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画像圧縮方法について

画像圧縮方法では色の3原色R,G,Bを送る代わりに、精度の情報と色度情報に変換した後に、いくつかの処理を行って伝送しているらしいのですが、その理由はなぜでしょうか?

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  • shin_5696
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回答No.1

文字通り、情報を圧縮するためです。 例えばJPEGなどでは 画像をいくつかの四角いブロックごとに分けて それらの情報をフーリエ変換等を用いて近似し、 必要な精度のみを取り出しています。 そして、近似された(劣化した)式であらわせるため より少ない情報で同じ画像を表現することができます。 JPEGでは人間の眼の特性をうまく使います。人の眼は明るさにはかなり敏感ですが、色相の違いには意外と鈍いらしいのです。 そこで 明度、赤み、青みの3つの値で画像を表現して 赤み、青みの情報は多めに切り捨て、 明度の情報は、できるだけ正確に残すようにしています。 ご回答として、ご期待のものだったでしょうか??

その他の回答 (1)

  • xcrOSgS2wY
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回答No.2

人間の視細胞は色(波長)に対する感度の違いによって3種類あり、そのその3種類の刺激の比によって色を判別します。ところが、この3種類(仮にX,Y,Zとしましょう)はそれぞれ感度が異なっているため、Xはほんの少し刺激の量が変わるだけで色が変わって見えるのに対して、Yは少しくらい刺激の量が変わっても色はほとんど同じに見える、ということが起きます。 Xの変化に対して敏感で、Yの変化には鈍感なのだとすれば、Xは元の刺激の量を忠実に再現しないと色が変わってしまうので多数のビットを使って高い精度で伝送する必要がありますが、Yはもとの刺激の量から少しずれていても色が変わって見えないので少ないビットを使って低い精度で伝送してよいということになります。 さて、この3種類の感度分布はR/G/Bとはずれているため、視細胞の感度分布にあわせた色情報にいったん変換します。そうすれば、各感度分布(上の例で言うところのX/Y/Z)ごとに情報量を自由に変えることができるからです。R/G/Bのままでは、どの色を変えてもX/Y/Zに変化が現れてしまうので、あまり情報量の調整が効きません。 かなり大雑把ですが、以上がRGBを他の形式の色情報に変換する理由です。 画像圧縮では通常、この色に対する感度の違いを利用した情報量の削減のほか、空間周波数に対する感度の違いも利用します。人間の目は「なだらかな変化はあまり感じないが急激な変化はよく見える」という性質があるので、なだらかな変化だけの場合は少ないビット数で済むような工夫をします。(この工夫はJPEGにも盛り込まれています。)

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