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ドン・キホーテの「放火テロ」という言葉

すこし前のことになりますが、ドン・キホーテの放火事件の際、 テレビで代表の方が「この放火テロに屈してはならない」 というコメントをしていましたよね。 このコメント、私にはかなりの違和感がありました。 今回のドンキの事件は「テロ」の範疇には入らない気がしたからです。 テロリズムという言葉を改めて辞書で調べてみたら、 「一定の政治目的のために暗殺や暴行、粛清などの直接的な 恐怖手段に訴える主義。暴力主義。また、その行為。」とありました。 今回の違和感は、今回の事件が政治的とは思えないことが 一番の原因だとは思うのですが、 一歩引いて、ではどこからどこまでが政治的なんだろう? と考え始めると、よくわからなくなりました。 感覚的には、「テロ」という言葉は、国と国、民族と民族など、 もっと大きな規模での対立が背景にある場合でないと しっくりこないように思いますが、「政治的」ということ、そして 「テロリズム」の理解って、こんなものでいいのだろうかと 漠然と疑問に思っています。 http://www.donki.com/index.htmlの、「弊社に対する 放火テロ事件撲滅に向けて」というコメントのなかには、 「いずれにせよ、もはやこれは単なる連続放火事件というに留まらず、 弊社を標的にした悪質な企業テロ犯罪とみなさざるを得ません」 という文章もありました。 企業テロというのは、よく使われる言葉なのでしょうか? 企業と企業の対立は、「政治的」なのでしょうか。 では、個人対企業は? (今回の事件がそうであるかはまだわかりませんが・・・) みなさんは、ドンキの記者会見の 「テロ」という言葉に、違和感を感じられましたか?

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noname#9014
noname#9014
回答No.7

>「テロ」という言葉に、違和感を感じられましたか? 私の場合違和感を感じるとかの前に、気にも止めていない、という感じです。 大げさな少年が、背中を押されて、「骨が折れた!重症だ!」と騒いでいる、みたいな。そんな感じですね^^ 「テロ」というのは本来実力(爆破、暗殺、誘拐等)に訴えて、政治的要求を通したり、主義主張を実現しようとする行為、運動、傾向を指して言います。 政治とは広辞苑によれば「権力・政策・支配・自治に関わる現象」とあります。更に「主として国家の統治作用を指すが、それ以外の社会集団および集団間にもこの概念は適応できる」ともあります。 企業同士の場合でも、その業界内での「権力」に関わるような事だったら、或いは企業内でも、その組織内の「権力」に関わる事なら、「政治的」と言っても良いのかもしれませんね。 ですから、「誰かがドンキの経営陣に退陣を要求して放火しまくった」「社員の誰かが労働条件の改善と社長の退任を要求して実力行使に出た」みたいな事だったら、「テロ」と言えるのかもしれませんね… 私はそういう場合だったら、その組織に所属している人間の目から見れば、「テロ」のイメージに合わなくもないかもなぁ…と。

contigomivida
質問者

お礼

私も、#4のかたへのお礼にも書いたように これは特に気にすべきことでもないのかもしれない・・・ とも思ったのですが、今回気になったのが「テロ」という タイムリーかつとても重い言葉であるだけに、 自分の理解の問題としてだけでも、あいまいなまま 置いておいてはいけないような気がして、質問してみました。 組織のなかの「権力」や「支配」にかかわることも 政治的と呼べること、具体的な例もあってとても納得できました。 (この観点でのご回答はあまりなかったので助かります。) それに、おっしゃるように、置かれた立場によっても 見方は変わってきますよね。(被害者意識といいますか・・・) 今回のドンキの「テロ」という言葉には 今回のこと以前にも遡っての、マスコミに対する 被害者意識のようなものも含まれているように感じます。 とても参考になりました、ご回答どうもありがとうございました。

その他の回答 (6)

回答No.6

こんにちわ。 ドンキ自身が今回の放火を自分達の責任ってとられたくないからそのような言葉をつかったんじゃないでしょうか?某店舗では開店の際の地域住民への説明会で深夜営業はしないっていってたのを数ヶ月で約束をやぶっておおもめしたことがありました。結構トラブルかかえてたみたいですし。火事からそういった話題へと流れていくのをふせぎたかったのもあって、テロっていうふうに強烈な単語を使い、また、自分達を被害者(無過失)におくために言ったのだと思いました。

contigomivida
質問者

お礼

そうですねー、私もやはりそのように感じてしまいました。 夜間営業のことがあったころから、センセーショナルに取り上げられやすい 火種のようなものは常にある気がする企業ですよね。 注目されたくないなら地味にやればいいのにとも思ってしまいます。 そして「テロ」のような、非常にインパクトの強い言葉は 使い方、そして受け取り方をよく考えねば、と思わされる今回の事件でしたね。 ご回答、どうもありがとうございました。

noname#84897
noname#84897
回答No.5

テロという言葉を使うのは勇み足だと思いますね。 質問者さんの感覚はおかしくないと思います。 本来の意味ではなく、わざと大げさに表現した言い方だと思いますね。 ドンキにとっては迷惑至極な事件ですが、知名度を上げる宣伝効果はあっただろうし、テロとは言えないでしょ。 それにしても、子供を助けようとして飛び込んだ親が死ぬなんて事件はよくありますが、火事現場には絶対引き返さない、これが鉄則だと思います。今回上司命令(?)によって命を落とした従業員の方は、ほんとうにお気の毒です。 個人的には、圧縮展示なんて紛らわしい言葉でごまかさないで、迷路じゃない売り場にしてほしいと思います(余談でした)。

