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障害者福祉論のレポート作成について
- 障害者福祉論のレポートを書く際のポイントとは?
- 相談援助活動における留意点とは何かを考えます。
- 構成や参考文献についてのアドバイスを求めます。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 私は、過去15年、主に知的障害児・者福祉にたずさわっていたものです(施設の現場および行政)。 また、自身が中途障害者です。 現在は、一般企業のサラリーマンをしつつ、並行して、障害者福祉コーディネート活動もしています。 さて。 成人以後の中途障害の場合はともかくとして、障害のほぼ過半数は児童・学齢期からのものです。 ですから、“障害児”の時期も含めた一生涯に亘る支援を見てゆかなければなりません。 このとき、必ずと言ってよいほどポイントにすべきいくつかの点がありますが、それは次のようなものです。各々は「一生涯においての各々のステップ」と言い替えてもよいでしょう。 つまり、これらに対しての支援(サポート)が最重要になります。 ○ 保護者・家族の「障害の受容」 ○ 学齢期前の早期療育 ○ 児童・学齢期の就学 ○ 周囲の協力と理解 ○ 障害児・者本人の「障害の受容」 ○ 社会資源の活用(福祉諸制度や手帳等の活用) ○ 就労対策(作業所や授産施設への福祉的就労を含む) ○ 重度者の保護者・家族の高齢化への対応 ○ 成年後見制度の活用(権利擁護) <特に、知的障害者および精神障害者> ここで一番重要なのは、何と言っても「障害の受容」へのサポートです。 これこそ、障害児・者に対する相談援助活動の最も中心をなすものだと言っても過言ではありません。障害を受容できなければ、そこから先、さまざまな福祉制度の利用や療育等への努力に結びついてゆかないからです。 では、どのようにサポートしていったらよいのでしょうか? これは何といっても、保護者や家族への「共感」から始まります。 いろいろとたいへんな苦労を重ねている方が多く、特に発達障害(自閉症等)では世間一般の無理解から心がずたずたになってしまっている方も少なくありません。また、「親の責任だ」と自分を責めてしまう方(身内からも理解されないことが少なくありません)が相当数にのぼります。 ですから、まず、そのような方のつらい気持ち(但し、「どうにかしなければ!」という気持ちも隠されています)に真摯に耳を傾け(カウンセリング用語で言うところの「傾聴」がとても大事です)、かつ、その中に「何が一番必要とされているか」を見ることが大切です。 たとえば、一見グチをこぼしているように思えることが多々あります。しかし、「ここをこうしていただいたら…」「こういうサービスが利用できたら…」ということを暗に訴えている場合も多いのです。 このように、「家族が何を一番必要にしているか」ということを「一生涯を通しての各々のステップ」毎にとらえていって下さい。 そうしていただくと、自ずから「援助者として留意すべき点」が見えてくるのではないでしょうか? そのほか、障害児教育フォーラムで親御さんたちから意見をきいてみるのもよいと思います。 ○ 障害児教育フォーラム(BBS) http://www.com.nifty.com/forum/FEDHAN/top2.go ○ 障害児教育フォーラム(ブログ) http://fedhan.nifty.com/
お礼
こんばんは。 自分の勉強の薄い分野でしたので、大変参考になりました。 他に情報収集のできるフォーラムまで教えていただき助かります。早速実際に一番近くで生活している方々の貴重な意見を聞かせて頂こうと思います。 また困っていたら助けてください。ありがとうございました。