#1の回答者です。
> ログ履歴をIP検索すると海外(中国.アメリカ.etc)からとか国内の○○○会社とかからとなっています。これってかなり危ないのではないのでしょうか?
中国・アメリカからのパケットだからといって、別に危ない攻撃を仕掛けてきているのではありませんよ。不正アクセスに分類されるほとんどの通信は、世界のどこかでウィルスに感染したPCが、次の感染先を探すために見境なく(世界中に)ばらまいているパケットのいくつかがたまたま質問者さんのPCに届いてしまっているケースです。これらは防御さえ(Windows Updateをきちんと実行している、ウィルスバスターなどのファイアウォール機能付きセキュリティソフトを常駐してあるなど)してあれば、そこまで恐れるほどのことではありません。世界の裏側で誰かがウィルスに感染してるんだなー、くらいのことでしょう。
本当に恐ろしいのは、人間が何らかの意図を持って(大概は悪意です)質問者さんのマシンを攻撃している時です。この場合、仮に防御をしてあっても、相手の技術によってはその隙をネチネチと探されて、最終的には相手の攻撃を許してしまうことになってしまうかもしれません。が、そういう悪意あるハッカーはそんなに滅多やたらとはいませんし、質問者さんのマシンを狙う特別の理由もないでしょうから、そういったことは普通は心配しなくても大丈夫です(もし質問者さんのPCの中に国家機密が保存されているとか、質問者さんが実は大富豪だったという場合は、攻撃される理由があるかもしれませんから気をつけた方が良いですが)。
ウィルスによる感染は、防御の隙をネチネチと探したりということはしませんので(単に機械的に感染できるかどうかを調べているだけです)、セキュリティソフトをちゃんとインストール・アップデートしてあれば、恐れることはありません。
> ルーターで対処できるならば、すぐに設置しようと思っています。でも、ルーターってモデムとどう違うのか?わかりません。
モデムとは、ケーブルテレビのアンテナ線を流れている電流から、PC向けの通信に関するものを抜き出して、PCに分かる形に直してくれる装置です。ケーブルテレビのアンテナ線には、もちろんですがテレビの電波が信号として流れていますので、そのままPCに繋ぐことは出来ません。よって、「これはテレビの放送信号」「これはPC向けのインターネットの信号」というものを分け、後者をPCに分かる形に直してくれる装置がケーブルモデムと呼ばれる装置です。
これに対し、ルータとは、PC向けの信号(IPパケット)を調べ、正しい宛先PCへと分配してくれる装置で、本来は一本の回線に複数のPCを繋いでいる場合に使う装置のことです。一本の回線に複数のPCを繋いでいる場合、それらを同時に使っていても、混信しないで通信が出来るよう、分配する装置が必要になります。例えば夫がアダルトなページへのリンクをクリックしたら、別室の妻のPCの画面にアダルトページが表示された…ということだと困りますよね?本来は、そういったことがないように正しくパケットを分配する装置をルータと呼びます。ルータは、ケーブルモデムとPCの間に挟むように接続するのが普通です。
で、家庭で使う場合には嬉しい副作用があって、外部からの攻撃のパケット(ウィルスの感染の調査パケットを含む)が飛んできた場合、ルータはそれを夫のPCに届けるべきか、妻のPCに届けるべきか判断できないため、そのパケットを誰にも届けずに捨ててしまいます。よって、外部からの攻撃はほとんど完全に無効化されます。ルータは、夫がアダルトサイトのリンクをクリックした場合、そのサイトから送られてきた画像などを夫のPCに配ることが出来るのですが、そうやって内部から始まった通信(夫がリンクをクリックした)などは正常に処理できます。が、いきなり何の前触れもなく外部から飛んでくるパケット(ウィルスの感染調査など)は、処理できないのですね。よって、防壁として働いてくれるケースがあるのです。この防壁としての役割は、例えPCが1台しか繋がってない場合でも問題なく働いてくれますので、質問者さんのお悩みの解決にもなるでしょう。
で、質問者さんの場合、一般的なブロードバンドルータと呼ばれる製品の中でもCATVに対応しているものを選んだ方がいいでしょう。ただし、CATVはそのケーブルテレビ会社によってネットワーク構成が様々なので、どのルータを使えばいいかを自信を持ってお薦めすることは難しいです。例えばこんな製品がありますが、これが質問者さんの環境で使えるものなのかはちょっと分かりませんので、必要に応じてケーブルテレビ会社などに問い合わせてみると良いのではないでしょうか(たぶん、大丈夫だとは思うのですが…)。
お礼
詳細な回答にとてもうれしく思います。有り難うございます。大変、勉強になりました。