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DB(予約システム)が入っているPCの保守でデフラグはしないほうがいいのですか?
ACCESSで作成したDBが入ったPCの保守において、デフラグはしないほうがいいのでしょうか? (DBが入っている場合しないほうがいいと聞いたので。。。) どうかよろしくご教授お願い申し上げます。
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一方で「危険だ」、もう一方で「大丈夫」ではなかなか納得しがたいと思いますので、もう少し細かく考察してみたいと思います。 通常の(データベースを使用しない)システムでデフラグを行うことに危険はあるでしょうか。実のところ、厳密に言えば、危険が「全くない」とは言えません。 たとえば、全く使用せずに電源だけ入れて放置されている2つの同じシステムがあり、そのうち一方のシステムを久しぶりに使ってみたとします。すると、直前までは全く同じ状態であったとしても、使ったとたんに「使ったほう」の故障率がぐんと上がります。 電源の入っているシステムは、使うと、使わないよりも故障の可能性が高くなるのです。 ですので、デフラグを「する」ほうが、デフラグを「しない」よりも、システム全体として見れば、システムが故障する可能性が高くなると言えるでしょう。 また、システム全体の中でも可動部品、つまりキーボード・マウス・ハードディスク・ファン等は消耗品なので、それ以外の部品よりも格段に故障率が高く、いつ故障しても不思議ではありません。 仮にデフラグでデータベースファイルを移動中にハードディスクの故障が発生したとしたら、まずデータベースファイルは助からないでしょう。しかし同じハードディスクの故障でも、移動中ではないファイルであれば助かる可能性は若干高くなります。 ここまではデフラグすることによる危険の可能性を挙げてみましたが、次はデータベースファイルの迷信に関することです。 大昔、パソコンにようやく本格的(=高価格と考えてください)なデータベースが登場した頃、データベースファイルはデフラグ等で移動してはいけないファイルでした。データベースファイルへのアクセスは「ファイルの先頭から〇〇の位置にあるデータ」ではなく「ハードディスクの〇〇の位置にあるデータ」という形でアクセスしていたからです。 現在でもハイエンドのデータベースではそのような方法でアクセスするようにデータベースファイルを作成することが可能ですが、通常はそのような方法は取りません。不便だからです。 「ファイルの先頭から〇〇の位置にあるデータ」という形でアクセスするデータベースであれば、そのファイルがハードディスク上のどの場所にあっても同じようにアクセスすることができ、ファイルをコピーして別の場所に移して使うこともできます。Accessを含むローエンドのデータベース製品では、データベースファイルは必ずこの形になっています。 それでも、大昔の知識をそのまま適用しているエンジニアも、もしかしたらいるかもしれません。その大昔の知識をそのまま適用しても「動作しない」という致命的な不具合は発生しないため、誤った知識であることに気付かないかもしれないからです。 さてさて、現実問題としてデフラグ禁止というのはいかにも不合理ですよね。では、デフラグに反対する方にこう聞いてみてはいかがでしょうか。 Accessのデータベースをバックアップするときに、データベースファイルをコピーすればよいでしょうか。(コピーで良いという回答になるはずです。) バックアップしたAccessのデータベースをリストアするときも、データベースファイルをコピーすればよいでしょうか。(これも、コピーで良いという回答になるはずです。) でもコピーするとハードディスク上のファイルの位置は変わりますよね?(ここで「変わらないよ」と言うようであれば、その人は技術者として望みなしです) デフラグが危険ならデータベースのバックアップ・リストアも危険で、バックアップ・リストアは行わないほうが安全なんですか?
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- xcrOSgS2wY
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すみません、補足です。 さきほどのはノンストップ動作中の保守のつもりで書きました。システムを止めての保守であれば何の問題もありません。
お礼
丁寧なご回答まことにありがとうございます。 DB予約システムを止めて行う作業をイメージしておりました。 ですがきちんとしたDBシステム(医療用など薬事を通ったものなど)をメンテしている技術のひとが、「通常DBがはいっているHDはデフラグしない。危険だ。」といわれたので、自分たち(素人)がACCESSで作ったシステムが入っているHDもそうなのだろうか。。。と不安になったもので。。。 (因みに、その技術者に「じゃ、使っているとシステムが遅くなりますよね?」と訊ねたところ、「ええ、遅くなります」とのことでした。。。)
- xcrOSgS2wY
- ベストアンサー率50% (1006/1985)
ソフトウェアあるいはハードウェアの正常動作の妨げにはなりません。しかし、DBへのアクセスのレスポンスタイムは大幅に低下するので、システムとして使用に耐えるかどうかは確認が必要です。 また、DBにレコードを追加するとまたデフラグメントを起こして、いつまでもデフラグが終了しない可能性もあります。
お礼
ほんとうに丁寧な説明で、こころより感謝申し上げます。意味がわかってすっきりしました。 重ねてお礼申し上げます。