やさしさって…

質問

自分で自分のことを”やさしい人”だと評価することに胡散臭さを感じます。

　「やさしい」ってどういうことなのでしょうか？本当にやさしい人であれば世界中の不幸に心を痛めて、とても幸せになんかなれないのではないのでしょうか？自分の周りしか見えていないやさしさ、そんなものが本当のやさしさと言えるのだろうか？人間にだけ感情移入して他の動物のことは都合のいいように解釈する、そんなものが本当のやさしさななんだろうか？

　よく聞く「やさしい人がタイプ」なんてのは、特に自分に対してやさしい人ってことなんですよね、おそらく。そしてそのやさしさってのも、”甘い言葉”などを指すことが多いと思います、そんな言葉は別にやさしくなくても言えるんですよね、そんなものがやさしさなんでしょうか？一見冷たい言葉でも、それがやさしさってこともあると思います。そういう言葉って、やさしさから出たものであれば自分も傷つく覚悟がなければ言えません。そもそも相手を傷つけないことが本当にやさしさなのでしょうか？無菌状態の中にいれば抵抗力は弱まります、それで相手のことを本当に思っていると言えるのでしょうか？

　やさしさって何かな？

回答No.13

noname#9410 · ベストアンサー

こんにちは。

真剣に考えておられますね。学生さんですか。
答えは出ていないけど、いろんなことを感じて、いろんなことを考え、いろんな情報があふれてモザイク、しかも視点は限りなくポイントと同時に無限大でもある、みたいな感じでしょうか。

私はこう思います。
個に対するものでもそうでないものでも、「優しさ」は存在すると思います。ただ、それは、とりだして、目の前にさらして、「これが優しさだ」とはいえないものだと思うのです。質問者様は、それに近いニュアンスで「優しさ」を追及しているように見えます。

特に自分に対してやさしい人
”甘い言葉”
一見冷たい言葉でも、それがやさしさ
他に対して冷酷であっても、その個にとっては「やさしさ」

これは、質問者様にとっての「優しさ」（と思われるもの）。
「優しさ」とは、常に外側から表現されるものだと思うのです。自分ではそう思っていないのに、人からそう評価されたり、また、「優しい人であろう」と努力する、それもその人の考える優しさ。
これ、って、決められるものではないと思うのですね。
また、

＞本当にやさしい人であれば世界中の不幸に心を痛めて、とても幸せになんかなれないのではないのでしょうか？自分の周りしか見えていないやさしさ、そんなものが本当のやさしさと言えるのだろうか？人間にだけ感情移入して他の動物のことは都合のいいように解釈する、そんなものが本当のやさしさななんだろうか？

とありますが、今、自分の家族に対して「優しい」人、また、周りからも「優しい」と認められている人は、極端な話、世界のどこへ行っても、目の前にいる人に対して、「優しい」のだと思うのです。
ただ、その優しい人も、困っている人のところへ出かけていって、「優しく」する、というのは困難です。人１人が使える時間もエネルギーも限られているのですから。
宇宙のことを考えるとき、その大きさと時間の流れに、自分の存在が矮小化され、儚いような悲しいような、そんな気持ちになることありますね。それと同じで、「優しさ」も、広げれば、どこまでも広げられるけれど、今この瞬間に世界中を幸せにしようとすることなど不可能だとすると、「優しさ」というものが

＜本当にやさしい人であれば世界中の不幸に心を痛めて、とても幸せになんかなれないのではないのでしょうか？

という形であるならば、それは嘘になってしまいますね。
視点を広げて同時に考えるのも大切ですが、やはり、私は、今、目の前にある環境をまず、大切にする、手の届く範囲の人に「優しく」することが第一歩と思うのです。
もっと行ってしまえば、「優しさ」は多種多様であり、外側からの評価でしかないと思うのです。皆に優しいと言われている人は、自分を「優しい人」だとは思っていないと思います。個人は、それまで生きてきた環境、経験などでそれぞれに哲学（ポリシー）を持つと思うのです。自分の哲学、思想に従って生きる、時にそれを実行するのが辛くとも、信念を貫く。また、それをする人もいれば、しない人もいる。「優しさ」とは、その個人の生き様の中に他者が見出すものと思うのです。また、「優しさ」がどちらにとっても善の力を持って働くには、「共感」が必要と思うのです。自分が苦しんだ分、他者の苦しみがわかる、出口へ導ける。「優しさ」が片方にしか働かないのなら、「押し付け」や「ひとりよがり」となってしまうのでしょうし、どちらともに働かないのなら、「偽善」とでもなるのでしょうか。
単なる現象に過ぎない、やはり、私にとっては、”「優しさ」とは、その個人の生き様の中に他者が見出すもの”のように思えるのです。「これ！］って、決めようとしなくてもいいんじゃないかな。

