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撮像素子の今後の発展
デジタルカメラのカテゴリーですべき質問のような気がしますが、専門家にお尋ねしたくて…よろしくお願いします。 イメージセンサーの開発改良もだいたいピークに達しつつあるように思えるのですが、次の方式がなぜその後の新型一眼レフに採用されないのか。 (1) オリンパスがコダックと共同で開発したフルフレーム型CCDはなぜ他社が採用しないのか。 (2) フォヴィオン社製のFoveon X3はその後どう改良されているか。新たにこれを搭載した機種はあるのか。 (3) ニコンが開発したLBCASTは当初同社のアナウンスではCMOSよりすぐれているということだったが、なぜ自社の新型機に搭載しないのか。 世界に冠たる日本の光学器械の現在は、想像を絶する熾烈な開発競争によるニューテクノロジーの賜であるが、ここに至って協同で技術開発を進めるのがユーザーフレンドリーな姿勢だと思うが、業界にその姿勢があるか。 以上です。
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私も専門家ではないのですが… とりあえず一般論です。 まず新しい撮影素子ですけど、安定して量産できる製造技術を確立させないと、それを 使った物は一般市場に売り出せません。いくら性能が良い物でも、素子単体で¥300万とか 言われたらどうしますか?一部の研究用や軍事用としてしか使えない値段では… 後は政治的な問題です。よっぽど画期的な物ならともかく、その他の要素でもカバー できる程度の改善ならば、自社のパーツだけで何とかしようとするでしょう。他社より ここが優れてますというのが売り文句の常套ですが、その核心部分が他社と同じでは だめでしょう。 ここからは各論です。 (1)ですが、フルフレーム型CCDは撮影データを取り込む時、光が当たっていては ダメなはずなので、動画を撮るためには回転シャッター等が必要になります。これでは コンパクト機には使えません。しかし逆に言えば、動画撮影を考えなくてもいい一眼 レフだったら、他社が使っても問題ないはずですが。技術的困難もなさそうですし。 (2)は、まともに製品にできているのは日本のシグマだけで、コダックはまだまだ 熟成に苦労している段階です。全く新しい素子なので、何か技術的困難があるのかも 知れません。 (3)はおそらく、一般論で述べたような段階でしょう。後は致命的弱点がないか 検証しているところ、と言うことも考えられます。 最後に共同開発ですが、これは個人的にユーザーフレンドリーと感じません。単なる なれ合いだと思います。それよりも、SD,CF以外の記録メディアをなくすことの方が ユーザーの利益にかなうと思いますね。
専門家ではありませんので(1)(2)(3)のご質問にはお答えしませんが 少なくとも「ユーザーフレンドリー」という姿勢は、どのメーカーにもないと思います。 あるのは「シェアの独占」と「他所の規格には合わせ(負け)たくない」というエゴだけだと思います。 もしメーカーが「ユーザーフレンドリー」という言い方をする場合、それは 「ウチの製品を使っていれば悪いようにはしない」という、 ユーザーの「囲い込み」以外のものではありません。 これはデジタルカメラに限ったことではないのでしょうが 「開発競争」が技術を押し上げる事は間違いありませんが そのどこかで「成果の共有」という意識があれば これまでにも、もっと優れた製品がユーザーに与えられただろうと思います。