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「新しいOSでソフトが使えない」という現象が生じるのは???
ソフトは新しいバージョンになれば、動作できるWindowsも新しいものが要求されることがあります。たとえばOfficeはXPまではMeなどでも使用できていましたが、2003は2KかXPでなければ使用できません。SonicStageも95・SEでない98・NTなどでは使用できません。 しかしその一方で、古いWindowsでしか使用できないソフトがあります。XPリリース時古いソフトがXPで使えないといったトラブルがありました。 でも、ソフトや周辺機器が古いWindowsで使えて新しいWindowsで使えないという現象は、何故生じるのでしょうか?
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>ソフトや周辺機器が古いWindowsで使えて新しいWindowsで使えないという現象は、何故生じるのでしょうか? 使えることは使えても、不都合、誤動作が多いので、それに対応するパッチを提供していないだけです。 95のアプリケーションでもより汎用性を高めた設定のものは98でも動くケースが多いのですが、完全にコンパチブルかという点では、ノーです。 95も古いバージョンにだけ対応しているものではより安定した動作を配慮したつもりの新機能を積んだ98SEでは命令コードが無効となり、複数のコードを統合した新しい命令しか受け付けなくなっていたりします。 つまり、95なら3つの命令を組み合わせて実行していた命令を98SEでは新規に定義した一つのコードで実行できるようにしてあり、そのため時間短縮ができたりするのです。 さらに、まったく8ビット、16ビット命令を使わなくても32ビット命令だけで動くようなNT、2000、XPでは、互換性そのものがまったくないのは当然です。 初期は、8ビットや16ビット命令、95でやっと16ビット、32ビット命令の組み合わせ、98SEでも16ビットを残しながら32ビット優先の組み立てですので、OSが違えば、そのOSに合った複数の命令を同じ動作にするための工夫が必要なのです。 だから、インストールの段階で、95用、98用、SE用、ME用、2000用、XP用の複数のものを用意してあるアプリは同じソフトを動かすのに複数のプログラムを用意して、そのOSに見合ったものだけをインストールするのです。 つまり、新規のOSに対応させるには、不足分の命令解釈プログラムやその誤動作を修正するプログラム等のパッチ、修正ソフトを使わないと対応できないのです。 あと、周辺機器も機械の安定動作を妨げそうなものにはドライバーを与えなかったり、その対応をしないメーカーの機器にはOSも動作のためのドライバーを用意しなかったりするのです。 特に、グラフィックドライバーやモデムやイーサネットは同一のコンピューターか判断するカギで使われたりしますので、プレインストールのOSを添付する際の解凍プログラムを動作させてよいかどうかの判別にまで影響します。 あと、プリンターは、どんどん進化するし、セントロニクスタイプ、コムポート利用、USB対応など、OSだけではなくつなぐ形状も方法も変化しているので、旧式は対応できないか、新式に対応するにはアダプターを追加購入して対応させたりするのです。 旧式のNEC9801シリーズも95には対応、その後も機種により対応していましたが、違う形式のものをいつまでも対応するにはコストがかかりすぎるので5年程度で切り捨てをしてきたのです。 コンピューターを6年、7年ビジネスで継続使用するのに新規のソフトを要求しない、逆に旧ソフトをそのまま世代の代わったコンピューターやOSで動かす必要は考えないでもいいようにメーカーが割り切っているだけですので、すべてに対応するだけの労力に対価が十分期待できないものは需要もないし、供給する価値が少ないのです。 自動車だって、20年前の部品を在庫し続け同じ値段で販売していたらその維持で倉庫もパンクするし、適当な段階で在庫を打ち切るのとあまり変わらないと思います。 私も95時代のパソコンも複数所有し、今も動きますが、普段は使わず、互換性チェックや旧ソフトの比較、動作検討にだけ用いています。98もほとんどすべてSEにアップグレードさせたし、MEのものはほとんどがXPにしています。 昨日まで韓国にいたのですが、2004年製のコンピューターで、ペンティアム4の2GHz以上のCPU,メモリーも256MBのDDR2700のものを使っているのに、プレインストールのOSが98SEだったので驚きました。日本では販売が終了しているものも海外では格安で提供されていますので、日本語対応でなければ、いまだに98SEは健全なのです。 もっとも、次世代OSが販売されると、XPも格安にプレインストールが許可されると思いますので、日本では店頭から無くなってもアジア各国では、あと5年程度は使えるのではないでしょうか。 古いアプリを使うのはその販売されたころのOSが一番ちゃんと動きますので、新規OSやコンピューターには新規の対応ソフト、旧式はつなぎ程度と思った方がいいと思います。私は、3年程度前まで15年程度、NEC9801で会計ソフトを動かしていましたが、当時はソフトも15万円程度、今は同程度のものも2万円程度でもっと多機能のものがXPでも動きますので、素直に切り替えました。5インチのフロッピーや8インチのフロッピーのデーターももう利用していませんが、時代が変われば記録媒体も変わるし、95でDVDを焼くことなどは不可能に近いと思います。 古いものは古い機械でだけどうにか動くのは、それなりに処理速度も遅く、扱うデーターも小さかったのでそこを解決すると、シミュレーター上で新規のパソコンでも動かせることがあります。でも、それまで使って、ゲーム以外は利用価値が低いと思いますので、需要は少ないのではないでしょうか。
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- foo_barYAS
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少し違う方向からの意見です。 例えば業務用のコンピュータなんかは、OSの入れ替えなんて絶対しないと思います。 行う場合があったとしても、多くの場合は別のハードを用意して、移行チェック等を厳密に行うでしょう。 例えセキュリティFixがあろうと、OSのバグFixがあろうと、業務として重要なのは「仕事をしてくれるコンピュータ」であり、多少フリーズしやすかろうと目的を達成できればOKなのです。 「普通に使えている環境があるのに、なぜ好き好んでその環境を壊すような事をしなければならないの?」 「OSを入れ替えたらナンボ儲かるの?」 なんて聞かれたら、何と答えますか?