今のところ、質問者様のなかで、「優しさ」って、否定的＞肯定的　な感じがします。…であれば、質問者様にとっての「優しさ」とは、そういうものなのです。

いっぱいいっぱい考えて、経験して、傷ついて苦しんで、楽しんで感動して、とにかく、いろんなものを集め吸収し、結晶させていってください。
いつか、質問者様の中で、「優しさ」が、もっと違う色あいをもって結晶するであろうことを期待しています。

お礼

ありがとうございます。

　学生ではないです。もしかしたらあなたより年上かもしれません。

　素晴らしい回答だと思いました。誰にでも一読で理解できるほどではありませんが、丁寧な回答だと思います。

　マクロな視点からではなく、ミクロな視点から見ていくのが人間にとっては自然なことかもしれませんね、かと言ってマクロな視点から見ることも大切なことには変わりはありませんけどね。
　けど、「やさしさ」について肯定的でもなければ否定的でもない立場に立っていたいと思います、一切空也。便宜的にはいろんな立場に立つでしょうけど。

回答No.15

U-more

私なりにはやさしさとは、
「他人を優しい気分にさせられる。」という事だと思います。

特に異性に求めるやさしさとは、こういう事のように感じます。
私は男性ですが、女性の言う「やさしい人がタイプ」とは、
実際の言動よりもその人のもっている雰囲気から感じられるやさしさ、
気分的にやすらぎを与えてもらえる、癒される、というタイプを
言っているような気がします。
一般的に男性が女性に求める優しさも同じような事ではないでしょうか。

自分の持っている雰囲気は自分では分からないので、
そういう意味では、自分のことを「やさしい人」と言うのは
確かにちょっと違うな、うわべだけのやさしさを言ってるのかな、と思いますね。

質問者さんのいう”甘い言葉”もおっしゃるとおり私もやさしさとは思えません。
結局は自分への見返りを期待しての言葉であることが多いと思えるからです。
「相手を傷つけないこと」も広い意味ではやさしさかもしれませんが、
間違った人を敢えて傷つけない様に苦言を言わない、言えないというのは、
確かにやさしさではないと思います。
ただ、人はみな弱い存在だと思うので、
不親切、臆病などの言葉でまとめてしまうのも
違うような気がします。

お礼

ありがとうございます。

　「他人をやさしい気分にさせられる」、それも１つのやさしさであるかもしれませんね。

　みなさんの回答を読んできて、「やさしさ」についてそれなりにわかってきたように思います。
　「やさしい」ってよく使われる言葉だと思うけど、それは「やさしさ」の１面の姿であってそれだけが「やさしさ」ではないということ。
　ある何かが「やさしい」として、その何かがすべて「やさしい」というわけではないということ、阿修羅の面のように冷酷な面も恐ろしい面もやさしい面と同時に存在しうるわけです。

回答No.14

kit-hotta

こんにちは。

あくまで私の考えですが、「やさしさ」とは、
「憂を知っている人」
が持つ感情？だと思います。
ちょっと金八風ですが、
「人」と言う字と「憂」と言う字が合わさった字が「優」です。
「優しさ」ですよね。
そもそも「憂」と言う字は良い意味ではありません。
悲しみだとか、辛いだとか、マイナスな感じです。
それに人が付くと、良い意味になりますよね。

なので、憂を知った人、人の憂が分かる人、は憂の時の感情を知っているから、
人に対して憂を感じさせたくない。そう言う思いをさせたくない。
それが、優しさと言うものに変わったのかなぁと思います。

結果、悲しみとか辛さを知っていて、それを人に感じさせないのが、
人の持つ優しさ、と言う風に解釈しました。
かなり金八で、すみません。。

珍回答でした。

お礼

ありがとうございます。

　こういう回答は大歓迎です、そのまま鵜呑みにする気はありませんけど、考えるヒントにはなりました。なるほど。

回答No.12

xyznihilistxyz

>>本当にやさしい人であれば世界中の不幸に心を痛めて、とても幸せになんかなれないのではないのでしょうか？自分の周りしか見えていないやさしさ、そんなものが本当のやさしさと言えるのだろうか？人間にだけ感情移入して他の動物のことは都合のいいように解釈する、そんなものが本当のやさしさななんだろうか？

ここまで自分で「やさしさ」を分析しつつ「やさしさ」が分かりませんか?
上記のものは自分の思う「やさしさ」に該当しないと思っていながら。
分からないから質問してるんだろうけど…。

ここまで限定できるなら自分で答え出せると思うがな…

色んな「やさしさ」があると思うよ
大きな「やさしさ」から「小さな「やさしさ」
日常で感じたことくらいあるだろ??

