- ベストアンサー
資本主義の限界
もし将来、今人間がかかわっている仕事の80%が機械化されれば、所得のギャップが広がり過ぎ資本主義というシステムが行き詰ると思います。そうなれば、世の中はどうなると考えられますか? 1、資本主義が行き詰ることなどないのか? 2、人類は戦争などをして滅亡の危機にさらされるのか? 3、社会主義に戻るのか? 4、新しい社会システムが誕生するのか?もしそうならどのようなものか? 教えて下さい。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
江戸時代と比べると、当時人間がかかわってた仕事の80%以上が機械化されていると思います。 しかし江戸時代と比べて今のほうが所得のギャップが広がりすぎているというわけではないと思います。(江戸時代の経済にはそれほど詳しくありませんが) だからまず、ご質問のような理由で必ずしも資本主義というシステムが行き詰まるというわけではないと思います。 1.ご質問のような理由ではなくても、あると思います。 2.今後100年というスパンと現在の技術力の延長を考えると、やっぱり本質的には資源問題が重要だと思われ、そのために絶滅の危機に陥ることがあると思いますが、それを本質的な要因にして絶滅に至るより直接的な契機として大きな戦争が起きることもあり得ると思います。 3.日本は社会主義になったことがありませんから社会主義に「戻る」というのはおかしいです。それはさて置いて社会主義の典型がロシアや中国とした場合、現実に効率的に上手く行っているとは言えないと思いますから(地位や権力で身分格差がついてしまった)、社会主義はマルクスや毛沢東の崇高な理念の中においてのみ安定できた体制なのではないかと思えます。 4.そんなに目新しいものは無いんじゃないかと思います。資本の時代→武力の時代→知恵の時代→資本の時代(以下回転)という輪廻があると言ってた学者さんがいましたが、どうともわかりません。社会主義とか資本主義とか共産主義とか専制君主制とか、そういうレッテルの名称は変わることがあるでしょう。金銭が力をもつ時代になるか、物理的な武力が力をもつ時代になるか、知恵が力を持つ時代になるか、あとなにかありますかね。そういう、時代が必要とする力は何かという区分で考えた方がいいと思いますが。結論は、わかりませんです。現代が武力の時代に突入しているみたいだなという感覚はありますが。
その他の回答 (2)
- at9_am
- ベストアンサー率40% (1540/3760)
こうした事を考える際、いつも迷うのが「社会主義」の扱いについてです。社会主義と共産主義も、経済制度などの面からの違いは殆どないです(社会党と共産党の違いではないことに注意)。この点から、この両者は同一と見なします。 ソ連や中国などはマルクスの目指した社会主義とは似てもにつかない物です。実際、ロシアの革命→社会主義国誕生の流れをマルクスは驚いたそうです。彼の予想では、この流れは(当時最も進んでいた)英国や仏国にこそ起こるべきでした。 こうしたことを鑑みて、ソ連や中国などは「社会主義」とは見なさない方向で答えてみようとおもいます。 1. 資本主義が行き詰まることは、あり得ます。これはいかなる体制でもそうですが、いつかは壊れるのです。逆に言えば、その程度しか近い内に行き詰まる可能性はない、ということです。 2. 可能性は、ないとは言いません。現在、核を除いても地上には全人類を殺し尽くしてあまりある武器弾薬があります。「滅亡の危機」は存在しないとは言い切れません。 とはいえ「滅亡させるメリット」って何でしょう? こう考えると、おそらく「非常に可能性の低い一側面」かな、と思います。 3. 機械化が所得のギャップを生み...という過程は、マルクスの唱えた資本主義が行き着いた先の社会主義(共産主義)にいたる道筋であり、当初の意味での社会主義です。 とはいえ、そのような事が現実に起こるか、という問には、おそらく今後数百年はNoでしょう。資本家階級が何もしなければ、という強い仮定の下では労働者の反乱=社会主義革命が起こったかも知れませんが、そこまで馬鹿ではないというのは、例えば修正資本主義などで示されています。 ただ歴史的には、原始共産制から現在の資本主義へと漸進的に進んできたのであるということをお忘れなく。 4. 新しい社会システムは、おそらくはこうだ、という事すら言えないです。 幾つかの予想はできます。例えば、半永久的に生き続けられるようになった後での貴族制なども候補の一つです。しかしこれはその時代を生きる人々の物であるので、ここで議論するのはいかがなものか、と思います。
お礼
いろいろな、可能性があるのでひとつに絞るのは難しいですね。回答ありがとうございました。どれになるのか、一番可能性が高いと思われるものを書いていただけると、なおうれしかったです。ありがとうございました!
- tokimune
- ベストアンサー率27% (187/690)
まず世の中に理想的な社会体制というものは、存在 しません、しかし理想に向かって国家を作ろうと、 人類は努力してきました、 資本主義が発達しすぎると、弱肉強食になり貧富の格差が大きくなりすぎ、崩壊へと進んでいきます。 一方社会主義も平等な社会を追い求めて国をつくりましたが、ソ連、中国、ベトナム、を見れば解るように平等もいいけど、やっぱりお金持ちになりたい、という人間が本来持っている欲望には勝てなかったということです、 しかし外国人から指摘されることですが、両方の長所 を取り入れている国家は日本だといわれています、 なんだかんだ問題はありますが世界の中では理想に 近い体制である、というのが外国では定説になって います。(直接回答になっていませんが、参考にして ください)
お礼
なるほど、日本は理想に近いのですか。ありがとうございました。
お礼
武力の時代ですか。アメリカや、北朝鮮がその代表でしょうね。力こそが全てにならないことを祈るばかりです。ご丁寧な回答ありがとうございました。