お礼
回答ありがとうございました。 上の質問は、まるでリリース年に開きがあるソフトがOSに問いかけているように思えますね。
- parts
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Q/ソフトや周辺機器が古いWindowsで使えて新しいWindowsで使えないという現象は、何故生じるのでしょうか? A/不要な機能が新しい機能の一部として統合されてしまいエミュレートされるようになるためです。動作の確認をしてるか否かは特に関係ありません。 動作するかしないかを決めるのは、どの機能に対応させていてその機能が現在フリーな状態で使えるかどうかにあります。 例えば、Windows95対応ソフトというのは、16bitのコードで書かれている場合があります。16bitのコードで記述されたソフトウェアを32bitのWindowsNTや2000で動かそうとすると、NTVDM(NT Virtual DOS Machine)と呼ばれるエミュレーションプログラムにより互換性があるデータとして処理しようと試みます。しかし、エミュレートはあくまで擬似的に環境を再現する機能であり、全ての機能を再現することはできません。 それならば、エミュレートせずにそのまま残しておけば良いと思う人もいるでしょう。それは、できません。 では、何故16bitコードをWindowsNTに使えないのかというと、それは16bitのプログラムを使うとシステムに制約が生じるためです。Windows98やMEを使っていた人はご存じでしょう。システムリソース不足というのがあります。 これは、16bitプログラムをそのまま保有しているが故の問題となります。 これらを、必要としないシステムでより堅牢性を高めたのがNT(New Technology)です。ベースはIBM OS/2に近いコードを使っており、全て32bitで作られています。その代わり、16bitのネイティブコードは確実に再現できないのです。 ちなみに、Windows95/98/MEはMS-DOSがベースです。元々ベースとなったシステムが異なれば対応も変わることになります。また、このOSを32bitネイティブに変更してもやはり16bitのアプリケーションは正常に動作しなかったでしょう。また、このOSは根本的に穴が多かったですからネットワーク時代には向かないOSでした。そのため、現在は開発を終了しています。 ご存じでしたか? さて、これを改善するためにはアプリケーションのバージョンアップが必要になります。 要は、アプリケーションもそれに伴い最新のものに更新していく必要があるのです。これは、コードの最適化とよりOSの機能を使いこなすために必要なものとなります。 ちなみに、周辺機器については、WindowsXPや2000でも結構使えるものは多いですよ。まあ、Windows標準ドライバを利用した場合で、接続端子がパソコンに搭載されている場合に限りますけどね。周辺機器の場合は、ソフトウェアに比べてOSが標準でドライバサポートさえしてくれれば結構長く使えます。ただし、既に用済みの特殊な周辺機器や需要のないものに関しては、使えない場合があります。
- renton
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98やMEの頃に開発されたソフトは2000やXPでの動作チェックはしていないはずなので、その後に出て来た新しいOSでの動作は保証できません。 また、2000やXPが主流の最近に開発されたソフトで、マイクロソフトすらサポートを終えた98などのOSにわざわざ対応して、98でしか出ない不具合に対処するのは無駄な時間を浪費しまいかねません。一応動作確認するかもしれませんが、リリース後に不具合が確認されても対処するのが面倒なので、2000やXPだけサポートとするのが開発する側にとっては楽だと思います。 98や2000、XPなどはそれぞれWindowsと名前がついていますが、仕様が違うのでOSによって動作したりしなかったりというのは絶対出てきます。
お礼
ありがとうございました。 そもそもこの質問は、SONYが開発・発売したPCLK-PX3(http://www.sony.jp/products/musicnetwork/contents/pclk-px3/)というソフトが95・98でしか動作しないのがきっかけです。5~7年ぐらい前のソフトですが、2K・XPはおろか、98SE・Meでも動作しないので、とても疑問に思いました。
本当なら、機能の向上を至上とするなら、過去のWindowsとの互換性など考えないで、過去のソフトなど全く使えない、新しいOSを作りたいのが、作っている側の希望だと思います。 しかしながら、そこは商売ですので、過去の遺産を無視するわけにはいかず、敢えて、互換性をできるだけもたせているのが現状です。 しかし、新しい機能が増えている訳で、変更点が間々あります。そのため、完全な互換性は保つことはできないようです。古い性能、考え方など捨てていかなければ、機能の向上は望めないからです。
お礼
ありがとうございました。 OSを新しくすればそれだけ変更点があり、そのために古いソフトが使えなくなる場合もあるようですね。 とすれば、今のソフトも10年後に売り出されるPCでは使えないでしょう。いや、10年後のPCでは今後5年間に発売されるソフトさえも使えない可能性も…
- 50100
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アプリケーションはOSがサポートしている機能の一部を利用しています。 Officeが新しいOSでしか使用できないのは、新しいOSしか持っていない機能をアプリケーションの中から呼び出して使用しているからです。 これは一種の策略のように見えます。
お礼
一種の仕組みですか。ありがとうございました。 OS持ち合わせの機能はわかりましたが、古くなければ使えないケースについての説明は…
お礼
詳しく説明していただきありがとうございました。 新しいプログラムが古いOSで動作しない場合もあるように、プログラム自体がOSを想定していないために起こりうる現象のようですね。