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DPE店の色管理・カラーマネージメント
最近は、デジタルプリンタのDPE店が増え、 僕も、デジタルプリントを頼んでいますが、 大抵の店は、sRGBのJPEG形式。 (長辺5000ピクセル以下、1ファイルの容量20Mb以下) しかし、sRGBで規定どおり入稿しても、 コントラストや彩度など、印象が異なります。 パーソナルユースでは、こんなものかと思いますが、 海外では、DPE店のICCプロファイルを 配布するサイトもあります。 日本でも、きっちりと定期的にICCプロファイルを 配布しているDPE店は、ないのでしょうか。
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写真店で、現像所に勤務している者です。 >全く同じ色を出せと言っているのではないのです。 >他の店と同じ色を出せと言っているのでもありません。 >もう少し、忠実に階調がでないかと言っているのです。 日々、色再現に悩んでいる者として、お気持ちはよく分かります。 ですが、通常のDPE店の場合、ほとんどは一般のお客様が自分のデジカメで撮影したメディアを一般の方が見ても違和感のないようにプリントする、ということを第一に置いていると思います。 プリンターのプロファイル更新は毎日やっていますが、現在ではあくまでも一般のDPE作業での誤差が少ないように、というレベルではないかと思ってます。 うちの店の場合、全体のバランスを見て濃度や色カブリを補正する、というのはごく当たり前の作業です。 その時点でプリンター作業をする人の主観が混じるのは避けられませんが、それでも「うちの店の色」という判断基準は確固としてあります。 >意図的に退色させたような色使いだったりとか、 >背景だけ意図的に緑を浮かせてとか、 >肌だけ、意図的に青白くとか、 >大雑把そうに見られるけど、 >一応ギリギリのところ狙ってて、 これは、ご自分でPhotoshopなどを使って加工されたデータですよね? こうなると、一般DPE店としては悲鳴をあげたくなります。 補正しようにも、お客様の表現する意図をできるだけ忠実に再現するには色見本(&指示)が欲しい。 補正なしの一発焼きでいい、と言われて焼いたら色がおかしいと言われる・・・正直、こちらも納得できない、というのが本音ですね。 DPE(銀塩)のL判プリントが1枚25~30円、というのは、焼き直し等の手間ひまを考えに入れても、実はかなりギリギリの値段なんです。 機械にできる限りのプロファイルなどのチューンを施すことも可能でしょうが、その費用は一般のお客様からいただく代金に反映せざるを得ません。 ハイレベルな一部のお客様の要望のために、他のお客様の負担を増やすことは難しいのです。 色に完璧に近いベターを求めるなら、値段や時間にこだわらず、それだけの要求をクリアできるレベルのお店を探してください、としか言い様がありません。 プロとして、この現状に甘んじていてはいけないとわかってはいるんですけどね。
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- cacoll
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同じような質問で回答してますので多少参考にしてください。 すごくすごく全く同じ色を出すことは本当に簡単に思えますが、現実的に不可能です。 全く同じ色を出すためにしなければいけないことがあります。 カラーマネージメントとか。。。格好良く言われてますけどカラーマネージメントをするときに絶対に必要なのは 部屋の光を太陽光と同じ光を出す高価なライトへ変えなければいけません。 しかもそのライトはメーカーが同じでないといけません。 モニタは色をきちんと再現できそうな http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/display/ RDF ヨドバシのHPで非常に申し訳ありませんが http://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/cat_8427287_11407062_200_521/20209220.html このくらいのクラスを使わないと正確な色再現はできないでしょう。 もちろんfuy_ukky様もこのくらいはしないとだめです。 あとは機械的な誤差が多少あるのは仕方の無いことですが フォトショップと同じく少しずつ色をさわれる機能が各社各メーカー各機械に無いといけないでしょう。 あと熟練したカラーマネージメントのできる人を本に書いてありましたが18才ぐらいから始めて最低で2年、自分が18で始めてお客さんが納得できるような色ができるようになったのは3年です。 歳を取れば取るほど難しくなってきます。 写真の場合下のURLでも回答してますが色んな色があるので薄い色から濃い色まですべての色を合わさなければいけなくなり技術料金の手間賃とて自分がもし引き受けたなら最低でプリント一枚30万~50万近く貰わないとはっきりあわないです。 数日~数週間かけてプリントしてはやり直し、プリントしてはやり直しの繰り返しになり自分が色を合わせる為に必要な経費まで含めたら30万では安すぎます。 50万が妥当な線でしょう。 50万やるからしてくれwって頼まれてもやりたくないです! デジタルプリントの場合W4切りで高いお店で750円程度でして貰えますし、現実アルバイトがしているので高度なレベルを求めることの方が不可能です。 ICCプロファイルは詳しく知りませんが、 機械的な色誤差は必ず起きますのでこれを修正できるレベルの人間が必要です。 機械ではだいぶ良くなっても人間には勝てません。 ポジプリントやネガプリントではクレームを何回か出したことがありますが、 デジタルプリントをCANON IP8600でプリントし見本として提出せず、フロンティアプリントを数店でしましたがクレームを出すレベルの色違いは一切無かったです。
補足
