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ゴスについて
乙一さんのゴスについてお尋ねしたいのですが、「僕の章」の「声」がよく分かりませんでした。僕=神山なんでしょうか?何か考えがある方、教えてください。
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神山樹=僕でいいのではないでしょうか。 普通に読んでいくと、まずプロローグにおいて、公開されていないはずの博子さんの写真を“僕”が知っていることと、夏海さんと神山君がコンビニで話しているときに森野さんと一緒に犯人が歩いている(この人物を“僕”だと思ってしまう)のを見かけることなどから、“僕”と“神山樹”は別人であり、“僕”=犯人みたいに思っちゃいますよね。(こういう風に読者をだますことを叙述トリックとかいうらしいです) しかし、プロローグで“僕”が写真の人物を博子さんだとわかった理由は、例の趣味でお葬式に出席したときに遺影を見ているからということを“僕”がエピローグで言っています。プロローグの“僕“は、庭に手が埋まっているなど描写から、主人公の”僕“であることがわかります。その“僕”のことをエピローグで森野さんは“神山君”、夏海さんは“樹君”と呼んでいることから、どうやら“僕”は“神山樹”だと思われます。森野さんの「僕とか俺とか使い分けて疲れないの?」みたいなセリフもヒント的。 では犯人は?ということになりますが、犯人は神山樹の1年生時のクラスメイトであり、***君です(名前は明かされていません)。森野さんに博子さんの遺体の写真を渡した人物と、コンビニで見かけたときに一緒に歩いていた人物は同一人物であり、犯人だと思います。 面白いのはここでも森野さんは自分に迫る脅威をまったく自覚していないことで、そんなちょっと鈍感ところがこの人の魅力だったりしますね。 以上が私の意見です。
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- anodyne
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「僕」は神山ではなかったはずです。 「樹=僕」で、神山とは別人です。 樹は夏海先輩の後輩で、神山は「樹=僕」の一年生時のクラスメートになります。 「僕」の苗字は最後まで明かされませんでした。
お礼
ありがとうございます。
お礼
なるほど!!すっきりしました。私は犯人が「僕」の中に存在するもう一人の「僕」かと思っていました(笑)ありがとうございます☆