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石英ウールとアスベストの違い

最近、アスベストの中皮腫への影響が問題になっています。私は、アスベストを使用したことはないのですが、過去に石英ウールを使って仕事をしていました。石英ウールは人間に対して影響はないのでしょうか? 石英ウールもアスベスト同様細かい繊維でできています。 現在、私の身体はいたって健康そのものですが、昨今の報道から心配になりました。どなたか、石英ウールの健康に対する影響をご存知の方がおられましたら、教えてください。

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  • sabercat
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回答No.1

石英ウールには、発がん性をはじめとして、特に健康への大きな被害はないです。 一過性の炎症を起こすことはあるかも知れませんが、普通に作業で取り扱う程度で、長期的に深刻な害が出ることはないでしょう。 アスベスト(石綿)というのは、昔は"奇跡の鉱物"と言われて持てはやされていたほど「非常な高温でも燃えない」「酸にもアルカリにも溶けない」「電気を絶縁し、防音性にもすぐれる」「摩擦に強く強度が高いのに、加工は容易」などの特性があります。 アスベストという名前自体が、その性質をよく表しています。(ギリシャ語のAsbestos=「不滅の、滅びることのない」に由来するといわれます) しかし、繊維が非常に細かく、肺の奥まで容易に吸い込まれる上に、なにしろ「不滅の」繊維ですので、体外に出て行かない(人体内では分解できない)ことから、人体に深刻な健康被害をもたらします。 石英ウールなどの人造鉱物繊維はアスベストと違って非晶質(鉱物結晶ではない)で、繊維が荒いです。また砕いてもアスベストほど細かくなりません。(高品質の石英ウールは人造鉱物繊維の中では繊維が細いですが、それでもアスベストとは全然比較になりません) つまり吸っても、普通のホコリと同様に気管支で除去され、そんなに肺胞までは入りません。入っても細胞内に取り込んで体外に排出することができます。 なので、石英ウールに関しては、アスベストのような健康被害は心配ないと言って良いと思いますよ。 分かりやすい説明のサイト http://www.glass-fiber.net/anzensei/1.html WHOのサイト http://www.who.int/ipcs/assessment/asbestos/en/

webster
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 これで不安がなくなりました。

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  • KAAZ
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回答No.2

こんばんわ。はじめまして。詳しくは既に#1様が御回答済みですので、少しだけ付け足しです。 アスベスト繊維は、顕微鏡で見るとその端っこがカギ状になっています。そのカギ(釣針のアゴ部分みたいなもの)が組織に突き刺さり引っかかるために排出困難で、どんどん溜まってしまうのです。 また、 突き刺さった事により生じた細かい傷を治そうとして 新しい細胞が増殖してくる中で、癌細胞のようなおかしなモノが出来てしまったり、 同一部位が「傷を負ったり、修復したり」を繰り返すうちに カチカチの塊になってしまい、ガス交換機能が失われたりします。 「引っかかり」が無い形状の異物であれば、排出が間に合わないほど沢山の量でなければ、粘膜上の細かい毛の動きや咳等によって、呼吸器官外へと喀出されます。 石英ウールも異物ですから、何も吸っていない人と較べれば幾らか発病リスクは高くなるといえます。(健康診断等検診の機会があればその都度きちんと受けてください。) ただ、「長期間にわたってすごく沢山吸っていた」というのでなければ、現段階で御心配なさらなくても大丈夫だとは思います。 以上、何らかのご参考になれば幸いです。

webster
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 これで不安がなくなりました。