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■呪い解く方法
最近、身の回りに良くない事が起こります。 病気や、災難等。 さらに、私の身の回りの人にも。 なんか、意図的にも感じます。 もし、呪いをかけられているとすると、それを解く方法、 もしくは、はじき返す方法があれば、教えてください。
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あなたの災難が「呪い」だとしても、呪いを実行する側が、「あなたに呪いをかけた」ということを、あなたに知らしめなければ、呪いは発動されないません。なぜなら、災いの原因を呪いだと思ってもらって始めて呪いは達成されるのですから。いくら呪いを掛けても、それを受ける側がその災いの原因を「呪いによって引き起こされた」と理解しなければ呪いにはなりませんから。つまり呪いは行う側でなく、受け取り側の認識によって結果が現れるという代物です。 呪いをかけている人が分からないのに、災いの原因を「呪い」だと思うのであれば、貴方自身が「呪いをかけられている(かもしれない)」という罪悪感が根拠でしょう。そうであるならば、自分がなぜ人から悪意を受けることとなったかを、まず見つめなければいけません。 おなたの質問も含めて、現代人はたやすく神仏にお願い事をしますが、本当に祈る気持ちがあるのならば、第一に行うことは懺悔(さんげ、いわゆる懺悔<ざんげ>)です。奈良・平安仏教で祈祷を行なう際も重要なのはこれです。つまり自身が意識的、無意識的に行った(行ったであろう)罪を償う、それも口だけで行うのではなく、実際に礼拝や難行により肉体も駆使しての修行です。日本人が山で修行するのも、肉体によって罪を購う、あるいは貧者や病人などを助けるという善行を積むことによって罪を償い、それで願いも成就するという、素朴といえば素朴ですが、それだけ質実剛健な理論です。 呪いを防ぐ言葉で有名なのが『観音経(正式名称・妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五)』の一節、 「呪詛諸毒薬(じゅうそしょどくやく) 所欲害身者(しょよくがいしんじゃ) 念彼観音力(ねんぴかんのんりき) 還著於本人(げんじゃくおほんにん)」 つまり「呪いや毒薬によって、己に災いを及ぼす者がいても、観音の力を念じることにより、災いを与える本人にそれは跳ね返る」という意味ですが、これを単純な「呪い返し」と理解しないでください。「観音を念じる」とは「音」に象徴されるこの世の現象世界を「観じる」、つまり「観」とはインド哲学で「瞑想」のことですから、「現象世界の真実を知るための瞑想の実践」に他ならず、「正しい仏教修行の実践(その方法に一つとして経典や真言を唱える、心を静めて実際に仏像や大自然を見て、それと自身との一体化を図るなど)」によってこそ、「他者からの呪い(精神的攻撃の象徴)や毒薬(肉体的攻撃の象徴)によって、災いが引き起こされる」という愚かな考えから解放されるので、呪いや毒薬の害を受けないということです。 今、台風27号や地震の被害、あるいはもっと身近にも困っている人はたくさんいるでしょう。前述したことを念頭に置けば、「呪い」を解消するには現在自分が一番先になにをしなければいけないかは、分かるかと思いますし、このことを踏まえなければ、安っぽいオカルト本的な解決策を追いかけてもなんの結果も得られません。
お礼
ありがとうございます。 詳しいご説明ありがとうございます。