こんばんは。
裏には色々な事情があると思いますが、
(企業スパイ合戦とかあったはずですし)
普通に考えると、「トリニトロンへのこだわり」と「他社のSONY包囲」な気がします。
ソニー自体が90年代のデジタル化の中で他社に次々と先手を打たれ、基幹部品であった液晶パネルを外注していた弱みが露呈し開発が後手に回っていました。
まあ、何故と言うか単純に戦略ミスですよね(笑)。
こんなにも早くデジタルの波が来るとは予想出来なかったのでしょう。
事実、ブラウン管テレビが赤字になるまでてこ入れ出来なかったし、てこ入れしてからもそれに変わる魅力的な商品を出せませんでした。
ゲーム事業が大成功した裏で、本来の主力であるAV事業に有効な手を打てなかったのが敗因でしょうか。
肥大化した組織は、まるで官僚機構のように互いに牽制してしまい、グループとしての一貫した戦略が見えなくなりつつあります。
頭脳は世界有数だと思いますが、どうも各神経が繋がってなかったり、湾曲したりしているようです。
未だにオーディオ製品は迷走している感が否めません。似た様な製品を同時に3つも投入しているようでは先行きが思いやられます。