自分の尺度で「やさしい」と感じたことが「やさしさ」なんじゃないの??

自分で自分を優しいと言う珍回答者…

お礼

ありがとうございます。

　そうですね、普遍的な「やさしさ」など存在しないのだから、それが「やさしさ」だと思うならそれが「やさしさ」になるのでしょう。

回答No.11

merry--

私にとっての優しい人とは
「優しさを支えるだけの強さ」を持っている人です。
優しい言葉を並べることは誰にでも出来ますが、それが実際の優しさであるための行動として示せる人は少ないです。
行動できるだけの強さ、責任感を兼ね備えてこそ本当の優しさなんじゃないかな、と私は思っています。

お礼

ありがとうございます。

　やさしさについてのその考え方は、ハードボイルド小説で有名な言葉から始まったような気がします、レイモンド・チャンドラーの生み出した探偵フィリップ・マーロウの「タフでなければ生きていけない。やさしくなければ生きていく資格がない」というようなセリフ、小説を読んだことがなくてもその言葉だけはどこかで聞いたことがあるとゆうような有名な言葉ですね。確かに「やさしさを支えるだけの強さ」は必要ですね、そういうことを知りたいわけでもないのだけど。ちなみに、「強さ」というのは攻撃的なものも含んでいるので僕的には「タフさ」という言葉を使うほうが好きです。

回答No.10

peko425

私が考える真の優しさというのは、見返りを求めず、他人の幸せだけを願える犠牲愛だと思います。

去年アンビリバボーでも放映されたのでご存知の方も多いと思いますが、私はクラウディアさんの存在を知って、価値観、恋愛観、人間愛、戦争の愚かさetc...色々なことについて考えさせられました。

「クラウディア奇蹟の愛」という本は私にとって、日々の忙しい生活の中で心に余裕がなくなり、優しさを忘れた時に必ず読む愛のバイブルです。
参考までにURL貼っておきます。よろしければどうぞ。

参考URL：

http://www.sanin-chuo.co.jp/column/rashinban/2003/1207.html

お礼

ありがとうございます。

　見返りを求めないわけではないと思います、他人の幸せを願うことによって自分の心を満足させることが見返りです。
　クラウディアさんという人を僕は知りませんが、それはそれで結構な生き方なんだなと思います。僕的には、善も悪も空である、みたいな仏教的な考え方が好きなのでどクラウディアさんに共感できるかは微妙そうです。

回答No.9

Lone_Star

僕なりの解釈なので、yellowbutterflyさんの心に響くかどうか分かりませんが。。。

「やさしさ」とは相手の立場を理解し、その立場を尊重する気持ち。「愛」とは相手の為に自分の何か（時間や財産やその他もろもろ）を犠牲にする気持ち。と考えています。

適当な例じゃないかもしれませんが、仕事のやり方が悪い同僚がいた時に、
(1)人前でこうした方が良いよと教えてあげる。
　→愛はあるかもしれないけれど、やさしさに欠けるかもしれない。
(2)別室に呼んでこうした方が良いよと教えてあげる。
　→愛もやさしさもある方法。
(3)注意したらかわいそうだからと何も言わない。
　→やさしいかもしれないけど、愛は無い。
(4)自分の機嫌次第で、罵倒してみたり無視したりする。
　→愛もやさしさも無い。

と言う事だと、僕は考えています。

お礼

ありがとうございます。

　＃２の方とは違う方ですよね、違う人の解釈を聞いてもちょっとあれなんですが、けど、ありがとうございます。

　なるほど、その具体例はなかなか面白いです。

回答No.8

flyaway

当然、全世界の人々に優しく出来るわけはないですし、人間生きてる以上他の生き物（人間、動物、植物、etc）を傷つけるのは仕方のないことだと思います。ですが、せめて自分にとって大切な人たちは傷つけないようにしたいですよね。

