今春から育てているとのことですのでその株はまだ十分に育っていなくて株を充実させてている段階ですので本来は1番最初に咲いた花は蕾のうちに取り除かないと実は大きくなりません。
まだ生育途中の株が実をつけ始めたら株が弱ってしまうと同時に来年の実つきが悪くなったり株が枯れてしまうこともあるので注意が必要です。
最初に咲いた花つまり1番花とは1番目に付いた蕾と花茎のことでそれを切り取る部分は1番花の蕾1輪のみを摘み取るのではなくその茎全体を下葉を付けたままその茎全体を株元から切り取ります。
来年以降に十分株が育っていて葉も多く充実している場合は1番花を切る必要はありません。
ワイルドストロベリーは外で栽培していれば自然に風に当ったり蜜蜂などの昆虫によって受粉しますので1株の栽培でも実がつきますが人工授粉の方が確実ですし複数株の方が実が成りやすい傾向にあるので1株だけだと花は咲いても花粉が不足気味になることと自家部分の花粉だけでは病気や実の大きさなど色んな問題が発生しやすいので複数株の栽培をお勧めします。
人工授粉の受粉時間は晴れた日の11時から2時位が1番花粉が充実している時間のようですので耳かきの反対側に付いている綿などを使って花をやさしく持って2、3回軽くオシベとメシベに当るように叩いてやります。
きた水が不足すると葉先が枯れ込んできますが葉先が枯れてきても切り取らずに我慢して半分位枯れてきたら取り除きます。
水遣りは用土に指を当てて湿り気が感じられなくなったら水を与えるタイミングですので鉢底から流れ出て位たっぷり遣ります。
霜が降りる頃になったら室内に取り込みます。