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外見とパスポートの性別が異なる人が海外へ行く時の注意点。
中学時代からの親友(Oさん)で、性同一性障害の人がいます。 彼女(戸籍上は彼)は、精神面で女性であり、1年前に豊胸手術も受けており、現在は大学病院で処方されている女性ホルモンを飲んでいるそうです。身長も女性並に低く、最近では、体つきや顔も外見は全くの女性です。誰が見ても女性だと思います。 しかし、下半身の手術はまだ受けておりません。(本人は希望している。) 学生時代から仲がよく、彼女(Oさん)が女性であると何となく気が付いていました。彼女は本当に性格が良い人なんで私たち仲間は大切な親友だと思っています。 さて本題ですが、その友人と他の友人5人で海外旅行に行く事になりました。しかし、Oさんの外見は女性なのにパスポートは男になっています。以前、テレビでカルーセル麻紀さんが「外見は女性なのにパスポートが男性になっているため、危険でした」と仰っているのを見たことがあります。一応、男っぽい服装で行けば良いのではないか?という事で、髪型や服装(胸が目立たないようにする)などは男っぽくすると言っていますが・・・。海外は初めてなので、心配なのです。 1・パスポートはいつどこで見られるのですか? 2・このような場合、どのような危険があるのでしょうか? 3・また、どのような事に気を付けておけば良いですか? 4・Oさんは航空会社のマイレージカードを持っているそうですが、女性として登録してあるそうです。国内線の飛行機を利用する時は、パスポートが必要ないので、女性として何の疑いもなく登録したそうです。しかし、今回は海外に行くので、戸籍の性別が重視されるので、マイレージカードが使えない(マイレージポイントが加算されない?貯めれない?)のでしょうか? 各国によって注意点がそれぞれ異なると思いますが、それぞれの国の注意点を教えて頂ければ幸いです。
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日本とアメリカを行き来しているものです。 難しいケースだと思いますが、できるだけわかりやすく書きますね。 まず飛行機の搭乗手続きとパスポートについてですが、パスポートは航空会社のカウンターでチェックインする時と搭乗する時に本人確認のために必要です。 また日本を出国する時に出国管理官に見せて出国のスタンプを押してもらいます。 目的地についたら、そのときにまたその国の入国審査でパスポートを見せて入国スタンプを押してもらいます。 もし目的の国の中で乗り継ぎ便に乗ることがあれば全てのチェックインと搭乗の際にパスポートは必要です。 またホテルに泊まる際も身分証明として提示する必要がある場合があります。 そして帰国の際は、日本の出国管理官にパスポートを提示して入国スタンプを押してもらいます。 以上が公けの場でパスポートが必要な時です。 海外は(それぞれの国の中では)日本ほど男はズボン(パンツ)女はスカートとかの意識がないですし、背の高さも万別ですから服装その他は問題ないでしょう。 ただし、海外ではどんな時も自分(の身元)を守ってくれるのはパスポートだけですから、そういう意味では様々な行動に気をつけられたほうがいいと思います。 特に警官などにパスポートをみせてなどというようなことになりませんように。 あと何歳かわかりませんが、お酒を飲む時とカジノに入る時パスポートを見せないと入れないところもあります。(未成年は当然入れません) なのでそういうところはできるだけ避けられた方がいいかと思います。 それからお土産をDuty Freeで買うならば、そのときも搭乗券とパスポートを見せることになります。 問題のマイレージカードですが、質問ですが、そのお友達はカルーセル麻紀さんのように、本当の名前と女としての通称をお持ちですか? もし名前が全く違うなら絶対に加算は無理です。 (パスポートと違う名前である以上同一人物と認められないため) また同じ名前で男女の性差がないような名前でも、国際線のチケットには性別が記載されていますからパスポートと照合した時に違うと問題になります。 マイレージカードは予約を入れた際に番号で記録してしまうので、もしかしたら入力する人が性別の違いを気にせずに入れてしまえば加算されるでしょう。 けれどもそれは50/50位の賭けですよね。 ですので私からのアドバイスとしては、一緒に加算することはできませんが、もう一枚性別を男にしたマイレージカードをパスポートの名前で作ったらいかがでしょうかということです。
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- fountainofs
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2#さんの回答にイスラム圏の問題が指摘されていますね。まさか中東に行くというお考えではないと思いますが、中東の場合ですと、 1.パスポートは出入国時、税関、ホテルのチェックイン、航空券購入・搭乗その他等で提示を求められます。両替時や旅行小切手換金などの手続、その他に銀行で提示を求められることもあります。 2.パスポート記載の性別と外見が違うと、まず入国しようとする時点で、入国手続ゲートで入国拒否、身柄拘束などがひじょうに高い可能性で予想されます。他の手続もすべてうまくいかない(拒否される)可能性が存在します。 3.現実問題としては、そういう国には行かないようにするしかありません。アラブ諸国(中東・北アフリカ)はまず全部そうでしょう。他にも、一般論でいえば、開発途上国は、人権意識は弱く保守的になりますので、このような問題が発生しやすいと思います。 そのご友人にはほんとうに気の毒なことだと思うのですが、嫌な思いや屈辱的な目に会わないためには、現実にそういう人の権利に配慮してくれそうにない国には、できれば行かないのが一番です。
補足
行き先は、中東やアフリカではありません。(^^;)その他の国で、日本人が良く行く国(例えばハワイや韓国など)だと見た目(女性)とパスポート(男性)でも安全でしょうか?