「やさしい」の意味はよくわかりませんが、あえて言うなら「優しくないこと（悪意を持ったこと、自分の利益だけを考えて行動することなど）をしないこと」でしょうか。

ちなみに私の彼氏はかなりのお人好しで、「やさしい人」だと色んな人から言われますが、本人は「自分は自己中だ」と言い切っています。人に優しくすることによって自分が満足する、その自己満足を得るために優しくしてるから、根本的には自己中なんだそうです。でも人に悪さをすることで満足できる人間がいる世の中で、人が喜ぶ姿を見て幸せを感じられるなら、それは「やさしい人」なんじゃないかな、と私は思います。

お礼

ありがとうございます。

　出来得る限り全世界の人々にやさしくありたいです、僕は。他を傷つけるのは仕方ないにしても、それについて何も感じないようにはなりたくないです。自分にとって大切な何かにやさしくあったときに傷つけたものに対して、申し訳ないという気持ちを持っていたいです、要するに傲慢にはなりたくない、謙虚でありたい。

　人も動物である限り快楽原則から逃れることはできない、根源的に自分本位であるということは、ある程度ものを考えられる人であれば自明の理だと思います。あなたの彼氏はちゃんとものを考えられる人だと思います。僕は「癒し系」と言われたりしたことがありますが、自己中心的な人間ですよ。

回答No.7

curryunko

こういうこと考えると、なんか禅問答になってきて収拾つかないな。
まあ一言言っておくと人の真意なんて分かるはずもないですよ。
無駄に優しくしようとしてもあなたは周りから嫌われるかもしれません。それより周囲との協調性を大切にして、自分にとって利益になるように行動した方がいいです。
「やさしい人がタイプ」なんてーのは聞き流すようにしましょう。そんなこと言う人はきっとどっかネジが一つ欠けてるんです。関わり合いになるとろくなことにならんと思いますよ。

お礼

ありがとうございます。

　答えの出ないことをあれこれと考えるのは無駄だとは思わないので、答えに辿り着くことはなくとも近づくことはできると思うから、それに何より楽しいので、収拾がつかなくても自分的には問題ないです。

　確かに人の真意なんて本当にはわかるはずもありません、仰るとおりです。

　よくものを考えもせずに軽薄なもの言いをするタイプは言動を見ていればわかるので、そういうものだと割り切って対処するだけです。

回答No.6

pyamaneko

#1さんの回答はすこしひどいと思いますが、それに対して丁寧に回答している質問者さまを私はやさしいと感じました。私もやさしさは何かという問いに関して明確な答えを持っているわけではありませんが、少し思っているのは、やさしさとは相対的なものだと思います。立場の違いによって多くの真理が存在するということです。
やさしいかどうかを判断するのは人それぞれの価値観によるものであり、誰かに押しつけるようなものではないし、他人がやさしいと思うものを自分がそう思えるとは限らないと思います。なので、質問者さまが無意識にやさしいと思ったことがやさしいのだと思います。

回答になっていませんね。ごめんなさい。

お礼

ありがとうございます。

　いや、自分的にあれは全然やさしさじゃないのです。けど、善意に解釈してもらえるのはありがたいことです。

　相対的なものですか…、「やさしさ」の逆は「つめたさ」？受け取り方は相手次第というのは確かにそうだと思います。

補足

＃1の回答、僕自身はありだろうと思っていたのに消されてしまいました。まあ、ありかありでないかはサイト運営者が決めることなのでどうでもいいけど。以前、どなたが規約違反だと忠告してくださった僕の質問の方は消されてないんですけどね。

回答No.5

kaitei

no.3です

>>相手の本当の幸せなんて僕にはわからないけど。

これがわかるようになれば、本当の「優しい人」になれるのだと思いますよ。
自分にはわからないと決め付けずに、わかるようになる努力を出来たら素晴らしいですね。強制はしませんが(^_^;)

お礼

そう、僕らにできるのは努力することだけなんですよね、相手の本当の幸せどころか自分の本当の幸せだってわからないと思うけど、諦めたらそこで終わりだから、努力して一歩ずつ近づいていくしかない、永遠に到達できないものに近づく努力、それはｘ＝1/ｙのグラフが永遠にｘ軸・ｙ軸と交わることがないのと同じだと思う、近づくことだけはできるのです。

補足

ｘ＝1/ｙでもそんなに不都合はないけど、普通はｙ＝1/ｘでしたね。