめて読むのではないか、とも考えました。つまり、「発駅から見た運賃」で用いた「東京」駅を、「着駅から見た運賃」おいては発駅に読み換え、次に「着駅から見た運賃」で用いた「大阪」駅を、「発駅から見た運賃」において着駅に読み換えるのだと。
でも、規則でいう「特定都区市内にある駅」や「200kmを超える鉄道区間内にある駅」を、この場合「中心駅」に読み換えるのは無理があると思うのです。(Excelに例えると)「循環参照」しているような気がしてなりません。
※循環参照とは、数式が入力されているセル自体を数式の中で参照している状態をいいます。あくまでも「例え」です。
そもそも、こうした私の読み方(解釈の仕方)がおかしいのでしょうか?よろしくご教示のほどお願いいたします。
お礼
こういう調べ方があったのですね。ありがとうございます。