回答ありがとうございます。 何か突拍子もないお話で少々困惑しています。 全く同じ色を出せと言っているのではないのです。 他の店と同じ色を出せと言っているのでもありません。 もう少し、忠実に階調がでないかと言っているのです。 色合わせの環境の件ですが、 ライトは、色を弄るときはライトを全て消すので、 たぶん問題は、ないと思います。 最近は、寒いので雨戸も閉めます。 ご紹介のモニタはadobeRGB対応のものですね。 デスクトップのプリンターで、ほぼ許容範囲の色が、 出ているので、これは必要とは感じません。 ちなみに、ICCプロファイルというのは、 LABという明度、彩度、色相という、 絶対的な領域の中で、それぞれの色のズレを表すもの。 確かに人間には勝てないかもしれませんが、 お互いが、このズレを合わせれば、 ある程度のレベルまでは、合わせられる。 これを、コンピュータの中では、 カラーマネージメントと言います。 たしかに、印刷もポジから版を起こして、 製版していた頃は、それは綺麗な色が出ていました。 (今では、ほとんど退色しまってますが。) 近年、印刷技術こそ向上しましたが、 DTPワークフローになり質感や階調は、 版職人のそれに、及ぶべくもありません。 しかし、だれがしても一定のレベルを示すというのが、 デジタル技術の行き着く先ではありませんか? 昔、カメラは、まともに撮れるだけで玄人でしたが、 今では、だれでも押すだけで写真が撮れる。 一定のレベルの写真なら、シャッターを押すだけです。 ICCプロファイルも、機械さえあれば、 ある程度のものが、簡単に作成出来ます。 デスクトッププリンターのプロファイルなんか、 みんな一緒なのに、結構良く出来ていますね。 しかし、ことDPEのデジタルプリンタでは、 それさえしない。否、出来ないのですね。 sRGBに合わせろというだけでお茶を濁している。 僕の家の近くには、まだ、 銀塩のDPEプリンターを使って、1枚1枚手作業で、 合わせている店があります。 その店だって、 各フィルムに合わせたスロープを作成して、 プロファイルを作成しているのです。 だから、高品質な銀塩プリントになる。 1枚、たった30円で。 それに比べると、デジタルプリントって、 なんだろう。どこが高品質なんだろうって思う。
私もスキャナーでスライドをデータにして加工、それをデジタルプリントに出してますがこの問題では悩み、試しに近所の数店舗のショップに 「補正など一切しないように」と注文をつけてプリントを依頼しました。 結果全て違う色調になりました。 富士フィルムやコダック、キャノンの担当部署にも相談しましたが、プロファイルを使ってプリントをしてもペーパーや薬液などのアナログ的部分で違いが出るので、同じ系列の同じプリンターを使ったショップに出してもその日その日で違った結果になるとの返事でした。 デジタルはネガプリントに近いと考えたほうがよいと思います。 現在比較的イメージ通りに出るKイメージング(旧コダックラボ)にプリントを出してますが、私の住んでる街では2Lまではノーリツのプリンターで地元処理、それ以上は大阪で処理するので、L版で色調を見て半切などを頼むと色が違うのが悩みです。 フジ系のプリント(フロンティア)はどうもマゼンダが強くなり、私の好みには合いませんでした。(好き好きですが) http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1132543
お礼
回答ありがとうございます。 「デジタルはネガプリントに近いと考えたほうがよい」 という表現は、分かりやすくて参考になりました。 参考URLでは、興味深い内容がいくつかありまして、 参考になりました。ありがとうございます。 結局、現状は難しいのですね。 http://www.drycreekphoto.com/ ↑このサイトのデータベースを見ながら、 日本でも、もっとこういう運動が出たらいいのにと、 思った次第です。 現状は、色見本を付けて補正を依頼するのが、 一番ベターなようですね。 この場合、1枚色見本を付ければ、 同じ傾向で全て補正出来るのだろうか。 忠実性を求める場合には、 色見本専用のカットを作って、それを元に、 補正してもらうのが良さそうですね。 僕の場合、デジタルにそういうことを、 あまり求めていなくて、それなら銀塩を使うんです。 デジタルプリントを使う場合は、 意図的に退色させたような色使いだったりとか、 背景だけ意図的に緑を浮かせてとか、 肌だけ、意図的に青白くとか、 大雑把そうに見られるけど、 一応ギリギリのところ狙ってて、 それをsRGBでプリントに出すとあちゃーって感じで。 だから、ニュアンスで補正してもらえたら、 いいんだけど、色見本は付けるは、 階調や色について、 やたら注文が書いてあるわだったら、 これで、30円かいって言われそうですね。 でも、銀塩より明らかな低品質なんだから、 それくらいやってほしいって無茶苦茶でしょうか(笑)
お礼
回答ありがとうございます。 そうなんです。 きっちり、ナチュラルに合わせたデータなら、 それほど違和感を感じることは少ないのです。 肌色も、そこそこ許容範囲に収まることが、多い。 しかし、たとえば、ブルーセピアに、 少しだけ、赤い部分の彩度を残そうとかすると、 結構、印象の違ったプリントに仕上がったりします。 印刷所の場合には、たとえば、 C100 M30 Y30 k10の場合にはこの色です。 という一覧表をくれたりしますが、 DPEのデジタルプリンタは、 安定してないので、それも難しいということですね。 レーザーは、一定でも印画紙のスロープが、 日々変化しては、全体のバランスは取れても、 個々の色のたとえば、 黒か青か分からないくらいの色を一定して出すのは、 極めて困難なのかもしれません。 理由が分かったような気がします。 なんで、家の結構安いプリンターで、 そこそこで安定して出るトーンが、 DPE店では、なかなか出ないのか。 しかし、逆に考えれば、ナチュラルに安定して、 見えるというやはり、素晴らしい技術ですね。 デジタルプリンタが導入され始めたとき、 印画紙にいろんなプリントが出来ると、 期待したのですが、やはり、写真に合わせた機材に、 写真らしからぬものをプリントさせると、 うまくいかないのですね。 ありがとうございました。