子供の頃から血管迷走神経反射持ちです。
人によって違うのかもしれませんが、私の場合、手の肘から先の部分に針を刺すなどすると気絶します。
採血や怪我などで何回か気絶して傾向がわかってきたので、採血時には事前にそのことを話し、寝た姿勢で行ってもらうようにしています。
それ以前は採血の時は100%気絶してたのですが、寝た姿勢で行ってもらうようにしてから、採血では気絶しないようになりました。
寝ている姿勢のせいなのか、事前に話して準備しているという安心感からのためなのかわかりませんが、やはり緊張しないように自分なりに準備しておくといいようです。
針を刺されるとき、あるいは血が出るような怪我をしたとき、「血が出ている」とか「痛い」ということに神経を集中しないようにします。
そうやって何度か気絶せずに済んだ経験ができてくるとなお一層安心できるようにもなります。
それでも不意の痛みで気絶してしまうことは稀にあります。
そのとき注意することは、これも人によって違うのかもしれませんが、立っていたり座った姿勢から倒れて頭をぶつけるのが危ないというだけでなく、失神するときにひきつけのような不自然な動きをするらしく、例えば診察台から落ちたり、周囲のものを蹴り倒したりする可能性があるので、周囲の物の配置にも気を付けます。(私は一度、座った姿勢から気絶して石油ストーブを蹴りました。)
医療行為中の失神について言うと、歯科治療で抜歯程度なら部分麻酔なので大丈夫だとは思いますが、使う薬剤によっては失神を誘発するものもあります。
血管拡張剤のたぐいは点滴静注などで全身に使うと気絶しやすくなりますから、失神しやすいということを医師に伝え、できれば脳の血流量を減らす可能性のある薬剤は使わないようにお願いしましょう。
さらに、失神したことで全身の血行動態が著しく変化するので、血流が影響を与えるような病状・処置であれば、失神した時点でその日の処置は中止すべきであると考えます。
この辺りの判断については余程の専門医でない限り、医師の側も危険性を感じていません。外科手術をする医師でも血管迷走神経反射という言葉を知らない方もいらっしゃいましたし。
かなり危ない場面を踏んで身にしみて感じますが、自分で身を守らなければなりません。
専門医に相談しても、迷走神経反射を治すことはできないのではないかと思いますが、歯科治療だけでなく将来的にどんな場面で失神することになるかわかりませんので、いろいろな危険があることを知った上で、自分なりに気を付けていくことは大切だと感じます。
そして、充分に備え・心構えをしておくことが予防にもつながっていくと思いますよ。
お礼
早々の回答、ありがとうございました。