- nidonen
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どこの国にいくにしろ、問題になるとしたら性同一性障害が直接の 問題ではないでしょう。パスポートの性別と見た目の性別が一致しない ことから、入国時に「偽造パスポート」を疑われてしまうと思います。 その点では、女性で登録されたマイレージカードは、本人の性別を あやふやにする材料となりますので、使わないほうがいいかもしれま せん。たぶん日系エアラインでしょうから、あらかじめ性別を変更し てもらうように依頼してはいかがでしょうか? ほとんどの国では、一度入国してしまえば、パスポートを見せる 機会はほとんどありません。ホテルのチェックインで見せることは ありますが、男性と女性で泊まる部屋に違いがあるわけでもないし、 団体行動されているのですから、外形的には「日本人の団体」以外の なにものでもありません。 そういう意味では、お友達が気にすべきなのは「女性として軽はず みな行動を取らないこと」でしょうね。強盗や暴漢に遭わないように 注意を払うのが大切です。とにかく単独行動は避けてください。 入国に関してですが、旅行先がヨーロッパであれば、ほとんど問題 ないかもしれません。ヨーロッパ(イギリスを除く)では、日本人は よっぽど怪しくない限り、入国審査はほとんどフリーパスなんですね。 チラッとパスポートを見て、「行って良し」となることが多いです。 米国だと入国審査が厳しいので、「偽造パスポート」を疑われる 可能性があります。ただ性同一性障害に対して理解がある国ですので、 ご自身の状況をちゃんと英語で説明できれば、別室に通されたとしても 入国拒否には至らないと思います。「Gender Identity Disorder」 などの基本単語を押さえるほか、英文の診断書があればベストです。 あと東南アジアですが、タイならたぶん大丈夫でしょう。彼の国は オカマちゃんの多いことで有名ですから。日本人の出入国にも寛容で、 入国の条件を満たしていれば、とくに問題はありません。 問題になりそうなのは、イスラム教国ですね。たしかカルーセル 麻紀さんが被害に遭ったのも、どこかのイスラム国だったと思います。 イスラム国は女性と男性の区別に厳格なので、性同一性障害に対する 理解はほとんどありません。目的地が中東ならば、ほかの国に変えた ほうがいいと思います。
お礼
ありがとうございます。予定はイスラム教国ではありません。見た目(顔、身長、胸など)が本当に女性そのものですから、返って男性のパスポートを持っていた方が偽造として疑われそうなんですが・・・。難しいもんですね。いずれにせよ、英文の診断書を持っていた方が良さそうですね。有り難う御座いました。
補足
大変分かりやすいご説明を有り難う御座います。 その友人は、日本の病院で性同一性障害の診断を受け、去年に戸籍上の名前を女性名に変更しています。なので、マイレージカードは女性(F)として作ったそうです。たしかに、女性名(例えば花子のようにどう見ても女性名)なのに男性に○を付けて提出したらかえって変に思われますよね。国内では身分証明の提示が必要ないのでマイレージをそのまま貯めれるようですが、海外に行く際はマイレージは諦めた方がよさそうですね。 もったいないですね。 今回の件で、私たちが普段、何も戸籍の事で考えないで普通に暮らしている中で、彼女は戸籍の性別(パスポートや保険証など)で何かと困っているのがよく分かりました。