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アレンジャーの仕事
よくメジャーのアーティストの方なども自分の楽曲を仕上げるためにアレンジャーにお願いするなどと聞きますが、アレンジャーとはどういう事をするんでしょうか? 内容としてはプロデューサーとはちがうのでしょうか?個人で所属などしているんでしょうか? 勝手なイメージとしては機材(ミキサーやPC?)などを自宅などに備えていて曲にオカズを加えたりするいわゆる編曲作業や、曲を最終的に形にする(ミックスダウン?トラックダウン?)作業などをする人だと思っているのですがちがうでしょうか。 また、どういう行程でその仕事をする人が一般的には多いのでしょうか?
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まず、あなたが文章を書いたとします。 それを読み物にする場合、見出しやタイトル、 言い回しなど編集員が手直ししたとします。 これが音楽なら編集者がアレンジャーの役目だと 思ってください。 有名な曲のイントロがありますよね。 あれもアレンジャーが作ったという例は多々あります。 昔はアレンジャーつまり編曲家には印税が無かった のですが森岡先生が編曲家印税の主張をしてから 認められ、編曲家印税が認められるようになりました。 つまり、作詞、作曲、編曲に印税が割り当てられます。 プロデューサーはお金勘定から全ての号令をかける 人、ディレクターは現場責任者、でタレントがいて 作詞家、作曲家、その作曲を編曲するのがアレンジャー、それを演奏するのがミュージシャン。 もちろん、そのミュージシャンのうちの一人がアレンジャーの場合も少なくはないですね。 録音するのはレコーデインング・エンジニア。 で、ミキサーを通じて各トラックにそれぞれのパートの音を録音していき、最後にディレクターの指示でエフェクトを加えたり、プロデューサーが例えばそれを CMに起用しようとしていたらイメージを伝えてきたりして手直しし、最後にいくつかのトラックを最終的に2CHにミックスして落とすからミックス・ダウンと言います。 海外でも「ミックス・ダウンが本当」で「トラック・ダウンは日本で間違った英和訳、専門用語・業界用語の代名詞」です。 知らないで使っている業界人がほとんどなのですが。
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- DIDDL
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有名なのはプロ・ツールス。 今はロジック・システムじゃないですかね。 海外でこれは凄いというのを作っている人は ロジックが多い傾向にありますね。 ただ、いつの時代も日本はハードを作るのが主流の 国でどうしても技術の問題ばかり重視しがちですが、 一番大切なのは創る人の頭の中身、それは感性つまりソフトの問題なんですね。 でも、ビートルズはアコースティック・ギター1本で YESTERDAYを作りましたよね。 どんな最新の機械を使ってもいまだにあの名曲以上の たびたびNO.2です。 モノは世に出て来ないですよね。 したがって、ハードはある程度のレベルであれば、何でもいいのでは? いくら色々な事が出来ても表現したい側が限られて いたら、別に必要ないですよね。 ギター1本やピアノ、歌だけで感動しないものを 何をやったって感動は生まれないと思うのですが。 特に日本のPOPSは要らないモノが多すぎて、必要なモノが消えていっているような気がしてなりません。
お礼
ありがとうございます。 >有名なのはプロ・ツールス。 やはりそういう機材だったんですね~、何となく分かりました。 >いくら色々な事が~思うのですが。 そういう事なんですね、それでアイディアと技術が合作されて作品が仕上がったりするんですね。 >特に日本の~気がしてなりません。 >でも、ビートルズは~作りましたよね。 それはやはり>創る人の頭の中身、何を表現したいかなんですね。 そう考えるとやはりビートルズって素晴らしいんですね・・、改めて感心です。 大変参考になりました。
- DIDDL
