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北朝鮮の核実験
最近、来月にも北朝鮮が地下核実験を行うのではないかとニュースで報道されていますが、 今日ネットで、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長が、 もし北朝鮮が核実験をすれば東アジア地域に大量の「死の灰」が降り深刻な事態になるとの記事がありました。 ニュースを聞いていると、専門家の間でも脅しだけという意見と本当に行うのではないかいう意見とに分かれている様ですが、 何をするか分からない国ですから、突然実験する事もあり得るでしょうし、 北朝鮮側は安全と思っていても本当に十分な設備の元でやっているのかも分からないので、 本当に実験したら、IAEAのエルバラダイ事務局長の懸念通り日本にも死の灰が降って、 多数の方が亡くなったり後遺症持つ事になるのではと不安になりました。 東アジアの人々にとっては命にかかわる事なので、早急に対応して、 どんな事をしてもやめさせないといけないのではと思うのですが、そこまで緊迫していないのでしょうか。 あるいは核実験を行ってもそこまで危険な事にはならないのでしょうか。
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まず危険性はないでしょう。部分的核実験禁止条約が昭和30年代に発効するまで各国は大気圏内核実験を多数実施してきましたし、フランスはムルロワ環礁で大気中実験をその後も実施してきました。微量に核分裂生成物(所謂、死の灰)のフォールアウトが観測されましたが、余程、実験場に近くなければ大きな問題は生じていません。 また地下核実験であれば、一部のガスとか、粒子を除けば空中に核分裂生成物が放出されることは考え難いと思われます。 核爆発による放射能効果には直接放射線によるものと、核分裂生成物からの放射によるものがあります。一般的に核爆弾の場合、前者が大きく、後者は小さい性質があります。原子炉事故ではこれは逆になります。 大気中核実験が行われた場合でも核分裂生成物の多くは現地に落下します。軽いもののみが成層圏まで上り、長時間かけて遠くに運ばれます。その時点でかなり拡散していますし、時間がかかれば放射性の強いものは崩壊が進んで放射能が小さくなります。 いずれにせよそれ程、神経質になる必要はありません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 フランスが行った実験では近くしか影響が無かったとの事ですが、 私の素人考えでは、フランスと北朝鮮とでは技術力が違うような気がするのですが、 失敗して大量に核分裂生成物が放出される可能性は高く無いのでしょうか。 とりあえず、そんなに深刻に考えなくても良い様なので 一安心致しました。