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族議員とは?
とても初歩的なことなのでしょうが、 恥をしのんで質問させてください。 新聞やニュース等に「族議員」という言葉がよく出てきますが、 意味がよく分かりません。 私は韓国の方に新聞の社説を使って日本語を教えているのですが、どう説明していいか分かりません。 よろしくお願いいたします。m(__)m
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みなさんご回答の通りなんですが, 「郵政族」,「道路族」,「建設族」 と言う物があります. まだ他にもたくさんあります. 鈴木宗男前議員は,珍しい「外交族(外務省族)」 だったと言うことです. 族議員というのは,ある方面の団体あるいは, 「官公省」に対して,影響力を持っている議員と言うことです. 議員は,衆議院であれ,参議院であれ,議員活動というのをしようとします.政治に対して影響力を行使しようとします.でも,法律で解釈すれば,議員が行使できるのは,「立法府」である「議会」の構成員として「法律」を作ることだけなんです.官僚に命令する権限など 法律上は持っていません. 憲法によれば,「行政権は内閣に属する」となっていて,政治,つまりは,それを直接執行している「官僚」に命令できるのは,総理大臣や,大臣だけなんです.本来は. 族議員は,特定の省庁の官僚と特別な関係を構築し, 自己の「立法府」としての「議会での発言権」を対価として官僚を自己の意のままに支配しようとしています. その代償として,その官僚の意向を考慮して,法律あるいは,世論の形成に努力しています. これらの行為自体は,法律に明記されてはいませんが, それほど悪いことではないと思います. だれだって,自分の得意分野がありますよね. 私は「族議員」を否定しませんが,「国益」とか,「子孫に対して責任を持つ」という高い理想に基づいて行動して欲しいと思います.
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- lovein
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出来るだけ、簡単に説明しようとすれば 族議員は、何々族の代表です 建設族・・・は建設業の代弁者で 郵政族・・・は郵便局の代弁者 他にも作ろうと思えばいくらでも作れます。 議員として、広く国政を見ているのでは無くて 特定の利益団体の代弁者とも言えます。 でも、国民の代表の国会議員なんだから、 もっと広く国の利益を考えて欲しいと思います。 このような、人達が代表となり専門の委員会を作って 国の法律を作るので、日本の法律の、殆どが現在の、お金持ちの 権利を保護する方向になってしまっています。 ライブドアと、フジテレビの問題でも フジテレビの会長は議員の人達と、堂々と、ご飯を食べながら話ができるのに、 ライブドアの社長には議員は甘い顔を殆ど見せる事はありません。 日本の議員とは、そんな程度です。 早く10年先100年先の国家の為に理想を高く持った 子供達の憧れになるような、政治家に登場してほしいと 願っています。
- o24hi
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こんばんは。 田中角栄氏の例を参考にされればよいと思います。いわば、族議員の走りみたいな方ですから。 つまり、小泉首相がしようとしている、官から民へ 、公共事業の削減、と全く逆の事をした人ということですね。つまり、政治家と政治献金、族議員、地元への利益誘導型議員など、今問題になっていることを強力に推し進めて、首相になった人なんですね。それが、今でも亡霊のように残っており、古いタイプの政治家はそこから脱却できないでいますね。特に今、話題になっている郵政族議員もルーツをたどればこの方に行き着くんですね。 簡単に、田中氏の経歴を書きますと、衆議院議員として、道路・港湾・空港などの整備を行う各々の特別会計法をつくり、戦後の日本の社会基盤整備に大きな影響を残したことから、「コンピュータ付きブルドーザー」と言われていました。 特に社会基盤整備を直接担当する建設省や運輸省等に対しては絶大な影響力を持っていて、自らが大臣として着任していた通産省や郵政省などにも大きな影響力を持ち、政治家による官僚コントロールの象徴的な人物でした。 つまり、こうした官僚のコントロール力により、色々な業界の要望が実現するように、官僚に働きかける力を持った議員と言うことですね。 例えば、この業界が特定郵便局長の集まりで、要望された議員が総務省の官僚をコントロールする力を持っていれぱ「郵政族議員」ですね。
- long_vacation
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特定分野に利権などをもっているか、或いは特定の分野の政策に詳しく、 政策立案に大きな影響力を持つ政治家のことです。 建設族・道路族などは最近騒がれたので記憶に新しいですね。 族議員たちは、自分たちが影響を持つ政策に対し、業界団体等からの要請を受け、 その政策立案の過程において、大きな影響力を発揮します。 また、特定の省庁の権益を守る為に奔走したりもします。 今タイムリーなのは、郵政民営化に反対している郵政族の皆さんでしょうか。 この族議員の皆さんが、小泉首相曰くところの「抵抗勢力」と呼ばれるとおり、 政策立案・立法の段階において、大きな影響力も持っています。