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百鬼夜行抄「介添人」を読んだ方へ。

6月に出たネムキに掲載されている、百鬼夜行抄「介添人」の内容についてわからない点があったので質問させて下さい。 伶が引き取っていた篤志という子どもは、書生の八名瀬ですか? それとも二人は兄弟かなにかでしょうか? 篤志の父親が八名瀬と名乗っていたことや、八名瀬の過去を話す伶の、「熱出したり本読んだり・・・」というのが篤志と重なっていたので疑問を持ちましたが、何度読んでもわかりませんでした。 私の深読みでしょうか。 どうもすっきりしないので、どなたかこれだと思う説をお持ちの方教えてください。 想像でもかまいません。 お願いします。

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  • sinonome
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回答No.1

こんにちは。 篤志という子ども=書生の八名瀬です。それで、正解です。 正確にいうと、篤志が大人になった姿が八名瀬です。 彼の名前は(八名瀬篤志)なのでしょう。 大人になった、篤志が、過去の伶さんに会いに来たのです。 理由として。 本人が言っていますが。 「子供の頃ふと思った、ここで育っていたらどんなだったかなぁ、っていうのが、頭から離れなくって」 篤志が大人になり、ふと昔を振り返り。 もし、伶さんと妖怪たちがいる、あの家で暮らしていたら。 自分はどんな人間になっていたか、考えたのでしょう。 (父親が迎えに来ても、残りたいといっていたし) 大人になった、篤志が、過去の伶さんに会いにこれるのですから、彼もなんらかの不思議な能力があるのでしょう。この作品の登場人物は、そういう力のある人物が多いので、不思議はないですよね。 >篤志の父親が八名瀬と名乗っていたことや 篤志は、最初は苗字がでてきませんね。 たぶん、お母さんの苗字だったと思いますが。 ここで、父親が名乗ったことで、いままで匂わせていたこと(八名瀬が何者か)に、回答を出した形ですね。 >八名瀬の過去を話す伶の、「熱出したり本読んだり・・・」というのが篤志と重なっていたので疑問を持ちましたが、 篤志が、たまたま伶の本を持ち出したので、読んであげてますよね。 大人になった篤志が、 「僕はいまだって、先生のファンですよ」と、言っています。 りょうが、夏目漱石でも読んでいればと、答えています。 当然ですが、りょうは、八名瀬が篤志だとわかってての発言です。 現にそのまえに 「こんなことしてちゃ、体にもよくないぞ もう帰りなさい」 と、言ってるのは、今の時間に戻りなさい。 と、いう意味です。 百鬼夜行抄はいつも、複数のお話がからんでたりします。 ページ数の関係もあり、あまり長々とやれないので、すこし不明な点がでてきて、何度も読まないわからないときがありますよ。

consaku
質問者

お礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。丁寧な回答、どうもありがとうございました。 >大人になった、篤志が、過去の伶さんに会いに来たのです。 これを読んで疑問がすっきりしました。そこまでは読んでいなかったです。いつも何回も読んでやっと話がわかる感じなのですが、今回ばかりはわからなかったです…。 百鬼夜行抄は大好きですが、sinonomeさんの回答を見てまだまだファンは名乗れないなと思いました。精進します。 本当にありがとうございました。

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