G7とサミット参加国は厳密には違うと思います。
サミットは、かつては『先進国首脳会議』と呼ばれていました。いわゆる経済的にも巨大な『先進国』が参加していた会議です。具体的にはアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7カ国の首脳とEUの議長(カナダとEUはあとから参加しました)が参加します。1年に1回で、話し合いの内容は政治、経済、エネルギー不足、ソ連との対立について、国際的な紛争に関することなどさまざまでした。。
そしてG7はそのサミットの7参加国の財務大臣と中央銀行の総裁だけが出席して、こちらは1年に3回ほど、おもに世界経済に関する事だけを話し合う会議でした。ここにはEU委員長は参加しないと思います。
その後、ソ連がロシアに変わり、以前のような対立が解消されロシアがサミットには参加するようになりました。
しかしロシアは『主要国』であることは間違いないが、経済的に『先進国』とは少し言いがたかった・・・ソ連崩壊で経済的に大きく混乱していたからです。そこで『先進国首脳会議』から『主要国首脳会議』に名前も変わったのだと思います。
現在のサミットはそういうわけでロシアを加えた8カ国とEU委員長がメンバーであるのに対して、G7には、ロシアは現在は参加していませんね。経済的なことの話し合いに経済的に混乱したロシアは参加していないのです。しかしロシアが将来、安定すれば中国とともに参加するのかも知れませんね。
そういうわけで、ロシアやEU委員長が参加しているかしていないか、の違いで構成メンバーは違うと思います。
サミットは、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、EU、ロシア。
G7はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ。だと思います。
ちなみにG8はG7にロシアを加えた年1度の財務大臣の会議。
G10はG7にオランダ、ベルギー、スウェーデン、スイスを加えたメンバー、そしてGはグループの意味です。
個人の知識レベルですから参考程度にお願いします。