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薬の食前・食後
薬の「食前・食後に服用すること」というきまりごとにはどのような意味があるのですか? (ちなみに私は薬学に関してまったく見識のない者です)
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こんにちは。 まず、両者の意味から、 ■食前 胃の中に食べ物が入っていないとき。 (食前20~30分前) ■食後 胃の中に食べ物が入っているとき。 (食後20~30分後) が一般的な指示だと思います。 次に、分ける意味は、 薬を飲む時期は,通常食事に合わせて決められており、飲むタイミングを分けるのは、薬の効果や副作用の発生に食事が影響するためです。 「食前」に飲む薬には、漢方薬の他に、貧血に使われる鉄剤やある種の抗生物質など、食後の吸収が悪いものです。また、胃酸の分泌をうながして食欲を出すための薬や、食後に血糖値が高くなるのを抑えるための糖尿病の薬、食後に発作の起きやすい狭心症のための薬など、その作用から食前に服用します。 「食後」に飲む薬は、まだ食物が胃に少し残っていて、胃に刺激が少ない状態で飲むほどよく吸収されるからです。 (おまけ) 「食後」の他に、「食直後」というのがあります。これは、食事をした後すぐのことです。一般には食事は薬の吸収を妨げますが、ビタミンAやDなど油状のものは、油の吸収を助ける胆汁が十分に腸内に出されている食直後の方が吸収が高まります。 また、胃腸障害をおこしやすい鎮痛剤やある種の抗生物質なども、この時間に飲みます。その他、消化薬なども当然食事のすぐ後に飲む必要があります。 あと、「食間」というのは食事をしている間ではなく、食事と食事の間で、食後2時間から食前2時間の間を指します。空腹時の胃酸の分泌を抑えたり中和させたりする胃炎の治療薬や、痢止めなど胃粘膜に作用する薬はこの時間に飲みます。
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- KAAZ
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他の方の仰っておられる内容で、理解は既にされておられる事と存じますが… 薬の効き具合・副作用などが、生命予後を左右する場合もある ということを付け足しておきます。 「適当で良いや!」と考えておられる患者さんも多くて怖いです。 正しく服用しなければ「狙った効果は得られない」と思ってください。
お礼
わかりました、心して服用します。 回答どうもありがとうございます。
こんにちは。 薬によっては、胃や腸などの消化器官の中の食べものや他の薬に影響を受けて、吸収力が弱まったり、あるべき効果が半減されてしまったりすることがあるので、その薬の持つ特性によって空腹時に服用するとか、また、胃粘膜を保護する必要がある等の理由から食後に服用する等々、服用方法に違いがあるのではないでしょうか。
お礼
回答どうもありがとうございます。
お礼
わかりやすい回答どうもありがとうございます。