今、ハヤカワ文庫を片手にしてワープロを打っています。
原稿用紙3~5枚はきついなあ。以下に、私なりのあらすじを打ちますが、量も少ないし、不正確かもしれません。ぜひ通読(「流し」読み)はして欲しいです。(言い換えれば、責任持てません)
主人公は「おそらく」1984年のイギリスに住んでいる。
その社会は「偉大な兄弟」Big Brother(スターリンがモデル?)を最高権力者とする全体主義国家である。
世界は同じような思想を持った3つの超大国により分割支配されている。3国は常に戦争状態にある。
主人公は党の下級職員である。党にとって都合の悪い状況が出現すると、さかのぼって「記録=歴史」を変えてしまう。だから個人で記録(日記)をつけることは犯罪である。
党は、言語を簡略化しようとしている。文法の簡略化だけでなく、言葉の持つ意味もその多くを削ってしまうので、簡略化の完成時には、党にとって都合の悪い思想は(人間が「言語」を用いて思考する限り)、構造的に考えることはできない。
一般の人々は、自分たちの状況にあまり疑問を持たない。
主人公は妻と別居している。
主人公は彼の社会に漠然とした反感や疑問を持つ。日記をつけ始め、それに自分の疑問や考えをまとめていく。
主人公は党の高級官僚「オブライエン」と知り合う。オブライエンはやがて、主人公に一冊の本をわたす。
その社会で起こるさまざまな事件は反党分子ゴールドスタイン(トロツキーがモデル?)派の仕業とされている。本は、ゴールドスタインの「思想」が書かれたものであった。主人公は本を読み共感を覚える。
一方、主人公は同じような立場の女性(ジューリア)と知り合い、部屋を借りて密会するようになる。やがてそれは思想警察に発覚する。下宿屋の主人が思想警察の幹部だったのだ。
主人公は思想警察の拷問を受ける。思想警察の高級幹部はあのオブライエンであった。最初はかたくなな主人公も、激しい拷問を受けるうち自分を無くしていき、「党」の方針が正しいのでは、と思うようになってしまう。
洗脳が完了に近づいたとき、主人公は新たな拷問を受ける。主人公が一番嫌いなものは「ネズミ」である。そのネズミを向けられたとき、主人公はジューリアを「売る」。「自分ではなく、ジューリアにやってくれ!」
主人公はやがて釈放される。
ジューリアにも会うが、彼女も主人公を裏切っていた。
主人公はたいした仕事も与えられず、酒場で飲んだくれる。
酒場の「テレスクリーン」(テレビのようなもの)に戦争の勝利が告げられる。
主人公は狂喜し、党の言いなりに密告・自供し、そして銃殺される。
主人公は死の直前、確実に「偉大な兄弟」を愛していた。
どうです。何がなにやらわからん、でしょう。細かい展開もこれでは全然ピンと来ませんね。ぜひ通読して下さい。それと、今はしょうがなくても、ぜひ早いうちに、せっかくですからきちんと読んで下さい。
やはり、宿題は自分で泣きが入りながらやったほうが身のためですよ。それと、この「1984」は私にとって大きな影響を与えた本です。その意味からもぜひ早めにきちんと読んで欲しいです。この2つの点は、(多分?)人生の先輩からの忠告です。
では。少しはお役に立ったかな。
お礼
本当に有難うございます。大助かりデス 原稿用紙は1枚400字だから何とかなると思います 元々は本読むの好きなので、近いうちに読もぅと思います ん~、ハッピーエンドじゃないみたいでちょっとがっかりだけど。 そんな世界やだなぁと。 でも興味深いお話だし、絶対読みます♪ 私が生まれたのは1985年だからまだ生まれてないけど 1年前に生まれてたら余計怖いお話に感じただろぅなぁと思いました ほんとにありがとぅございました。感謝感謝デス