contigomivida
質問者

お礼

そうですね、私にも勇み足というように感じられました。 今回のことでは宣伝効果もかなりあったのでしょうが、 ドンキ側はマスコミの報道にかなりピリピリしている感じもしますよね。 ご回答を読んでいて思い出しましたが、 同じく記者会見で使われていた「殉職」という言葉も、 なんとなくですが少しひっかかりましたね。 従業員のかたはむしろ犠牲者であるように感じられてしかたありません。 同じく余談でした。 ご回答、どうもありがとうございました。

  • KimJongIl
  • ベストアンサー率29% (159/536)
回答No.4

もともと terror という言葉は 「恐怖」を表す言葉で、 そこから terrorism や terrorist などの言葉が生まれているのですから、 そんなに使用方法に間違いがあるとは思わないです。 それよりも、あの社長の号泣?のほうが違和感がありましたな。

contigomivida
質問者

お礼

私の質問の仕方もかなり曖昧だったと思いますが、 今回は「間違っている」と指摘したいわけではなくて、 自分は「ちょっと違う」ように感じるけれど、ではどうしてそう思うんだろう? (このことに対する知識が足りないだけじゃないか?) というあたりに自信がなくて、させていただいた質問です。 号泣、違和感ありましたね。演技がかっているというか・・・ 話を広げてしまうと、今回質問しようと思った際にこの放火テロという言葉も、 そのようなただの「ドンキ特有(?)のちょっと大げさな感じ」として 自分で納得してしまえれば、それに過ぎないんじゃないか?とも考えました。 でも、アメリカがテロを名目に戦争までしている今、 テロという言葉の使われ方に対するこの違和感が警告のように感じられ、 自分の理解の問題ではあっても、放っておいてはいけない、 という感じがしたんですよね。 ご回答、どうもありがとうございました。

  • kwgm
  • ベストアンサー率24% (170/703)
回答No.3

私も違和感を感じました。 9.11テロ以来、相手をテロだと批判することで、悪いのは相手だというイメージを植え付けることが流行りました。 小泉首相が中曽根元首相に選挙への不出馬要請をしたら「政治的テロだ」と言って強く反発したことがありましたね。 テロかどうかではなく、相手を非難する為にテロという言葉を使っているだけという気がします。

contigomivida
質問者

お礼

個人的に、そうそうそう!という感じのご回答でした。 私が「放火テロ」という言葉に反発を感じた理由も、 まさにそのあたりにある気がします。 一義的に決められるものではなくとも、 テロとは何ぞや?という理解を自分なりにでもしていないと テロと戦うものがすなわち正義、と盲目的に思ってしまいそうで、 なんとなく怖いんですよね。 ご回答、どうもありがとうございました。

  • SCNK
  • ベストアンサー率18% (514/2762)
回答No.2

テロというからには、恐怖を与えることによって何らかの目的を達成しようとすることが最低限必要でしょう。 本来、テロは政治的目的を達成するものであったわけですが、勿論、他の目的にも応用可能であるわけです。 たとえばドンキホーテに対して、従業員や客に恐怖を与えることで、ドンキホーテに経済的被害をあたえるという場合、確かに経済的テロといっても良いかもしれません。 さらに経済活動がテロによって停滞するようになれば、これは政治目的があると考えてもよいでしょう。

contigomivida
質問者

お礼

「恐怖を与えることによって何らかの目的を達成しようとすること」 というのは、結構広い定義ですね。 例えばその中にはジャイアニズムも入りそうです。 今回の事件では、マスコミが圧縮陳列をこぞって取り上げるなどしたことで ドンキホーテ側が「悪意さえはらんだ」と感じたような 報道になったわけですが、「テロ」という言葉を選んだ背景には おっしゃるように経済的効果の面もさることながら、 報道面に対する抵抗もあるのかもしれませんね。 ご回答どうもありがとうございました。

  • mak0chan
  • ベストアンサー率40% (1109/2754)
回答No.1

そう言われればそうですね。 でも、企業の代表者といえども、国語学者ではありません。一人の人間、一つの企業が少々おかしな日本語を使ったとしても、いちいち揚げ足取りに走るのはいかがなものでしょうか。 もちろん、今回の事件ばかりでなく、多くの場で、多くの人が使っているなら、そのような疑問を持たれるのも、無理からぬことです。 そのような例は多く見受けられるのでしょうか。

contigomivida
質問者

お礼

うーん、揚げ足を取りたいわけではなく 自分の理解に自信がないので質問させていただきました。 (揚げ足を取りたいなら、ドンキにメールでもしたほうが効果的かなと思いますし) 回答者さまのおっしゃりたいこととしては 今回の放火テロという言葉はおかしいが、それは気にするな・・・ ということでしょうか。 >そのような例は多く見受けられるのでしょうか。 これはむしろ、私が今回うかがいたいことの一つでもあります。 企業テロという言葉も、私は今回初めて聞いたのですが それは私が政治に全く明るくないからという可能性もありますので・・・ ご回答どうもありがとうございました。

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