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ペイオフ解禁について

こんにちは。 経済にはまったく詳しくない学生です。 今日から解禁のペイオフですが、いまだによくわかりません。(^-^; よくわからないなりに、関連する記事などはなるべく 読むようにしてきたのですが、どうしても単純な印象として、 「客から信用されて預けられたお金を返さないなんて、会社として 失礼じゃない?なんでそんなことが公に認められるようになるの?」 という疑問があるんですよね。 過去ログも読んでみて、ペイオフ解禁=健全、 という図式は一応理解したつもりです。 が、「公的資金の注入を控えること」と、「ペイオフ解禁」は、 別に同じことではありませんよね? そのあたりがもやもや~っとして、よくわからないでいます。 また、どこかで、「政府はこれによって個人の金融資産が 貯蓄→投資に向かうことを期待している」という記述を読みました。 確かに、そうなれば景気が良くなるようなイメージはあります。 そういった理解で合っていますか? どうぞよろしくお願いします。

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  • rightegg
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回答No.1

こんにちは。 いや、要するに銀行に預ければ安全、という概念を変えるってことです。 銀行だって投資と同じであり、きちんと運用状況とか諸々監視していきなさいよ、と。 だって「破綻」した会社に「借金払え」と言ったところで限界があるでしょう? そこで今まではその不足分を国が補償してしまっていたわけです。もちろんそのお金は税金から出ている。 つまり今までだって会社として対応していた訳じゃないんですよ。 むしろ早々にさじを投げてしまい、その後始末を国=税金で行っていたわけです。 これを公に認め続ける方にも無理があるのはお分かり頂けるでしょう。 客から信用されて預けられたお金を返さないのはもちろん悪いことですが、企業や個人が破産したときでもそれは同じでしょ? 無い袖は振れないのです。 銀行だけ国が保護してあげる、その代わり付けは国民全員で払うという図式もかなり変です。 金融資産が投資へ向かう。これはまあ合っています。 銀行に預けてばかりでは仕方ないから、個々人が自己責任の元に資産運用を考えはじめるきっかけにはなりますからね。 とはいえそれは1000万円以上の貯蓄がある人の場合であり、我々庶民レベルにはあまり関係ない話ですけどね(笑)。

contigomivida
質問者

お礼

なるほどです。そういわれてみれば、 普通の会社の倒産でも、しょうがないことはしょうがないわけですよね。 何か自分の中でも、銀行を特別視している部分ってある気がします。 質問を投稿したときも、「銀行=会社って言っていいのかな?」 という疑問がありました。 でも、逆に銀行だけ特別扱いするのはおかしいということなのですね。 よくわかりました。 ご回答どうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • FM-8
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回答No.3

みなさんご回答のとおりなんですが,蛇足です. 銀行には「自己資本比率」というのがあって, これは,貸しているお金の総額(分母)に対する,銀行独自の資産(分子)の比率です. 銀行は,預金者からお金を集めて,それを他人に融資 して,もうけているわけです. よく考えれば,うまい商売ですよね. つまり,元手が全然なくても,預金者からお金を集めれば,他人のお金でもうけられるのです. でも,1929年に世界恐慌というのがあって,金融不安がありました.このとき,預金者が「この銀行は危ない」というので,一斉に預金をおろしました. こういうのを「とりつけ騒ぎ」と言います. 銀行は,自己資本比率が小さいと,たとえ経営が健全だったとしても,預金者がお金を一斉に引き出すと つぶれてしまうのです. だから,大きな商売をする銀行は,つぶれにくくするために,「自己資本比率」という預金以外の資産の割合を多くしなければなりません.国際的な基準は,8%です. 銀行は,自己資本を除けば,「預金」がほとんどの原資です.どんな銀行でも,預金者にそっぽを向かれたら, 一発でつぶれます. そんなに,弱い存在のくせに,中小企業に貸すときは 態度がデカイからしゃくにさわります. 今の低金利で,そうならないのは,外国から見ると 奇異な現象でしょうね.こんなに利率がひくいのに, なんで預けてるの?という. ところで. 「とりつけ騒ぎ」を防ぐには,どうすれば良いのでしょうか.簡単です. 「銀行がつぶれても,預金は保護されますよ」と言えば良いのです.これが「預金保護」です. そうすれば,預金者は一斉に預金を引き出すことはしません.世界恐慌の経験から作られた制度なのです. つまりは,「預金保護」というのは,預金者を保護する制度はなく,元々は,危ない銀行を保護する仕組みなのですよ. 結局ですね. 「ペイオフ解禁」というのは,「なにか危ないぞ」と なったときには,預金者が預金を一斉におろしにかかる 時代が再び訪れるというこです. だから,預金者だけでなく,銀行にとっても大変厳しい時代に入ってきたと言うことです. 銀行員の給料は高すぎます. でも,「ペイオフ解禁」後は,そうは行かなくなるでしょう.