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NO.2です。 >ちなみにですが、作曲の得意な人と編曲の得意な人はそれぞれどういう特徴があるんでしょうか? 編曲のできる人は、作曲も得意なんでしょうか? 音楽は一枚の絵だと思ってください。 絵を書き上げる人が作曲家で、手直しして売れるような絵にする人がアレンジャー。 あくまでも誰が評価するかが市場に出る、出ないで、 またヒットする、しないですから、何を根拠にまたどの価値観で得意不得意と判断するかが問題です。 ビートルズもポール・マッカートニーなのかジョン・レノンなのかでもアレンジはレノン・マッカトニーに なっています。 でも実はアレンジの黒幕はプロデューサーのジョージ マーティンではないかと。
お礼
ありがとうございます。 >音楽は一枚の絵だと思ってください。 そうですかぁ。 やはりどちらかといえば作曲は楽器を演奏するのが好きだったりする人、編曲はDTM(PCソフト?)などができる人が担当するのが自然な流れなんでしょうか?どういう機材を使うのでしょうか。 また質問してますね・・(汗、スミマセン。 >でも実は~マーティンではないかと。 興味深い話、ありがとうございます。 大変参考になりました。
- altosax
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こんにちわ。 流れはこうです。 レコード会社の編成会議で企画がきまる ↓ レコード会社側のディレクターが誰になるか決まる アーチスト側のプロデューサーが誰になるか決まる (ここまでは音楽を「品物として売る」政策段階です) ↓ レコード会社側ディレクターは「売れるための根回し」に専念する アーチスト側プロデューサーは「作品がよく仕上がるための根回し」に専念する ↓ プロデューサーのもとに原曲が来る (この段階ではかんたんなメロディとコード伴奏しかない状態です) ↓ この「貧弱な原曲」をすばらしい作品として完成させるためにプロデューサーは世界一適任だと思ったアレンジャーに「アレンジ(編曲)をたのむ」 ↓ 貧弱だったメロディだけの原曲に、いろんな伴奏がついてアレンジ(編曲)譜面ができあがる という具合です。 ですから、アレンジというのは、「最初の単純なふしに色とりどりの伴奏(これをボイシングとかオーケストレーションと呼ばれています)を考えて譜面にする仕事です。 >内容としてはプロデューサーとはちがうのでしょうか? プロデューサーとのちがいは上記のとおりです。 アレンジャーが大物でレコード会社に直接力を働きかける能力があるような場合は、アレンジャーがプロデューサーになることがよくあります。 (クインシージョーンズなんか有名ですね!) プロデューサーは「音楽という品物をつくりあげる総監督」なので、レコード会社の社員でなくてもアレンジャーでなくてもよくてアーチスト自身であってもよいわけです。 (つんく♂やあゆなどが有名ですね!) >曲を最終的に形にする(ミックスダウン?トラックダウン?)作業などをする人だと思っているのですがちがうでしょうか これで90%正解です。 残りの10%不正解なのは一体何か、といいますと、 Caveさんが「ミックスやトラックダウン」といった「レコーディングエンジニアの仕事」と混同しているところです。 DJブームのおかげで、エンジニアの仕事すらもアーチスト的な「格上げ」がされて大変すばらしい世の中になりました。 その昔、50年ぐらい前にアーチスト扱いのエンジニアというと、アメリカ東海岸のルディバンゲルダーと、西海岸のロイデュナンぐらいしかいませんでした。 アレンジは、「演奏用の楽譜を完成させる」ところまでの仕事なんですよ♪
お礼
ありがとうございます。 >アレンジは、「演奏用の楽譜を完成させる」ところまでの仕事なんですよ♪ とても分かりやすい流れ、ありがとうございます。 >(クインシージョーンズなんか有名ですね!) >その昔、~ぐらいしかいませんでした。 そうなんですね~、初耳でした。 >DJブーム~世の中になりました。 そういう背景もあったんですね。 >(これをボイシングとかオーケストレーションと呼ばれています) やはりそういうイマジネーション豊かな人がやるお仕事なんですね。 大変参考になりました。
お礼
ありがとうございます。 >海外でも~ほとんどなのですが。 そうだったんですね、和製英語のようなものでしょうか。 >で、~ミックス・ダウンと言います。 そうなんですね、一連の仕事の内容がとてもよく分かりました。 >有名な曲のイントロ~例は多々あります。 そうなんですね、そこまでは考えもしませんでした。 ちなみにですが、作曲の得意な人と編曲の得意な人はそれぞれどういう特徴があるんでしょうか? 編曲のできる人は、作曲も得意なんでしょうか? 大変参考になりました。