染色体というのは身体のすべての細胞核の中にある遺伝子情報を持つもののことです。そして、ヒトでは44個の常染色体と2個の性染色体の、合計46個の染色体があるのです。常染色体の半分と性染色体の半分の計23個の染色体が父親から、残りの23個が母親からの遺伝情報として子供に受け継がれるのですが、染色体が切れてしまった異常や過剰になってしまった異常、染色体の中が一部入れ替わってしまう異常、複数の染色体の中が一部入れ替わってしまう異常といった異常がかなりの頻度で発生します。これらの異常をそれぞれ、モノソミー・トリソミー・逆位・転座といいます。
丁度遺伝子の増殖、染色体のコピーというのは、PCのプログラムや音楽テープのダビングのようなものだと思ってください。どうしてもコピーミスなどが生じてしまうものなのです。
先に妊娠初期の流産の多くは染色体異常と書きましたが、その中の6割以上がトリソミーによるものなのです。
細胞分裂時にどうやら、何等かの理由でコピーミスが起こるのですが、その原因のすべてが解明されているわけではありません。放射線をはじめとする一部の原因が明らかに、或いは、ほぼそうでないかと推測されているというのが現状です。
以上kawakawaでした
お礼
やはり、原因はすべてが解明されるのは難しいですよね・・・。回答ありがとうございました。