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源泉徴収票を落とした場合
友人が昨日どうやら源泉徴収票を落としてしまったようです。落とした場所は見当がついたので探しに行ったそうなのですが、見つからないとのこと。このご時世ですから旦那の会社名も年収も住所も名前も記載されているものを紛失したことで大変動揺しております。 このような書類を悪用されるとしたら、例えばどんなケースが考えられますか?キャッシングなんかに利用されることはあるでしょうか? 警察に届ける以外に何か出来る防衛策はありますか?
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源泉徴収票そのものが個人IDに使われるケースはまずないと思っていいと思います。なぜなら、源泉徴収票そのものは偽造がいくらでも可能な書類なので。よっぽど審査の甘い金融機関でない限り、源泉徴収票のみの持参で金銭貸借の契約をする機関はないと思います。 ただ、住民票の写しや所得証明書などを複合することによって、審査をすり抜けることも考えられるので、万一のことを考えるのあれば、源泉徴収票を落としたことを、市町村役場の税務担当や戸籍担当課に伝え、自分の証明書類を請求する他人が現われる可能性があることを伝えておけば充分と思います。 また、本人を装い、その源泉徴収票を使って税務署等に所得税の申告をされてしまう可能性もありますが、すでに会社で年末調整をしている場合は、偽者にメリットがないので心配ないと思います。ただし、年調未済の場合は、所得税が還付されるケースもあり、この還付額が偽者に渡ってしまうことも考えられるので、この場合は会社に源泉徴収票の再発行を請求し、お早目に管轄の税務署へ確定申告をしてください。 個人情報を利用した「振り込め詐欺」や「なりすまし詐欺」に出会う可能性もあるかもしれませんが、ご本人や家族親戚が毅然とした対応をとることで十分防ぐことは出来ます。 いろいろと可能性を羅列しましたが、源泉徴収票それ自身が犯罪に使われる可能性はかなり低いと思います。警戒はすることにこしたことはないですが、あまり神経質になる必要はないでしょう。
お礼
そうですか。ご丁寧な説明に安心しました。知人にもあまり神経質になることないと慰めておきます。どうもありがとうございました。