contigomivida
質問者

お礼

今回、ペイオフ解禁って何なのかをわかろうとして いろいろ調べながら、実は銀行って何をしているのか 自分がよく知らないことに気づきました。 そんな私なので、とっても参考になる蛇足で感謝しております。(^-^) 預金保護が預金者のためではなく、銀行のためとは 目からウロコという感じです。 いろいろな意味で特別視・特別扱いされてきた業種なのですね。 「とりつけ騒ぎ」といえば映画メリー・ポピンズを思い出します。 ペイオフ解禁後は、危機感が広まれば あのような事態になりうるわけなんですね。 具体的に想像しやすかったです。 ご回答どうもありがとうございました。

  • toku3ya
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回答No.2

預金保険というのは保証人のようなもので、例えば私が借りたお金を返せなくなったときには保証人が(いれば)代わりに返すことになります。それと同様に銀行が預かったお金を返せなくなったときには預金保険機構が返すためのお金を用意することになります。 昔は各銀行が出し合って積み立てたお金が預金保険の財源となっていて、公的資金とは関係無かったと思います。その頃はペイオフ解禁後と同じく、元本1千万円までしか保護されないということでしたが、一つの銀行が破綻したらほとんど無くなるくらいしか積み立てていなかったようです。 ところが、バブル崩壊後に金融機関が相次いで破綻して、“積み立てたお金だけでは預金保険は賄いきれない”、“元本1千万円までしか保護しなかったら預金が大量に引出されて、潰れる銀行がさらに出てくる”などの恐れがあって、“公的資金を注入して元本1千万円を超える預金も全額保護(ペイオフ凍結)”しようということになったようです。 ですから、ペイオフ解禁とは“ペイオフ凍結以前の状態に戻る”ということですね。ただ、元本1千万円以下の預金を保護するために、公的資金を注入することはあると思います。(現状では、公的資金無しで預金保険の財源を確保することは難しいのではないかと思います) なお、ペイオフが解禁されても“一つの銀行につき元本1千万円まで”は保護されるようですから、複数の銀行に分散することで対応できると思います。(そんな大金を持っている人は多くないと思います) ですから、投資に向かうとは限らないと思います。 (上記の“元本1千万円”は“元本1千万円とその利息”かも知れません)

contigomivida
質問者

お礼

お礼が遅くなってしまい、すみません。 公的資金の注入は、「預金保険」を補うかたちで始められたのですね。 保障のための財源を確保できないようでは 保険の意味がないような気もしますが、 たくさんの人が加入して、基本的にその一部にしか 保険金が支払われるような事態(病気や事故など)が起きない 「ふつうの保険」となかなか同じようには行かなさそうですよね。 また、質問をしたあとに新聞か何かで目にしたのですが 個人預金口座のうち1千万円以上のものは全体の1%に満たないそうですね。 たしかに必ずしも投資に向かうとも限らなさそうです。 ご回答どうもありがとうございました。