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京都議定書とガソリンへのバイオエネルギー混合

かって、京都議定書に基づく二酸化炭素削減のため、ガソリンにバイオエタノールを混合していくと言う環境庁の方針が発表されました。その時点では、まず全てのガソリンに今の車に問題が無いレベルの3%エタノール混合を行い、次にエタノール混合対応車がある程度普及した時点で10%混合ガソリンの販売を開始する。ただし、3%混合と10%混合のガソリンが併売される場合には、3%混合はハイオクのみとして非対応車には環境コストを払ってもらうと言うのが趣旨だった気がします。 ところがその後、エタノールの取り扱いにコストがかかると業界からのクレームで、エタノール3%混合ガソリンについては、エタノールを加工したETBEといった添加物質を7%弱(現在の規制値上限で二酸化炭素削減効果はエタノール3%混合と同等だそうです)混合する方向に変更されて現在に至っている様です。 ところで、2012年までの目標に合わせた、バイオエタノール10%混合についてはどうなってしまったのでしょうか?ETBE代替では20%超の混合が必要になり、現在の規制値を3倍以上にしなければならない計算となりますが、大丈夫なのでしょうか?

みんなの回答

  • aburakuni
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回答No.1

今日の朝日新聞朝刊に記事が出ていましたが、おっしゃる通りの様ですね。今まで誰からも回答が無いのは、先行きについては白紙に戻って何も判らないと言う事でしょう。 もっとも、その構想のために公的機関であるNEDOに設立された同アルコール部会の新部長は元エッソの常務であったりするので、ETBEへの転換を推進している石油連盟会長の新日石渡氏とエクソンモービルの間で何らかの手打ちが行われている可能性は有ります。エクソンモービルは京都議定書反対の元締めですので、E10に関しては放っておこうというのが彼らの腹の様な気がします。

jigyakujii
質問者

補足

あまり特殊な話なので回答が無かったところを、業界裏事情を含めたご丁寧な回答を頂き有難うございました。 実は勤めている会社でバイオ工場を作ろうと言う話があって調査を始めたのですが、官公庁は推進する立場のはずなのに先行きに関しては不案内で、情報が公開されません。朝日新聞の記事内容自体も公知の事なのに、「まだ決まっていない」との話でした。今後は指摘された背景を元に、調べていこうと思っています。