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灯油缶を使ったちりとりの作り方
灯油缶をナナメに切って取っ手をつけた、三つ手ちりとり(鉄道ちりとり)を昔はよく、今でもたまに見かけるのですが、あれはどうやって製作するのでしょうか?
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まさに、リサイクル。本来の形を活かしながら別用途に転用する。 通常の「ちり取り」より沢山ゴミ回収出来るし、取り口を上に向ければ箱となり、運ぶ時にこぼれない。 昔は、結構見かけたものです。 作業の際、軍手をはめて、金属片の刺さり、金属のふちで切り傷を作らないように手を保護します。 製作の仕方は、 2つに分断するためのカット線を油性ペンで、定規を当てて線引きします。 その線を金工ばさみで切るために、線付近に穴をあけます。 穴をあける位置は、ちり取りとして使わない側に開けるのがミソ。 (金切りのこがあれば缶の角部分から引くと綺麗に切れ目が入ります) 穴、切れ目部分から金切りばさみの刃先を入れて線上を切ります。 この場合の 直線を切るのは、直刃(すぐば)ではなく、柳刃(やなぎば)が使いやすいです。(紙を切るのとは、勝手が違います) 切り口は、「かえり」が出来るので、要注意。線を逸れる事無く、正確に時間を掛けて切ります。仕上がり、見栄えを良くするには途中の行程が大事です。 切っている最中にも、切り口が波状に変形する事がありますが、平らな所で木槌で叩きまっすぐに直します。 切り口は、金工ヤスリでかえりを削ります。 切り口部分の強度を増やすために、「折り返し」「折曲げ」をつけます。 切り口が4辺あるうち、床に接する辺だけは「折曲げ」にし、他3辺は「折り返し」です。 「折り台」「打ち木」「刀刃」があると作業が、正確に出来ます。(直線で折曲げるのに、コツと慣れがいります) 「折曲げ」もぺったんこにしないこと、直線が生きてくる部分なので、ぺったんこ手前で止める。 持ち手部分(3点で支持)は、平棒(断面が長方形)を曲げて(使いやすい形)作ります。この持ち手にその人の「こだわり」が出たりします。 平棒と本体の接合は、平棒に穴あけしリベット接合したり、平棒同士の接合部分をアーク(電気)溶接する人もいます。 本体よりも持ち手の方が、難物です。 金属加工で使用する工具名がいくつか出てきましたが、検索すれば理解出来ると思います。 大雑把ですが、自身が経験した範囲の内容です。
お礼
ご丁寧に書いてくださり、ありがとうございます。いくら検索しても見つからなかったので・・・・結構難しそうですね。トライしてみます。