その画像によって見え方が異なってくるのと、病気の発現してからの時間によっても多少異なってくることをまず了解していて下さい。
現在その診断に用いられる画像は「CT」と「MRI」の2種類あります。
さらにMRIでT1強調画像とT2強調画像(実際にはこれ以外にもプロトン密度強調像や脂肪抑制画像、あるいはMRアンギオグラフィ[MRA]等がありますが)によっても画像は異なってきます。
1.CTの軟組織モード(硬組織モードもありますが、これは骨折等に使用します)では、出血部位は「やや白」、梗塞によって壊死した部分は「やや黒」となります。
2.MRIのT1強調像は、こういった脳梗塞の診断にはあまり用いません。
3.MRIのT2強調像では出血部位が「はっきりとした白」でうつり、梗塞によって壊死した部分は初期では「やや白」になります。
ですから白か黒かといわれても画像の種類とどこを見ているかによって異なってくることを理解しておいて下さい。
なお、「バファリン」ですが以前は「小児用バファリン」と呼ばれていたものですが、現在では「バイアスピリン」(商品名ですが)という形で処方されることが多いです。
ただこの薬は消化性潰瘍のある方には投与を避ける傾向がありますので、それが関連していて、投薬されなかった可能性もあります。
お礼
blastmaさん、ありがとうございます。忙しい中、書き込み感謝しています。 「画像」といっても、CT、MRIにご教示のような種類があるとは、全く知りませんでした。 お蔭様で、これで判りました。母はCTで壊死した部分が黒くうつり、父は脳梗塞を起こしたすぐ後に撮ったので(MRI)「はっきりとした白」なのですね。 薬についても大変参考になりました。 お医者様から説明を受ける家族の人が、いくらかでも、その病気に関して、以前に、見聞きしていれば、薬は飲まなくて良いのですか?と、質問できたわけで、ボンヤリ生きていてはマズイ!、と、思いました。今回は皆さんのお力をお借りでき、ありがたく存じます。