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何で骨董品はいいのですか
ヤフオクの置時計などを見ても 価格上位に来るのは大概 骨董品でいわゆる古いものです。 なぜこのように古いものが重宝されるのでしょうか。 もしかしたら壊れているかもしれませんが それでもいいのでしょうか。 その辺の事情いろいろ教えてください。 よろしくお願いいたします。
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古いものには、時代を経たもの独特の「味わい」があるからではないでしょうか。 名のあるものに限らず、たとえば古い着物地は「古布」などといって大変人気があり、高価になっています。誰か(おそらくはもう死んでいる人)が身につけたものだし、傷みや虫食い、色あせ、生地の弱りなどがあるのに、すごい人気です。 この柄、この色の感じは、今は絶対ない!という、その味わいがいいんです。 私はアンティークの人形が好きなのですが、そっくりに作られたレプリカにはほとんど惹かれません。 レプリカは傷一つなく汚れもなく、素晴らしい清潔なドレスを着ています。アンティークは、ヒビがあったり欠けていたり汚れていたり、どこかが修理や付け替えされていたりします。場合によっては汚れたボロボロの服を着ていることもあります。 でも、それはすべてその人形の歴史であり、それが味わいだと思います。 そして、壊れ物であるにもかかわらず、戦争を経ても今でも残っていることにも感動します。うちに来てくれたことが、とても嬉しい、運命的なものに思えます。これはレプリカでは味わえないと思います。 時計に関しては、壊れているものに実用品としての価値はありませんが、やはりネームバリュやインテリアとしての味わいを求めて高騰しているのではないでしょうか。 そしてこればっかりは価値観の相違なので「興味ない」「新しくて完全な品物の方がいい」と思う人は、それはそれでよいと思います。
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