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御供えのご飯に箸を立てるのはなぜ?
よく仏壇の前に御飯を置きますが、なぜお箸を突っ刺しておくのでしょうか。揃えて置いてもよさそうなのに、なぜでしょうか。昔(子供の頃)自分の茶碗でやると親に叱られましたが、本来行儀の悪いことではなく、禁忌に触れるようなことなのでしょうか。 10才になる長男に昨晩質問されましたが、答えられませんでした。
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このご飯の事を『枕飯(まくらめし)』といいます。これは死んだ人の枕元に供える飯のことで、故人の使っていた茶碗にご飯を盛りきり箸を2本立てて供えます。これは死者が息を引き取るといったん善光寺にお参りするのでその弁当だとか、死者の霊を呼び戻すためとか、炊いただけ盛り切り、他の人には差しあげないというしるしに箸をたてる古代人の縁切り法ともいわれます。 つまり、ご飯に箸を立てることは『枕飯』を意味し縁起が悪いのでタブーとされています。
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- ikadevil
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こんにちは。 本来は行儀や縁起の悪いことではなく、平安時代ころには公式な作法だったそうです。当時は上流階級は現代で言う「おこわ」を、庶民はおかゆを主にたべていました。お粥には箸は立てられませんから、これは「おこわ」だと表現する意味のあったようです。 そのときに「おこわ」に箸を立てる絵巻物にも残されています(画像を検索したのですが見つかりませんでした)。 また客のもてなしや神仏へのお供えの場合もこの作法でした。それが時代と共に仏事に限定され、縁起の悪いこととされてしまったようです。 ただ、現代では気にする方も多いので避けたほうが良いかと思います。
お礼
回答ありがとうございます へぇー、もてなす時の作法でもあったんですか!驚きました。時の流れってすごいですね。 こんなことを知らないと、確かに気を悪くするかも知れませんね。そういえば、仏壇のある親戚の家でも最近見ていないような気がします。 参考になりました。
お礼
回答ありがとうございます 『枕飯』って言うんですか、知りませんでした。 縁を切るものだったんですね。参考になりました。