メディアの容量を2進法で計算しない理由
PCメディアですが、PCは1,024で位が上がるのに対して、表記上のメディア容量は1,000で位が上がるようになっています。
そのため、たとえばHDD容量が80GBと書いてあっても、「80GB=800億バイト」で計算してしまうために、Windows上では約74.5GBになってしまいます。
疑問に思うことは、なぜWindows上での表記と実際の容量を合致させないのかということです。
Windows上で80GBと表示されるためには約860億バイト必要ですが、HDDメーカー側は約860億バイトの容量を持つHDDは製造していません。
USBメモリも2GBのUSBメモリーは20億バイトで計算してしまうために1.85GB程度になります。本当に2GB分のデータを記録できるようにするには約21.5億バイト必要ですが、21.5億バイトの容量を持つUSBメモリーはありません。
容量単位が大きくなれば、当然表記と実際に使える容量の差は大きくなります。
なぜ、HDDメーカーやメモリメーカーは、「1MB=100万バイト」・「1GB=10億バイト」で計算した容量で出荷しているのでしょうか?
ユーザーとしても、表記上の容量も「1MB=104万8,576バイト」・「1GB=10億7,374万1,824バイト」で計算してくれたほうが、計算も楽で容量も多くなるのですが。
あと、DVDはなぜ「4.3GB」(一層)とか、「7.9GB」(2層)とか書かないのでしょうか?実際にはそのくらいしか記録できないのですが…