それは武道格闘技を志す者にとって究極の質問ですね。自らの経験から言って私は相撲が最強とは思えません。確かにまともに立ち合って関節技とか打撃を打っても絶対に勝てません。ぶちかましの威力は1トンを越えますから。しかし、最強と言う言葉は非の打ち所のないものにも指します。実は相撲にも弱点があり、ボディや足に攻撃するのは愚の骨頂で、脳天からの攻撃には弱いという事です。つまり、張り手も捌けますからそれを掌底受けで横に捌き次の一撃が来る前に相手の目を指でえぐれば戦意を喪失します。相手は99%苦しみながら目を抑えますからその間に手刀で脳の中心部「百会」と言われる部分を打ち込めば勝てます。しかしぶちかましは文句無く世界最強ですので避けるしかありません。
したがって、世界最強の格闘技はグリ-ンベレ-系統だと思います。どんなに強い格闘技でもル-ルがあればそれは真剣勝負ではないです。人を殺傷する為だけに生み出された軍隊格闘術こそ最強だと思います。
日頃、噛みつきや目潰しは駄目だと言うル-ルでやっていると実践でも誇りや概念・良心の問題でそれが出来る人間はなかなかいないものです。軍隊はそういう情けが一切無いから怖い。例え世界最強の空手の師範と言われる人でも戦地において夜間、暗闇の中で武器を持った30人の兵士が不意打ちで襲いかかってきた場合、そういう経験が無い者からすれば、あっと言う間に殺られるでしょう。相手は必ずしも徒手空拳とは限りません。最強の格闘技とは相手が人数に関係無く如何なる武器を持っていて自分に不利な状況でも勝てる武術でないと成り立ちません。試合であれば、相手にリベンジという形でリタ-ンマッチがありますけど、生死を賭けた戦いの場合、負けた相手に二度目はないのですから。必ずしも敵が素手で正面から戦いを挑んでくるわけじゃないのでその点、その概念を基本として形成されている軍隊格闘術がやはり隙がないと思います。
でも結論を言えば最強の人間なんていませんし、それを究極としているからこそ格闘家がそれを目指しているのであって、たどり着く事が出来ないからこそ究極なんですよね。
最強に限りなく近いのは表の世界では軍隊格闘術、裏の世界では決して日の光を浴びる事の無い奥地に潜む未知の格闘技か、あるいはスラム街にある地下デスマッチチャンピオンとかじゃないですか?
少なくともK-1が世界最強の決めるというの絶対あり得ない事です。
強いて言うなら、自分に限界を作らず、自分に決して負けない人間、その思いが強い人こそ世界最強になれる可能性を持った人だと思います。
お礼
千代の富士ですか。そうですね。力士にしては小柄な体格でありながら、あれだけの大記録を築き上げた人物ですからね。千代の富士は、国外でも格闘家としての知名度が高いです。回答ありがとうございます。